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ストーリーが斬新?早稲田アカデミーも研修ツールとして導入した「コミックラーニング」に注目

2023/05/05 09:00
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今回取り上げるのは、進学塾を運営する株式会社早稲田アカデミー(以下、早稲田アカデミー)が社内研修ツールとして導入した「コミックラーニング」。インターネットを利用した学習方法であるe-Learningにコミック教材を活用することで、誰もが学びたくなる研修に変えていく研修ツールだ。パーソルイノベーション株式会社(以下、パーソルイノベーション)が、2021年8月に提供を開始。今回、学習塾では初めて、早稲田アカデミーが導入した。

早稲田アカデミーが導入した社内研修ツールの教材内容 ※一部抜粋
早稲田アカデミーが導入した社内研修ツールの教材内容 ※一部抜粋


早稲田アカデミーが導入した社内研修ツール、狙いは?

研修ツールのテーマは「労務管理」。ツールを利用するのは早稲田アカデミーの管理職。パーソルイノベーションの担当者によると、管理職の人たちが「労務管理の重要性を理解し、遵守の徹底を図る、意識を高める」ことが狙いにあったという。

【画像】導入テーマ:「労務管理」、利用人数:早稲田アカデミー 管理職200名、利用方法:受託制作プラン(教材内容 ※一部抜粋)
【画像】導入テーマ:「労務管理」、利用人数:早稲田アカデミー 管理職200名、利用方法:受託制作プラン(教材内容 ※一部抜粋)

ツール制作においては、「特に管理職の方は感情だけではなく、論理的にも納得できないと共感できない性質が強いと考えています。なので、我々は労務管理がなぜ重要なのかを受講者の印象により残る形で描くことに注力しました」と話す。

ツールのイチオシポイントは?

このツールのイチオシポイントは「主人公への共感性の高さ」だという。「目の前の仕事をこなすことに一杯一杯になりがちな新人管理職である主人公も、最初は労務管理の重要性に気づいていませんでしたが、働く人みんなにとっての労務管理の重要性を理解し、実践していく姿を描いています」

早稲田アカデミー研修担当の冨士岡さんは、「今回、弊社オリジナルコンテンツの制作をイチからお願いしました。完成したコンテンツは、ストーリーがしっかり構成されており、想像以上にクオリティの高いものができたと思いました。労務管理に関するコンテンツでは、実際に弊社にある制度をコミックで紹介することで、社員により身近に感じてもらえるような内容になったと思います。また、アウトプットの品質を高めに設定しましたが、コミックでも高いレベルの学習が実現できたと思います。受講者も興味を持って学習に取り組んでくれていた様子が伺えました」とコメントしている。

「コミックラーニング」斬新なストーリーに注目

導入を決定した企業からは、「クリエイティブ面のクオリティ、内製ではできない斬新なストーリーが決め手となった」「参加率が上がることを期待している」「従業員のコンプラ意識向上が顧客満足度向上にもなると期待している」など、期待の声が多く寄せられているという。

コミックラーニングは、パーソルの新規事業創出プログラム「Drit(ドリット)」にて採択され事業化されたサービス。「Drit」は、社員自らが起案し、実際に事業化させることができるプログラム。
コミックラーニングは、パーソルの新規事業創出プログラム「Drit(ドリット)」にて採択され事業化されたサービス。「Drit」は、社員自らが起案し、実際に事業化させることができるプログラム。

そんな「コミックラーニング」のコンテンツはどのように制作されているのだろうか。担当者によると、「受託して制作するコミック教材は、企業様へのヒアリングを経て、①プロット制作、②ネーム制作、③作画制作、の順に制作を進めている」とのこと。“斬新なストーリー”とはどのようなものがあるのか聞いてみたところ、「ラストを主人公の娘の結婚式で締めるDC制度を解説したコミック作品」「下請法を説明する魔法の犬が登場するコミック作品」「部下がみんなロボットに見えるパワハラ上司が主人公のコミック作品」などがあるという。ストーリーとしても気になる教材になっているようだ。

最後にユーザーへのメッセージを聞いた。

「学ぶ手法はひとつではなく、もっと気軽に学んで良い時代です。何か新しいことを知り、なるほど!と理解し考える瞬間をぜひコミックで体験してみてください」

やらされるのではなく、少しでも興味を持って学習できれば、学びの質が向上し、共感することでより深く理解することもできるだろう。高いレベルでの学習ができれば、研修担当者の負担も軽減される。学習塾で初の導入となった「コミックラーニング」が、今後どのように展開していくのか。その斬新なストーリーとともに注目だ。

パーソルイノベーション株式会社HP/
「コミックラーニング」とは
早稲田アカデミー公式サイト/

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