増税や物価高、老後の資金問題など、お金にまつわる悩みが尽きない。
SNSでは貯金や貯蓄、積立に投資などの情報があふれ返り、副業を始める人も増え続けている。しかし、何から手をつけていいかわからなかったり、チャレンジしてみたものの続かない……という状態の人も多いはず。
そんな人にぴったりのサービスがあるのをご存知だろうか。
ウェブサイト上でいくつかの質問に答えるだけで、自分のお金に対する価値観を9つのタイプに分類して教えてくれる。それが、株式会社みんなの銀行(以下、みんなの銀行)が提供する「マネータイプ診断」だ。
みんなの銀行は、2024年1月24日に診断者数が1万人を突破したと発表。多くの人が体験しているこの診断は、実際にどのように活用できるのだろうか？開発の背景なども含め、みんなの銀行 マーケティンググループ ウェブサイト担当の田中みずきさんに話を聞いてみた。
ーー初めに、貴社の事業について教えてください。
「みんなの銀行」はすべてのサービスがスマートフォンで完結する次世代の銀行で、全国のデジタルネイティブ世代に向けてサービスを提供しています。日本初の「デジタルバンク」として、2019年8月15日、ふくおかフィナンシャルグループが設立。2020年12月22日に銀行業営業免許を取得し、2021年1月4日に開業(銀行システム稼働開始)、同年5月28日にサービス提供を開始しました。「みんなに価値あるつながりを。」をミッションに掲げ、新たな金融サービスの提供を目指しています。
ーー「みんなの銀行」のアプリでは、どのようなことができるのでしょうか。
24時間365日、アプリからいつでもすぐに口座開設ができ、印鑑や書類の郵送は一切不要。通帳やキャッシュカードもなく、口座とお財布をひとつにして、日常の「貯める｜整理する」「送る｜受け取る」「支払う」「振り返る」などの機能を、指先でかんたんに操作できます。「シンプルかつミニマルなUI/UX」「“銀行らしくない”ビジュアル」が評価され、日本で初めて、世界三大デザイン賞のひとつ「Red Dot Design Award 2021」を受賞しました。毎日がよりシンプルに、お金の「苦手」を「いいね」に変える、スマホ完結のデジタルバンクです。
ーー銀行がスマートに、そしてより身近になるサービスなのですね！では、診断者数が1万人を突破した「マネータイプ診断」についても概要を教えてください。
みんなの銀行のマネータイプ診断は、ウェブサイト上で10個の設問に直感的に答えるだけで、自分のお金の価値観(感性や強み)を知ることができるものです。
日常のお金に関する視点(未来志向⇔今志向)と行動(管理的⇔直感的)という2つの軸から、「オーケストラ指揮者(全体を俯瞰して個々に役割を与える未来志向タイプ)」や「音楽プロデューサー(細かな調整で確実に物事を進める戦略家タイプ)」といった音楽業界の仕事などに例えた全9タイプに診断されるので、楽しみながら自分の｢お金のタイプ｣を知り、｢自分らしいお金の使い方｣をみつけられます。
2023年3月28日にご提供開始したマネータイプ診断はこれまでに診断実施者数が1万人(※)を突破し、多くのお客さまにお楽しみいただいています。
※ウェブサイト上で診断完了した訪問UU数を実施者数としてカウント(みんなの銀行調べ)
ーーこの「マネータイプ診断」を開発した背景を教えてください。
サービスコンセプトのひとつに「みんなの『声』をカタチにする」を掲げるみんなの銀行では、社内に「みんなの声委員会」を設置し、定期的なユーザーインタビュー調査などを行ってサービスの改善を続けています。
この調査では「マネーマインドセット」というお金の価値観によるポジショニングマップを活用しているのですが、これをウェブ診断コンテンツというかたちでお客さまにご提供できないかと考えたのが、「マネータイプ診断」開発のきっかけです。普段あまり深く考える機会のない「お金」の話ですが、楽しみながら診断してもらうことで、ご家族や友人と「お金」のことを話すきっかけ作りになればという想いで制作しました。
ーーユーザーは、診断結果をどのように活用することができますか？
お金の価値観を客観的に把握することで、「自分らしいお金の使い方」を見つけたり、定期的にお金の意識が変わったかを見直す指標にしたりと、自分らしくお金と上手に付き合っていくための診断ツールとして活用することができます。
ーー全9タイプの内訳と、その結果について着目すべき点を教えてください。
最も多かったマネータイプは、オーケストラ指揮者「全体を俯瞰して個々に役割を与える未来志向タイプ」(24％)でしたが、このタイプの方は日頃から複数の口座利用や銀行サービスをフル活用している方が多いです。
次いで、音楽プロデューサー「細かな調整で確実に物事を進める戦略家タイプ」(16％)、K-POP界のダンスリーダー「型にははまらず新しいものを取り入れる今志向タイプ」(13％)が続きます。
タイプを判断する2つの軸をそれぞれ見てみると、今志向よりも「将来に備えたい未来志向」、直観的よりも「管理が得意な戦略家」のほうが傾向として多く見られました。新NISAが注目を集めていますが、投資を中心にお金への興味関心が高いユーザー傾向が増えていると感じます。
ーー最後に、読者やユーザーに向けたメッセージをお願いします。
マネータイプ診断では、たった10個の質問に答えるだけで、自分がどのようにお金を使っているのかを客観的に把握し、お金の使い方のヒントを知ることができます。また、家計・資産管理や貯蓄、暮らしを豊かにする便利なサービスなど、あなたのタイプに合わせた「お金のハナシ」も用意されています。みんなの銀行は、「100人いれば100通りの使い方ができる」銀行アプリですので、ぜひマネータイプ診断を通じて、自分らしいお金の使い方をみつけてください！
参考になる！ユーザーの生の声も盛りだくさん
より多くの人に「マネータイプ診断」を楽しんでもらえるよう、特設サイトのトップページをリニューアルしたという。リニューアル後のウェブサイトでは、みんなの銀行ユーザーアンバサダー(以下「アンバサダー」)をはじめとした「みんなの使い方」の紹介や、タイプに合わせたお金のハナシなど、参考になるコンテンツを公開。
先取り貯蓄やペット用貯金、親子での利用例など、さまざまな目的や生活スタイルのユーザーが、使い方やポイントを紹介している。「自分だったらどう使おう」というシミュレーションの参考になる内容だ。
これから貯蓄を始めたい人や、今のやり方が自分に合っているのか不安な人は、ぜひ一度「マネータイプ診断」を試してみてはいかがだろうか。
文＝山本晴菜
