ライフスタイルストア「PLAZA」が2026年の創業60周年に向け、リブランディングを実施。2024年2月20日に「HEARTS UP!」を新たなスローガンとし、日常の心拍数を上げる「ライフモチベートブランド」へとアップデートした。
そして、消費者へ「HEARTS UP!」な体験を届ける最初の企画として、「買い物カゴ」ではなく「ギフトボックス」を持ってショッピングを楽しんでもらうという「HEARTS UP! SHOPPING」を限定店舗にて開催。2024年2月20日～3月3日はPLAZA 東京店にて、2024年3月15日～17日はPLAZA 渋谷109店・PLAZA 梅田ヘップファイブ店にて、ギフトボックスのカラーラインナップを変えて展開した。
2年がかりという長期的なリブランディングの理由や「HEARTS UP! SHOPPING」について、また来たる60周年に向けての意気込みなどを、担当者に聞いてみた。
リブランディング実施の背景
日本中が欧米の文化や暮らしに憧れを抱き、あらゆるライフスタイルがその影響を受けていた高度経済成長期真っ只中の1966年に、「アメリカンスタイルのドラッグストア」としてスタートしたPLAZA。創業から58年が経った2024年、スマートフォンひとつで海外との垣根がなくなり、誰もが世界中のライフスタイルに簡単に触れられるようになった。PLAZAは創業60周年とその先の未来へ向け、リブランディングを実施することにした。
そして新たなスローガンとして「HEARTS UP!」を掲げ、日常の心拍数を上げる原動力となる「ライフモチベートブランド」へとアップデート。日々の中でたくさんの心はずむ瞬間を届けること、さらには人々の生活におけるモチベーションを作りだすことを目指し、58年の歴史で培ってきたライフスタイルコンテンツを主軸に、これからもより広い視野であらゆる方法を考え、挑戦し続けていくという。
「HEARTS UP! SHOPPING」実施内容
PLAZA 東京店、PLAZA 渋谷109店、PLAZA 梅田ヘップファイブ店で実施された「HEARTS UP! SHOPPING」は、「買い物カゴ」ではなく「ギフトボックス」を持ってショッピングを楽しむという、新しい買い物体験を提供。
店舗入口付近の特設コーナーに、ギフトボックスとオリジナルステッカーが用意してあり、好きなボックスとステッカーをチョイス。買い物カゴの代わりにボックスへ自由にアイテムを入れていき、最後に、選んだステッカーでボックスの封をして、世界にひとつのオリジナルギフトを完成させるというものだった。
ギフトボックスはブルー・ピンクの2色、各4サイズを用意。全60種のオリジナルステッカーには、ポップなカラーリングで“THANK YOU!”、“LOVE YOU!”、“GOOD LUCK!”などのさまざまなメッセージとユニークなモチーフがデザインされていた。
「第2弾の予定は？」担当者に話を聞いた
PLAZAを運営する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーの販促宣伝部 PR担当者に、「HEARTS UP! SHOPPING」の反響や、第2弾の予定を聞いてみた。
――新たなスローガン「HEARTS UP!」な体験をお届けする企画の第1弾として「HEARTS UP! SHOPPING」を店舗限定で開催されていましたが、反響はいかがでしたか？
【担当者】「HEARTS UP! SHOPPING」にご参加いただいたのは、すでにPLAZAをご利用してくださっている既存のお客様が多かったです。特にステッカーデザインの豊富さ(全60種)とセレクトする楽しさにご好評をいただきました。ギフト需要期の展開であったことも重なり、弊社ならではのギフト購入体験をしていただける企画となったと思います。
――第2弾以降の予定はありますか？
【担当者】現段階で告知可能な第2弾キャンペーンはないのですが、今回のような単独キャンペーンのみならず、継続して実施している各取り組みについてもHEARTS UP!な体験となるよう、企画や発信方法の検討を行ってまいります。
――2年もの長期間をかけてリブランディングに取り組む意図を教えてください。
【担当者】お客様へのアウトプットと並行し、インナーブランディングのフェーズも組み込んでいるためです。
――2026年の創業60周年に向けての意気込み、社会の中でのPLAZAの位置づけや、PLAZAにとってのショッピングの在り方などについて教えてください。
【担当者】トレンドがつかめる・欲しいものがすぐにみつかる・素早く購入できる、などの利便性と、お店に行くとなんだかわくわくする・発見がある、などの偶発性の共存がオンライン／オフライン問わずシームレスなPLAZAならではの体験として表現できていることを目指します。また、お客様にも従業員にとっても、“愛される企業”であり続けたいと思っています。
変わるということは勇気がいることだが、消費者を取り巻く環境やライフスタイルの変化に応じ、果敢にリブランディングと60周年に向けて進むPLAZAの今後から目が離せない。
取材・文＝矢野 凪紗
