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「広報東京都こども版」って知ってる?子どもが楽しみながら東京の魅力や都政の“今”を学べるプラットフォーム

2022/12/13 17:00 | 更新 2023/04/16 23:37
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今回取り上げるのは、子どもたちの東京に関する知識を深め、都政への理解を促進していくことを目的とし、2022年4月に創刊された「広報東京都こども版」。都の施策や事業などのなかからテーマを定め、子どもたちにとって身近な話題を交えながら解説していくというもので、毎月1回更新を行うWeb版のほか、Web版をダイジェストした印刷版を年に5回 、都内小学校および児童館へ配布している。

今年4月に創刊された「広報東京都こども版」。最新11月号では「未来の東京」をテーマに取り上げている
今年4月に創刊された「広報東京都こども版」。最新11月号では「未来の東京」をテーマに取り上げている

自分が暮らす街のことを楽しみながら学べる、多彩なテーマを展開

創刊号「東京の水道」(4月号)をはじめ、「浸水から身を守るためにできること」(6月号)、「東京の伝統的な祭り」(10月号)といった興味深いテーマを展開してきた同誌。「未来の東京」をテーマに取り上げた最新11月号は、“空飛ぶクルマ”が飛び交う、近未来的な東京の街をイラストで表現するなど、大人も子どももワクワクする内容になっており、東京が目指す未来の姿を示すことで、将来を担う子どもたちに希望を持ってもらい、“よりよい未来に向けて今できること”を考えてもらいたいとの意図を込めて制作したという。サイト上ではWeb版・印刷版共にバックナンバーが公開されているため、気になるテーマがあればチェックしてみよう。

11月号より抜粋。思わずワクワクしてしまう、近未来的な東京の街が描かれている
11月号より抜粋。思わずワクワクしてしまう、近未来的な東京の街が描かれている

ターゲットは小学4年生。学校の授業ともマッチするテーマ選定を意識

ここでは、東京都政策企画局戦略広報部の担当者に、「広報東京都こども版」について詳しく話を聞いた。
 
ーー「広報東京都こども版」の制作を開始するにいたった背景や目的について教えてください。
東京都こども基本条例(※)の制定を踏まえ、子どもたちにとって身近なテーマを取り上げ、わかりやすい表現で都の取り組みを発信し、自分の住んでいる地域である東京、社会全体について考えるきっかけとなることを目的として、発行・配信を開始しました。
※…子どもを権利の主体として尊重し、子どもの最善の利益を優先することを理念として掲げ、東京都が取り組むべき施策の基本となる事項を定めたもの。2021年4月1日より施行。
 
ーー毎号さまざまなテーマを取り上げていますが、テーマ選定の際のポイントや意識していることなどはありますか?
主な読者として、学校の授業で自分の住んでいる地域「東京」について学ぶ機会のある、小学4年生を想定しています。この学年の子どもたちが興味を持ちやすいもの、友人や家族との間で話題にしやすいものをテーマに選ぶようにしています。また、学校の授業とも関連づけられるようにも意識していますね。加えて、毎号テーマに関連したクイズを出題する「TOKYOものしり辞典」というコーナーを設けるなど、楽しみながら学び、関心を持ってもらえるような工夫を行っています。

ついつい誰かに話したくなる知識が学べる「TOKYOものしり辞典」のコーナーにも注目
ついつい誰かに話したくなる知識が学べる「TOKYOものしり辞典」のコーナーにも注目

ーー特に反響の大きかったテーマはありますか?
節電や省エネルギーをテーマとした、5月号の「この夏はみんなでHTTにチャレンジ」が、Web版のアクセス数では特に多かったですね。都の取り組みである電力の「HTT(H:減らす、T:創る、T:蓄める)」について、子どもたちにも関心を持ってもらえたと感じています。また、読者から反響が大きかったのは、「都民の日」がテーマの9月号で、「東京にまつわるクイズ中心の構成で楽しめた」といったお声をいただきました。
 
ーー「広報東京都こども版」の今後の展望について教えてください。
12月号では「ペットと命」、1月号では「アンコンシャス・バイアス」を取り上げることを予定しています。これらの企画を通して、「命の大切さ」や「一人ひとりが尊重される多様性の大切さ」などに気づいてもらえればうれしいですね。これからも、将来を担う子どもたちに、さまざまな視点から地域や社会のことを考えるきっかけを作っていきたいと考えています。「広報東京都こども版」は、Web版のほか、年5回、印刷版の「壁新聞」を発行して、都内小学校等に配布しています。今年度は12月と2月に「壁新聞」をお届けしますので、そちらもぜひご覧ください。自分が住む街や地域のことに興味を持って、家族や友達と話題にしてもらえたらと思います。

子どもたちの意見を聞きながらブラッシュアップを行っていくという「広報東京都こども版」では、意見募集フォームから、感想や今後取り上げてほしいテーマを募集している。東京の未来をつくるポジティブな取り組みに、親子で楽しみながら参加してみてはいかがだろう。

■「広報東京都こども版」Web版
https://www.kodomokoho.metro.tokyo.lg.jp/

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