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「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」からわかる、ウエルシアのこだわりとは

2024/02/27 07:00
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ドラッグストアのプライベートブランド(以下、PB)が活況だ。主要なドラッグストアのほとんどは自社ブランドを展開しており、魅力あるアイテムを提供。“安いけど品質はイマイチ”というイメージは、すっかり覆った。

現在では、あの店のPBのこの商品が欲しい!とピンポイントでファンを作るほどで、顧客が店舗へ立ち寄る機会を増やすことにも成功している。

なかでもユニークなのが、ウエルシア薬局が2020年より新たに展開している「からだWelcia・くらしWelcia」だ。一般的なPBが安さを売りにしているのに対し、ウエルシアのPBは“他にはない”、“高付加価値”なモノづくりにとことんこだわる。

2024年1月に発売をスタートした新商品「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」も例に漏れず、ほかにはない高付加価値なアイテムだ。商品企画部の佐藤隆彦さんにお話をうかがいつつ、この商品の良さをお伝えしたい。

「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」(20枚入・217円)
「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」(20枚入・217円)


長すぎる商品名は、“ウケ狙い”ではなかった

まずはじめに、ウエルシアのPB商品の特徴にもなっている、ちょっとくどいくらいに長い商品名について触れたい。新商品の「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」はもちろんのこと、「ブラシはいらないそう思う人に使ってほしいフェイスブラシ」や「美容も健康もよくばるあなたのビタミンC1000」など、既存の人気アイテムも長めのネーミングが目立つ。さらに、「誰も傷つけたくないスポンジ」や「とまらないアーモンド小魚」など、やや短めでも印象に残る商品名ばかりだ。

佐藤さん、これってやっぱり、“狙って”ます?

「いえいえ、決してウケたいわけではありません(笑)。『からだWelcia・くらしWelcia』は、“いいものは、いいひとだ”というメッセージのもと、商品も人であると考えて開発を行っています。そんなわけで、その商品が自ら『わたしにはこんな特徴があるんです』と、一番の特徴を語りかけるような商品名をつけているんですよ。そうすると、おのずと商品名が長くなってしまいます。必要な言葉を拾い上げ、しっかりと商品名として伝えています」

ウケ狙いと決めつけてすみません……!つまり、商品が自己紹介しているということだ。確かに、どんな部分に特化した商品なのか、一発でわかるネーミングである。となればちょっと気になるのが、「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」のネーミング候補。ほかにどんな案があったのだろう。

「『生ゴミにさわらずに5秒で捨てられる紙製水切り袋』、です」

ああ、悪くはないけれど、「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」のほうが、実際の使用イメージをダイレクトに伝えていてわかりやすい。自立しているカタチを想像しやすく、この状態であれば生ゴミに触れることはなさそうだと判断できる。

【写真】ウエルシアのPB「からだWelcia・くらしWelcia」は、ユニークなネーミングが特徴
【写真】ウエルシアのPB「からだWelcia・くらしWelcia」は、ユニークなネーミングが特徴


便利なだけじゃない。社会の課題にも気を配る

あらためて、「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」について掘り下げたい。「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」は、ビューティケア、食品、日用品、ヘルスケアと、4つのカテゴリに分類される「からだWelcia・くらしWelcia」のうち、日用品カテゴリに属する商品だ。

日用品カテゴリのコンセプトは、ズバリ“らくサポ”。日常の家事負担を軽減し、少しでも「らく」ができるようサポートする商品を、客側の目線に立ち開発しているのだという。

「野菜くずのゴミ捨ては、シンクに置く三角コーナーを使うのが主流です。しかし、お客様から『限られたスペースを可能な限り広く使いたい』『三角コーナーのヌメリに困っている』という声が寄せられました。そこで、ゴミが出たときにサッと取り出しサッと捨てられるものはないかと、開発を進めることになったのです」

従来の三角コーナーの代わりに、紙袋を設置するアイデアが採用された。最大の利点は自立できること。ビニール袋のような形状では、ゴミを捨てるたびに開け口を広げなければならず、中身がはみ出したり溢れたりしがちだが、箱状のまま使えるのは圧倒的に便利だ。

「忙しい炊事の場面で使用するものなので、利便性を高めるために“自立する”という点にはとくにこだわりました。水切り袋が自立できれば、慌ただしい調理の真っ最中にも両手が使えます。また、野菜くずを入れても破れず、使い終わったら分別など考慮せずにコンパクトにまとめてゴミ箱に捨てられます」

また、紙であれば生ゴミと一緒に焼却できるので、捨てる際に分別の必要もない。

「使い捨て商品だからこそ、環境配慮はマストだと考えました。その点でも、紙の利点は大きいです。また、一般的には漂白剤を使って白い紙にすることがありますが、環境に配慮するにあたり、あえて素材のままの紙を使うことを選択しました」

商品名では消費者に向けた利便性だけを伝え、その裏側では社会的な課題にもきっちり配慮している。ウエルシアへの信頼性がグングン増していく。

普通の紙袋じゃだめ!と思わせる工夫がすごい

パッと見た感じ、普通の紙袋でも代用できそうな気がしてしまうが、実際に使ってみるとコレじゃなきゃだめ、と強く感じるはずだ。

まず、紙袋をシンクに直置きするとなれば、水濡れは避けられない。本来、紙は濡れに弱いものだが、この商品は耐水紙を採用することで解決している。そのへんの紙袋では、袋ごと捨てようと持ち上げた瞬間に底が抜ける。

また、袋の下部には縦に切り込みが入っている。この配置や切り込みの長さも抜群で、よく水が切れるのに中身の生ゴミは漏れ出さない。

「袋そのものの大きさの加減が難しかったです。とくに袋の高さは、試行錯誤の連続でした。さまざまな住宅のシンクの大きさを調査し、一番適切な高さで設計しています」

こうしてたどり着いた絶妙な寸法のおかげで、使っている際にストレスを感じることはない。邪魔にならない高さでありつつ、捨てる際に生ゴミと接触しない、ちょうどいいサイズ感なのだ。

「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」商品スペック
「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」商品スペック


このように、シンクの水切りというニッチなアイテムひとつとっても、細やかな気遣いのもと開発が行われる。

「今あるものに工夫をプラスすることで、より役に立ち、そしてさらに魅力ある商品を生み出したいと、日々研究を重ねています。今回開発した、『紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋』は、いつものシンクを広く、清潔に使うことができる商品です。とことん環境配慮にもこだわりました。ぜひ、『紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋』をお試しください」

こだわりの長〜い商品名を、最後まで略さず伝えてくれた佐藤さん。ウエルシアのPB商品のように生真面目である。

ちなみに、「紙なのにしっかりと自立するタイプの水切り袋」は20枚入で217円。安価をバリューとしていないとのことだが、コスパも抜群だ。家事にまつわる小さなストレスを潰していきたいという人は、ウエルシアに駆け込んでみてはいかがだろうか。

■からだWelciaとくらしWelcia|ウエルシア薬局のオリジナル商品:
https://www.welcia-yakkyoku.co.jp/karadatokurashi/

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