リアルな職業体験を通じて、楽しみながら社会の仕組みなどを学ぶことができる子ども向けの「仕事体験プログラム」。夏休みに子どもに体験させたいと考えている人も多いのではないだろうか。
じゃらん(株式会社リクルート発行)では、47都道府県在住で幼稚園・小学生の子どもがいる20代～50代の1045人を対象に、「子どもにぜひ体験してほしい仕事体験」についてのアンケートを実施。トップ7には、「警察博物館」や「一日飼育員体験」などユニークな仕事体験プログラムが並ぶ。今回は、その結果を紹介するとともに、じゃらんの担当者に調査のポイントや狙いについても聞いた。
仕事体験プログラム調査の狙い
まずは今回の調査の狙いについて、じゃらんの担当者によると「夏休みに向けてニーズが高まる、ファミリー層のおでかけ情報のひとつとして調査を行いました。夏休みは王道の観光スポット以外にも、子どもの夏休みの宿題と絡めた体験ができるスポットが人気になる傾向があります。工場見学なども人気ですが、さらに新しい切り口をと思い、お仕事体験ができるスポットをランキング化いたしました」とのこと。早速ランキングを見ていこう。
『じゃらん』夏休みにオススメお仕事体験ランキングトップ7
1位：ポリスミュージアム「警察博物館」【東京都】
日本の警察に関する歴史的な資料を展示。体験型の展示を通して警察の仕事が学べるコーナーでは交番体験、指紋採取疑似体験など、警視庁の活動について、見たり学んだりできる。そのほか警察官や白バイ隊員の制服(子ども用)を着て、記念撮影できるおまわりさんなりきり体験などさまざまなコンテンツが用意されている。
※おまわりさんなりきり体験は平日のみ
2位：大牟田市動物園「一日飼育員体験」【福岡県】
一日限定で動物園の飼育員を経験する、毎月1回開催されるプログラム。掃除やごはんの準備、ガイドなど、飼育員の業務を通して、動物園の取り組みや動物園への理解を深めることができる。10名限定のため、お申込みはお早めに。
3位：ホンダ学園「KIDSメカニック＆ものづくり体験」【大阪府】
小学生を対象としたキッズメカニック体験とものづくり(ペーパークラフト・オリジナルトートバック制作)を実施。ユニフォームに着替えて、クルマやものづくりに触れ、そのおもしろさを存分に体験できるプログラム。
4位：日本ドルフィンセンター「イルカのトレーナー体験」【香川県】
イルカや海に関するレクチャーを受けたあと、イルカと友達になれるハンドサインを習得。えさをあげたり、触れ合ったりしながら、実際にハンドサインを出してイルカをジャンプさせるなど、トレーナーさながらの体験が可能。
5位：あいち航空ミュージアム「パイロットシミュレーター体験」【愛知県】
職業体験のひとつ「パイロットシミュレーター体験」では、離陸・巡航・着陸の各ステージを操縦桿(そうじゅうかん)とスロットルなどの3つのレバーを使って操縦し、体験後は操縦の腕前を5つ星で評価してくれる。憧れ体験と空への夢が広がるプログラム。
6位：鈴廣かまぼこの里「こどもおしごとたいけん おべんとう屋さん」【神奈川県】
約50種類のメニューから好きなおかずを選びながら、栄養や彩りなどお弁当作りのポイントを学ぶことができる。ほかにも「かまぼこ職人」や「カメラマン」などさまざまな仕事体験が可能。終了後にはジェラートやかまぼこと交換できる「かまぼこ給」がもらえるのもうれしい。
7位：あいち航空ミュージアム「整備士体験」【愛知県】
整備士として実機で点検を行いながら空を飛ぶ仕組みを学ぶプログラム。実際の工具を使って、分解・部品交換・組み立てなどの作業を体験し、整備士の仕事の重要性と仕事への理解を深められる。
※紹介している内容は2023年7月3日時点の情報
※おでかけの際には、公式サイトなどで最新の情報をご確認ください
