経験者441人へのアンケート調査で判明した、「相続でやるべきこと」「専門家に依頼したこと」の1位は?

2023/10/07 14:00
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相続は人生で最も大きな出来事のひとつと言えるが、そう何度もあることではないため、相続手続きに慣れている人はほとんどいないだろう。この記事では、インフロント株式会社が実施した相続経験者441人のアンケート結果をもとに、「相続手続きの困りごと」と「スムーズな解決」について解説する。

<調査概要>
調査対象:日本全国の40歳以上の男女
調査機関:インフロント株式会社
調査期間:2023年07月14日~
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:441
回答者の年齢:40~49歳(9.8%)、50~59歳(20.9%)、60歳以上(69.4%)

<調査結果サマリー>
・相続で最も困ったこと1位は「必要な書類の準備」
・故人に生前やっておいてほしかったこと1位は「財産記録の整理」
・事前に遺族が準備しておけばよかったこと1位は「相続手続き全体の把握」
・相続手続きを自力で行えるのか?約6割の人が専門家のサポートを受け、依頼内容の1位は「不動産手続き」

相続が発生したとき、3割が「ネット上での情報収集から始める」と回答

相続発生時の最初の行動
相続発生時の最初の行動

相続の発生時、最も多かった行動は「インターネットでの情報収集」。33.1%で1位となった。

「相続手続き」とひと言でいっても、やるべきことは多岐にわたる。遺言書の有無の確認や、不動産の名義変更なども必要になるだろう。そんな相続手続きのすべてに精通している人が身近にいるケースは非常に稀であるため、まずはインターネットで情報取集するという人が多いのだと考えられる。

2位は「家族や友人に相談」、3位は「専門家へ相談」という回答だった。

相続というのはお金も絡むデリケートな話であることから、まずは誰かに相談するという選択肢を取る人も非常に多いようだ。

弁護士や司法書士、税理士などの専門家へ相談するときはお金が必要になるが、的外れなアドバイスをされる可能性も低く、何より安心感がある。相談にどれくらいのお金がかかるのかは、事前にしっかりと調べておくことが大切だ。

弁護士や司法書士、税理士事務所では30分程度の無料相談を行っている場所もある。確認してみよう。

「相続で大変だったこと」最も多い回答は「必要な書類の準備」

【写真】相続で大変だったこと
【写真】相続で大変だったこと

具体的に相続手続きの何が大変だったのか経験者に聞いたところ、「必要な書類の準備が大変だった」という回答が1位となり、50%を超えた。

遺産分割協議書をはじめ、相続には多種多様な書類が必要になる。これらは切っても切れない関係なので、苦手意識がある人は専門家へ相談してみよう。

2番目に多かったのは「多くの時間をとられたこと」。

相続はある程度年齢を重ねたタイミングで発生することも多く、仕事や家事、育児をしながら時間を捻出するのは容易ではないだろう。休日に時間を作ったり、家族で役割分担をするのもひとつの手段だが、どうしても時間が取れない人は専門家に相談してみることをおすすめする。

「財産をまとめた記録を故人に作っておいてほしかった」という声が多数

故人にやってほしかったこと
故人にやってほしかったこと

面倒な相続手続きだが、故人(被相続人)が生前に相続を見据えた行動をとっていれば、相続手続きの面倒さが緩和される場合がある。

アンケート「生前故人にやっといてほしかったことはなんですか?」の結果は「財産をまとめた記録があればよかった」という回答が28.5%で1位だった。

財産といっても貯金、証券、不動産などさまざまなものがあり、家族や親族でも被相続人がどのような財産を所有していたか明確に把握していないことは珍しくない。財産をまとめたわかりやすい記録があれば、相続財産の調査がスムーズに進むと考えられる。プラスの財産に加えて借金などのマイナスの財産も記録されていれば、それらを比較して遺産を相続すべきかどうかの判断もしやすくなるだろう。

相続といえば遺言書をイメージする人も多いのではないだろうか。2位は「遺言書を作成してほしかった」という回答だった。遺言書があれば、相続手続きにおいて遺族間でトラブルが起こるリスクを低くすることができる。

被相続人が自筆で書いた遺言書のことを「自筆証書遺言」という。自筆証書遺言は一定の条件を満たしていないと無効になってしまう可能性があるため、被相続人に遺言書を残すよう依頼するときには「公正証書遺言」など信頼性の高い遺言書を選ぶようにしよう。

3位は14.8%で「生前贈与をしてほしかった」という回答だった。生前贈与とは、被相続人が亡くなる前に財産をわけ与えること。

生前贈与の最大のメリットは、相続税がかからないということだ。生前贈与には「非課税枠」というものがあり、一定の金額までなら贈与しても税金がかからない。

被相続人が亡くなってから一度に高額な相続をすることになると、多額の相続税が必要になってくる。相続税の支払いのために、定期預金を解約したという話もあるほど。そのような事態を回避するためにも、生前贈与はきわめて有効な手段なのだ。

事前準備で大切なのは「相続全体のやることを把握する」

相続で事前に必要だと感じたもの
相続で事前に必要だと感じたもの

相続手続きをスムーズに行うためには、事前にしっかりとした準備をすることが重要だ。「相続で事前に必要だと感じたものはなんでしょうか」というアンケートの結果から、相続手続きの準備で何が大切か見えてきた。

1位は45.4%で「相続全体のやることを把握する」という回答だった。相続手続きを初めて経験する人は「そもそも相続で何をすれば良いかわからない」場合が非常に多い。

何から始めるかインターネットで調べたり、相続の経験がある信頼できる友人知人に聞いてみてもいいだろう。相続全体で何をすればよいのかをザックリとでもかまわないので把握しておくことが重要だ。

相続というのは、法律などの知識が必要になる場合もある。2位が「相続についての知識を勉強すること」なのは、相続手続きにおいていかに知識が重要であるのかを示しているといえる。専門家にサポートをお願いするにしても、ある程度の知識があったほうが相談も効率的に行えるだろう。

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