株式会社secretplaceは、世界中から厳選した高級な品々を紹介するメディア「高級ナビ」にて、男女合計490人を対象に、“お中元の文化”についてインターネット調査を実施した。
暑くなってくると、取引先や義理の家族などへ贈るお中元。「相手に合わせて品物を選ぶのが大変」「お中元文化が徐々になくなってきた」そんなことを考える人も多いかもしれない。そこで、お中元に関するアンケート調査を実施したところ、「お中元文化」についての本音が判明した。
調査概要
テーマ:「お中元の文化」に関する調査
調査日:2023年6月5日〜2023年6月8日
調査機関:自社調べ
調査対象:男女18〜75歳
有効回答数:男女490人
調査方法:インターネット調査
お中元がどのような習慣か知っている?
まずは「お中元をどのような習慣か詳しく知っているか」をアンケートで聞いてみた。
アンケートの回答は「知っている」が79.8%、「知らない」が20.2%。店舗やインターネットでの広告もあり、知っている人が多いのかもしれない。
お中元を贈ったことがある?
次に「お中元を贈ったことがあるか」と質問したところ、「贈ったことがある」が78%、「贈ったことがない」が22%となった。この結果から、お中元文化を知っている(79.8%)とほぼ同じ割合で贈った経験があることがわかる。
お中元について詳しく知っているのは、贈った経験があるからかもしれない。
お中元を贈ったことがない人は若い人だった!
「贈ったことがある」と回答した割合を集計したところ、18歳から29歳は53.4%、30歳から39歳は66%、40〜49歳は75%、50歳以上は90.6%となった。
年齢を重ねるにつれて、職場や義実家へお中元を贈る機会が増えるのかもしれない。
地方の方が贈ったことがある人は多い!
お中元を贈ったことがあるかについては地域差があることも判明。「贈ったことがある」という回答は、北海道・東北では89.8%、関東では73.9%、中部では78.3%、近畿では76.5%、中国・四国では78.6%、九州では85.4%という結果に。
今回のことから、都市圏よりも地方の方がお中元文化が残っていると考えられる。
お中元を贈ったことがない人は贈りたくないと思っている!
お中元を贈ったことがない人に「贈ってみたいか」と聞いたところ、「贈ってみたい」と答えた回答した人は28.7%にとどまる結果に。なお、「贈ってみたい」と回答した人の平均年齢は26.6歳で、「贈りたくない」と回答した人は39.2歳だった。
このことから、若い人はお中元に対して興味はあるものの贈ったことがなく、年齢が上がるほどにお中元に対して消極的になっていることがわかる。
お中元を贈りたい・贈りたくない理由は?
お中元を贈ったことがないと答えた人に対して、贈りたい・贈りたくない理由を聞いてみた。
◇「お中元を贈りたい」と回答した人の理由。
「僕は食べることが大好きで、今まで体験のない食べ物が見つかるのも楽しそうですし、また贈ったものを見たときの表情を想像しただけで、なんだかワクワクするので贈ってみたいと思いました」(20歳・男性)
「これまでお世話になっている人に何かをお礼ができると思うので贈ってみたいと思っている。お中元を贈ることで大人の振る舞いができたようにも感じられそうだから」(29歳・男性)
◇「お中元を贈りたくない」と回答した人の理由。
「お中元をもらっても、『返さなきゃいけない』とか『来年も用意しなくては』と思ってしまうので、相手に同じ思いをさせたくなくて贈りたくないと思ってしまいます。少し時代遅れかなと」(36歳・女性)
「贈ったものが必ずしもお相手に喜ばれるわけではありません。そうなると贈られた側もありがた迷惑になります。それなら最初から何もしない方がお相手に余計な気遣いもさせずに済むのでよいかと思います」(55歳・男性)
このことから、お中元を「贈りたい」と回答した人は、相手へのプレゼントを楽しみたい気持ちや感謝の気持ちを表したいということがわかった。一方で「贈りたくない」と回答した人は、お中元の義務感や気遣いから贈りたくないと思うようだ。
お中元で贈る定番商品は食品!
お中元を贈ったことがある人に、お中元として贈る定番商品を聞いたところ、食品が49.7%、飲みものが31.9%、スイーツが13.9%という結果に。
お中元の贈る定番商品は、やはり食品がダントツの1位となった。