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小学生の発明を商品化!絆創膏の固定観念を覆した小学生考案の“指にまきやすい絆創膏”が売り上げ好調!!

2024/04/17 12:00 | 更新 2024/04/24 12:22
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「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」が、2023年8月の発売以来、SNSやメディアで話題となっていることをご存じだろうか。注目を浴びている理由は、指にまきやすいという特徴だけでなく、この商品が小学生の発明によって開発されたものだということ。小さなアイデアが株式会社マツキヨココカラ&カンパニーを動かし、商品化された…というストーリー性も相まって、世間の注目を集めている。なぜ、小学生のアイデアが商品化へといたったのか、また発売後の反響などについて、同社の担当者に話を聞いてみた。

「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」とは?

matsukiyoは「毎日の暮らしをより美しく、健やかに、楽しく彩る、アイデアを利かせたブランド」をコンセプトに、品質へのこだわりだけではなく、毎日携帯したくなるようなかわいいデザインや、部屋に置きたくなるようなおしゃれなデザインなど情緒的なベネフィット、そしてマツキヨココカラ&カンパニーらしい斬新さを付加した同社の主力ブランド。

「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」はパッドの位置を片方に寄せることで、左右のテープがくっつくことを防ぎ、従来よりも指にまきやすい仕様になっている。肌の動きにフィットする伸縮タイプなので、指先や関節部に使用するのがおすすめ。ウレタン不織布で、蒸れにくいのも特徴だ。

【画像】考案したのは何と小学生!「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」がコレ
【画像】考案したのは何と小学生!「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」がコレ


世界青少年発明工夫展で受賞した小学生の作品を商品化!

世界青少年発明工夫展の銅賞作品をマツキヨココカラ&カンパニーが商品化し話題!絆創膏の常識を変えた「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」の反響は?
世界青少年発明工夫展の銅賞作品をマツキヨココカラ&カンパニーが商品化し話題!絆創膏の常識を変えた「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」の反響は?

この商品は、茨城県結城市立江川北小学校4年生(当時)の宇賀持琴音(うがもち ことね)さんが、2022年の世界青少年発明工夫展で銅賞を受賞したアイデアを実際に商品化したもの。

同商品は、貼るときにパッドを傷口に当ててまくと左右のテープがくっついてしまうことに着目し、「端にパッドを寄せた絆創膏があればいいのに」という固定概念にとらわれない柔軟なアイデアから誕生。そのアイデアと想いをマツキヨココカラ&カンパニーが受け取り、商品化。全国3400超の店舗を通して同様の悩みを持った人々の手に渡り、評判となっている。

また、マツキヨココカラ&カンパニーの公式YouTubeチャンネルでは、世の中にすてきな商品を届けたいという小学生の夢を、マツココ王子と一緒に叶えるまでのストーリーをコンセプトムービーで描いている。

指にまきやすい絆創膏ができるまでの物語は公式YouTubeチャンネルで見ることができる
指にまきやすい絆創膏ができるまでの物語は公式YouTubeチャンネルで見ることができる


「なぜ小学生のアイデアを商品化したの?」担当者に聞いた

小学生のアイデアを商品化した経緯などについて、株式会社マツキヨココカラ&カンパニー商品開発部の榮川さんに話を聞いた。

――小学生のアイデアを商品化したのは、初めてのことなのでしょうか?

【榮川】マツキヨココカラのPBとしては、初めてです。

――2022年の世界青少年発明工夫展で銅賞を受賞したアイデアとのことですが、この賞に着目したきっかけは?商品化しようと思った経緯について教えてください。

【榮川】こういうアイデアを商品化できたらいいなという小学生の夢を叶えてあげたいという想いと、絆創膏のパッドをズラすという柔軟な発想が、「絆創膏のパッドは真ん中にあるのが当たり前」という常識を変えていく可能性を感じ、当社のグループ理念の「未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく」というものに通じると感じたため、商品化にいたりました。

――発売は2023年8月ですが、2024年2月にXで「小学生が考えた絆創膏天才過ぎる」という投稿があり、15万いいねを集めていました。この絆創膏の売れ行きはいかがですか?

【榮川】定番商品の売り上げシェアが強いなか、ベスト10に入る非常に好調なスタートを切ることができました。特に小学生のお子様を持つ親御様からのご支持が高く、喜んでいただけたこと、口コミでも多くのうれしいお言葉をいただけたのは、ありがたいことでした。また、お取引先様や業界の方々からもアイデアだけで終わらせずに商品化し販売につなげた弊社のことを高く評価していただける機会が多かったこともあり、商品化が実現できてよかったです。

――絆創膏を考えた宇賀持琴音さんは、商品化や実際にお店に商品が並んでいることについて、どのような反応をされていましたか?

【榮川】琴音さんのお母様によると、個人で各社に商品化を打診した際はすでに発生している意匠権等を理由にいい返事がなかったそうですが、弊社が意匠権の会社やメーカー様の協力を得て商品化につなげたことは「とてもありがたかったし、琴音さん本人にもいい経験になった」と喜ばれておりました。琴音さんご本人も、自分が考えた商品アイデアがこうして販売されていることに喜んでおられました。

「matsukiyo 指にまきやすい絆創膏」は、全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗(一部店舗を除く)と同社のオンラインストアで販売中。斬新かつ実用的なアイデアを柔軟に取り入れ、商品化へとつなげたマツキヨココカラ&カンパニーは、これからも私たち消費者にとって便利で役立つ商品を届けてくれることだろう。

取材=大庭 かおり/矢野 凪紗・文=矢野 凪紗

■マツキヨココカラ&カンパニー 公式サイト
https://www.matsukiyococokara.com/
■マツキヨココカラオンラインストア
https://www.matsukiyococokara-online.com/store/

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