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「億り人」になるための投資パターン。3万人の投資家に接した元証券マンが証言

2023/05/29 09:00
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【写真】株価が下がったときに「買いにいくという覚悟」を持つことが重要。その理由とは
【写真】株価が下がったときに「買いにいくという覚悟」を持つことが重要。その理由とは【撮影=藤巻祐介】

暴落したときこそ思い切って投資額を増やす

それから、再現性のある投資パターンに欠かせないもうひとつの要素が、「とるべきときにリスクをとる覚悟を持つこと」です。その「とるべきとき」とは、株価が下落したときのことです。

株価が下がったときは、多くの人が不安になってなかなか投資に踏み切れません。むしろ保有している資産を売ることを考えます。だからこそ、株価が下がるのですが、そのときに買いにいくという覚悟を持つことが重要です。投資の成功者に話を聞くと、その誰もがやはり暴落のときにまとまったお金を投資しています。

株価が永遠に下がり続けることもなければ、上がり続けることもありません。下がったものはどこかのタイミングで必ず上がりますし、上がったものは必ず下がります。

そして、先にお伝えしたように、上がったり下がったりしながらも長期間で見れば右肩上がりになる可能性が高いのですから、例えば積み立てでインデックス投資をしている人なら積立額を増やすなど、下がったときこそ思い切って投資することが大事なのです。

また、再現性のある投資パターンというと、最近では多くの人が投資信託を選択していることもあげられます。

私としては投資信託が「いちばん儲かる」とはいいませんが、もっと儲かる投資手法をとるにはかなりの勉強や時間を要します。ですから、普通のサラリーマンが生活や仕事に支障が出ない範囲で投資をするのなら、オール・カントリーのインデックス型投資信託を20年、30年にわたって続けることがベストな選択といえるでしょう。

『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』朝日新聞出版(2021)
大江英樹 著

【プロフィール】大江英樹(おおえ・ひでき)
1952年生まれ、大阪府出身。経済コラムニスト。専門分野はシニア層のライフプランニング、資産運用及び確定拠出年金、行動経済学等。大手証券会社に定年まで勤務したのちに独立。書籍やコラム執筆の傍ら、全国で年間140回を超える講演をこなす。『50歳からやってはいけないお金のこと』(PHP研究所)、『お金の賢い減らし方』(光文社)、『定年後夫婦のリアル』(日本実業出版社)、『知らないと損する年金の真実』(ワニブックス)、『あなたが投資で儲からない理由』(日経BP)、『一生お金で困らない人生の過ごしかた』(すばる舎)など著書多数。

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