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今回取り上げるのは、株式会社キッズスターが提供する子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」に登場した、株式会社みずほ銀行の新ゲーム「みんなのゆめをかなえよう!」。小さな子どもには理解することが難しい投資の仕組みを、「夢を追いかける人を応援する」という切り口でゲームにした。
「応援ゲーム」で「投資ポイント」をゲット

「ごっこランド」は、ごっこ遊びを通して、社会の仕組みを学ぶことができる無料の社会体験アプリ。想定対象年齢は2~9歳で、日本マクドナルドやスシローなど、協賛企業の商品やサービスに沿って開発した体験コンテンツが、パビリオンとして出店されている。2022年12月には、パビリオンでの仕事体験を通じて獲得したコインを管理する「コイン通帳」機能を、みずほ銀行の協賛で提供を開始。第2弾として、新ゲーム「みんなのゆめをかなえよう!」が登場した。

「みんなのゆめをかなえよう!」では、例えば「ケーキやさん」になりたい人を選んで投資をすると、「応援ゲーム」に挑戦できる。上手に応援できると、応援した人のレベルが上がり、お店を建てたり、お店を大きくしたりできる。そして、夢がかなった人からは、1日1回「投資ポイント」を受け取ることができるという仕組みだ。ほかにも「サッカー選手」「芸能人」など、いろいろな夢を持つ人を応援することで、サッカースタジアム、コンサート会場といった建物を地図上に建てていくことができる。「投資ポイント」は「すべり台」「観覧車」といった街のデコレーションアイテムの購入にも使うことができ、街づくりを楽しむこともできる。
金融の仕組みを「楽しく自然に」伝える
今回の新ゲームについて、担当者に話を聞いた。
「(今回のゲームの狙いは?)夢を追いかける人たちを投資することで応援し、成長させていく内容となっております。ゲームを通じて、楽しい遊びのなかで、子どもたちの金融の仕組みへの興味や関心を育むことを目指しました」
「(アイデアはどのようにして生まれましたか?)金融機関が果たしている役割や機能をそのままコンテンツ化しても、子どもたちにとっては理解が難しいものです。ですので、どうやったら金融の仕組みを、未就学児などの小さな子どもに楽しく自然に伝えられるか、という部分にフォーカスして企画案を練りました。幼児向け映画のラスボスを倒すシーンなどでは、『テレビの前のみんなも一緒に応援しよう!』と促すことがあります。我が家でも、映画を観ながら子どもが一生懸命に声援を送っていた姿をみて、『応援』の着想を得ました。『夢を追いかける人を応援する』という切り口であれば、子どもたちにも銀行の果たす役割や機能について、自然にわかりやすく伝えられるのではと考え、開発に着手いたしました」
「(ユーザーにメッセージは?)『ごっこランド』を利用する保護者様からは、『ごっこランドで遊んだことをきっかけに、子どもが野菜を食べてくれるようになった!』『素直に歯磨きをしてくれるようになった!』などの声も届いています。どのコンテンツも、企業様とたくさんの協議を重ねて企画を練るとともに、幼い子どもが操作を理解できるよう、リリース前に子どもたちにプレイしてもらう『子どもテスト』のフェーズを設け、“徹底的な子ども目線” で開発しています。また、コンテンツと関係のない広告が出てこない仕様にしているので、保護者様にも安心してご利用いただけると思います。子どもたちが大好きなごっこ遊びを通して、インタラクティブに社会の仕組みが学べる『ごっこランド』をぜひおたのしみください」
「ごっこランド」のダウンロード数は2023年3月現在で550万件。アプリ内では飲食店や薬局、工場、交通機関など、60以上の体験コンテンツを無料で楽しむことができる。生活に身近なサービスを学ぶことができ、大人にも新しい発見を与えてくれそうだ。家族みんなでプレイしてみてはいかがだろうか。
文=伊藤めぐみ