業界初！文化施設運営のノウハウをスマホ・PCで学べる、劇場・コンサートホールスタッフ対象のeラーニング

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今回取り上げるのは、サントリーパブリシティサービス株式会社(以下SPS)が劇場・コンサートホールで働くスタッフを対象に、2022年11月29日より提供を開始した「文化施設運営eラーニング」。本教材は、全国の文化施設の安全・安心な運営に貢献すべく、SPSが各施設で長年実施してきた研修プログラムをeラーニング化したもので、業界初(2022年11月時点、同社調べ)の取り組みとなる。

51カ所の文化施設の運営・コンサルティングで培ったノウハウをeラーニング化

コンサートホールや美術館など51カ所の文化施設の運営などを行うSPSは、施設運営で培ったノウハウをもとに、組織と人の成長を促す「研修企画・運営」や、施設の価値創造・向上につながる「施設運営コンサルティング」業務を展開している。そんな同社がこのたびリリースしたのが、業界初となるeラーニングを活用した研修プログラム、「文化施設運営eラーニング」だ。

日常とは異なる空間である劇場・コンサートホールで働くスタッフには、来場者に公演を心から楽しんでもらうために、上質なサービスを提供することが求められる。本教材では、一般的な接客マナーに留まらず、チケットテイク係、ロビー・客席の案内係といった特有のポジションで必要とされる高度な応対スキルや専門知識など、劇場・コンサートホールに特化したサービスマナーのノウハウを網羅的に紹介。スタッフが自身のパソコンやスマートフォンを使って、好きな時間に学習することができるほか、各スタッフの進捗状況やテスト結果を一元管理することが可能なため、教育担当者の負担軽減にもつながるという。

近年現場に求められるコンプライアンス教育まで網羅。少人数から受講可能なプログラムを提供

ここでは、開発の意図や研修プログラムの特長などについて、SPSの担当者に話を聞いた。

ーー「文化施設運営eラーニング」のアイデアはどのようにして生まれましたか？
「弊社の劇場・コンサートホールで働くスタッフは全国51カ所に散らばっていること、また、限られた曜日・時間で働くシフト勤務が多く、対面での共通研修の実施が難しかったことから、スキルの平準化のための取り組みとしてスタートしました。『文化施設運営eラーニング』は、全国の劇場・コンサートホールを運営する、地方自治体の担当者がターゲットです。PC・スマホから手軽に受講することができ、スムーズなノウハウ習得が可能となります」

ーー教材の特徴について、教えてください。
「劇場・コンサートホールに特化したサービスマナーを一挙に学べることに加え、コンプライアンス教育のプログラムにも力を入れています。近年、企業や自治体でコンプライアンス違反に対する社会の目は厳しくなっており、現場には適切な対応が求められますが、本教材では、劇場・コンサートホールで起こりやすいコンプライアンス違反の事例をテスト形式で学び、現場の業務に関連したコンプライアンス知識を蓄えることができます」

「また、地方自治体の文化施設は、少人数のスタッフで運営しているがほとんどですが、本教材は最低契約数10名から始められる点も特徴です。一般的な人材育成eラーニングと比べて、少人数・低コストで始められるため、小規模で運営している文化施設においても導入・検討しやすい価格体系になっているかと思います」

ーー「文化施設運営eラーニング」によって、期待する効果はありますか？
「弊社が実施している研修をeラーニング化することで、全国の文化施設の安全・安心な運営に貢献してまいります。それにより、地方における劇場・コンサートホールのサービス品質が向上し、施設を利用される地域住民の方々に心地良いサービスをお届けできたらと思います」

現在、2023年3月末までの契約で初回登録料1万5000円が無料になる、期間限定キャンペーンを実施中だ。一般的な接客マナーから、文化施設ならではのホスピタリティやコンプライアンスまでを一挙に学べる「文化施設運営eラーニング」が、業界内のノウハウ共有として機能し、全国の文化施設へ広く好影響を与えてくれることに期待したい。