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短期投資にロマンはない? “投資の神様”バフェットの哲学に学ぶ、堅実な投資のあり方

2023/05/30 12:00
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 投資系YouTuber・ロジャーパパの「相場の格言から学ぶ株式投資」
投資系YouTuber・ロジャーパパの「相場の格言から学ぶ株式投資」

「株式投資」に対するイメージは、人によって二分される。ある人にとっては、長期的に保有して配当金を受け取る長期投資だが、毎日のようにスマートフォンやPC画面を見て値動きを確認し、売買のチャンスを探す短期投資のイメージを持っている人も多いものだ。身のまわりで株式投資をしている人が、短期投資家であるケースも多いだろう。しかし、「リサーチ不足の短期投資は、ギャンブルのロマンと高揚に近いもの」と語るのは、投資系YouTuberとして人気を博すロジャーパパさん。短期投資と長期投資、それぞれの種類と求められる知識、リスクについて語ってもらった。

短期投資と長期投資、それぞれの種類と求められる知識、リスクについて解説
短期投資と長期投資、それぞれの種類と求められる知識、リスクについて解説

成功の根拠がない短期投資はギャンブルでしかない

株式投資に興味があれば、ウォーレン・バフェットのことを知っている人は多いでしょう。世界有数の大富豪であり、90歳を超えてなお世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイをCEO兼会長として率いる著名投資家です。機関投資家として長期にわたって高い運用実績を残しており、1964年〜2018年の54年間で約1万900倍のリターンという驚異的な実績を持つことから、“投資の神様”として尊敬されています。

そんなバフェットの投資哲学があらわれた格言を、みなさんにご紹介しましょう。

「市場で頻繁に取引する人を投資家と呼ぶのは、一夜限りの恋を繰り返す人をロマンチストと呼ぶようなものだ」
——ウォーレン・バフェット

目先のトレンドや利益に主眼を置いた、短期投資家への痛烈な皮肉に聞こえますよね。この言葉どおり、バフェットは短期投資にはあまり手を出しません。彼の莫大な運用実績は、長期投資によって生み出されたものが大半です。日夜、さまざまな企業の決算書を読み込んで深く分析し、割安でありながら確実に成長が見込める企業を探して株を購入する。その企業が長期的に成長することで、時間をかけて高いリターンを獲得してきたのです。

また、長期にわたって社会に価値を提供する企業を支援することで、自分も社会の幸福に貢献するという大義を持っています。そのため、長期投資といっても10年、20年どころか、見込んだ企業なら無期限で株を保有し続けたいと考えるような投資哲学を持つ人なのです。

バフェットにとっては、それこそがロマンであり、一過性の成長を追うような投資や、目先の利益をねらうような短期投資はつまらないものに思えたのかもしれません。

私もバフェットの理念には共感します。しかしながら、一般投資家がそのような崇高な理念を持つことは困難でしょう。私たちの目的は、株式投資を通じた資産形成であり、そのための手法として、短期投資やデイトレードを頭ごなしに否定はしません。

ただし、「堅実な投資で資産形成をしよう」と思うなら、バフェットにならって長期投資をすることがベターです。ふさわしい知識やリサーチもなく短期投資やデイトレードで成功しようと思うのは、私も誤ったロマンだと思います。成功の根拠がない株式投資は、投資ではなくギャンブルだと思うからです。

株式投資の長期・短期の種類と違いとは?

そこでここからは、そもそも株式投資にはどんな投資があるのか、また、どんな種類の投資商品があるのかを、リスクの高さとともに簡潔に説明していこうと思います。まず、「長期投資」と「短期投資」について確認しておきましょう。

<長期投資>
数年から数十年の長期にわたって株を保有・積み立てし続ける投資のこと。収益が安定する傾向にある10年以上の保有を指すことが多い。最終的にはキャピタルゲイン(売却益)を得るが、配当金や分配金、それらを再投資した複利による利益などを指すインカムゲインも得られる。

<短期投資>
株を割安に購入し、目標金額になったら売却するサイクルを繰り返す投資でキャピタルゲインを得る。売買の期間によって以下の3つがある。

●スイングトレード
2日~3日から数週間の短期間で売買を完結させる取引。

●デイトレード
その日のうちに売買を完結させる取引。

●スキャルピング
数秒・数分の売買を積み上げる取引。

このうち、もっとも困難でビギナーにおすすめできないのは、デイトレードやスキャルピングです。「ファンダメンタルズ」といわれる企業の財務状況や経営環境などのデータをしっかり分析し、そのうえでチャートを読み解くテクニカル分析に長けていなければ成功の可能性は高まりません。「最近、乱高下がある銘柄だから、どこかで上がるだろう」という安易な発想では、丁か半かを当てるだけの博打になってしまいます。

スイング投資もまた、「決算書をちょっと見てよさそうだったから」「有名投資家がSNSで買いといっていたから」という甘いリサーチで挑戦してしまいがちです。短期間の株式相場の波を読むことは、プロである機関投資家でも簡単ではありません。一般投資家は、少なくとも自分なりに決算書を深く読み解き、同業界のファンダメンタルズや相場のトレンドを踏まえ、投資の「明確な根拠」を持つことが大切です。投資を行う根拠があれば予想が外れても、それは「学び」になり、似たような状況で過去の経験を生かして次の成功につなげられます。

いずれにせよ、ビギナーやそれに近い一般投資家にとって、短期投資は長期投資よりも求められる知見が多く、成功の確度が低くなることを理解しておきましょう。

長期投資であれば、少なくとも相場のトレンドに左右される必要はなく、テクニカル分析もそれほど必要とされません。10年以上の長期でその企業の成長性を見据え、その予測が確かであれば、高騰や急落の波があっても長期的には成長し、資産を増やすことができます。保有期間が長ければ長いほど、安定して収益化できる傾向にあるのです。

『月5万円の米国株投資で経済的自立を達成する! FIRE最強の教科書』
SBクリエイティブ(2022)
ロジャーパパ 著

【プロフィール】ロジャーパパ
GAFA企業での勤務のかたわら、2017年より本格的に米国株を中心とした株式投資をスタート。身につけた株式投資の知識を活かし、2019年よりYouTubeチャンネル『ロジャーパパの米国株投資』を開設し、2023年3月現在、チャンネル登録者数11.2万人の人気チャンネルに成長。現在は9年勤続したGAFA企業を退職し、2021年11月よりFIREを実現。証券会社等のセミナーに登壇するほか、外資時代の人脈を活かし企業の外部取締役も勤めている。著書に『月5万円の米国株投資で経済的自立を達成する! FIRE最強の教科書』(SBクリエイティブ)がある。

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