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「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間」は?対処法は?アンケート調査からランキング化

2023/09/22 09:30
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株式会社ビズヒッツが運営する“ビジネス上の問題解決を考えるメディア”「Biz Hits」では、全国の男女499人に「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間」についてのアンケート調査を実施。寄せられたデータを、ランキング形式でまとめた。気になる結果について、以下に紹介する。

「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間に関する意識調査」概要
調査対象:全国の男女
調査期間:2023年7月23日~26日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:499人(女性321人/男性178人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 18.8%/30代 39.8%/40代 24.6%/50代 13.4%/60代以上 3.2%

「仕事で自己嫌悪に陥ることがある」人の割合は?

今回の調査では、「仕事で自己嫌悪に陥ることがあるか」という設問に対し、「頻繁にある」「ときどきある」と答えた人が合わせて81.8%を占めた。毎日ノーミスで完璧に仕事ができたり、常時メンタルが安定していたりすることは、なかなか難しい。長く仕事をしていれば、多かれ少なかれ自己嫌悪に陥る瞬間もあるだろう。

仕事で自己嫌悪に陥ることがあるか
仕事で自己嫌悪に陥ることがあるか


仕事で自己嫌悪に陥る瞬間は?

【画像】「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間」ランキング1位〜7位を発表!
【画像】「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間」ランキング1位〜7位を発表!


「仕事をするうえでどんなときに自己嫌悪に陥るか」という設問に対して最も多かったのは「ミス・失敗した(198人)」の回答。以下、2位「仕事がうまくいかない(79人)」、3位「他人と比べてしまう(42人)」、4位「感情的になってしまった(38人)」と続く。ミスや不調がきっかけで仕事に行き詰まりを感じ、自己嫌悪に陥る人が多数いることが判明。同時に、「感情的になってしまった」「コミュニケーションの問題」など、人間関係のこじれにまつわる回答も少なくなかった。

<1位:ミス・失敗した>
最多となったのは、“ミスや失敗をしてしまったとき”という回答。具体的には、「確認すれば防げたはずのミスを犯した」、「同じミスを繰り返した」といった声があがった。

・忙しくて仕事が溜まっているのにミスしてしまったとき。「ちゃんと確認すればよかったのに」と自己嫌悪になります(24歳 女性)
・何回も確認しながら作業し「間違いがない」と確信をもっていたことに対してミスがあったとき(32歳 女性)
・同じミスを繰り返したときや、凡ミスをしたとき(48歳 男性)

<2位:仕事がうまくいかない>
予想に反して仕事がはかどらなかったり、期待した成果が出せなかったときに自己嫌悪に陥ってしまうという回答も目立った。また、業務上適切な対応・作業ができなかったときに、落ち込んでしまう人が多いこともわかった。

・仕事が上手に処理できなかったり、お客さんの言うことに対してうまく切り返せなかったりしたとき(36歳 女性)
・思い通りの成果が出なかったときに、自己嫌悪に陥ります(44歳 男性)
・仕事を思い通りに進められず、スケジュールを変更したとき(53歳 女性)

<3位:他人と比べてしまう>
周囲が能力を発揮して成果を上げている姿をうらやましく感じると同時に、つい比較してしまい自己嫌悪に陥る人も多い。周囲に優秀な人が多い場合に起こりやすいケースと言えるだろう。

・周りと比べて自分が劣っていると実感したとき(20代 男性)
・周りはうまくできているのに、自分だけができていなかったとき(39歳 女性)
・Webライターとして働いています。自分では書けそうもないうまい文章を見ますと、自己嫌悪に陥ります(43歳 男性)

<4位:感情的になってしまった>
「忙しい」「時間がない」シーンで焦ってしまい、周囲に対する言葉遣いが荒くなるなど、感情的な態度を取ってしまって後悔する…という声も。

・自分の機嫌によって、相手への対応が冷たくなったり雑になったりしたとき(39歳 女性)
・かなり忙しいときは、受け答えや態度が高圧的になってしまうことがあります。冷静になってから「大人げなかった」と自己嫌悪に陥ります(42歳 男性)
・自分が焦っていて、人にキツい口調で話してしまったとき(50歳 女性)

<5位:コミュニケーションがうまくいかない>
こちらの意図を正確に伝えられないときや、相手の話をなかなか引き出せないときに、自己嫌悪に陥るという回答が5位にランクイン。

・現在保育士として働いています。「自分の伝えたかったこと」と「子どもや保護者が感じ取ったこと」に相違があったときに自己嫌悪を感じます(22歳 女性)
・同僚やお客様とコミュニケーションがうまくとれないとき(44歳 女性)
・自分の考えがうまく相手に伝わらないとき(53歳 男性)

<6位:周りに迷惑をかけた>
同僚や顧客に迷惑をかけてしまったとき、「労力や時間を無駄にさせてしまった」と申し訳なく感じるとの回答も見られた。

・自分より仕事ができる人の時間を奪ったとき(32歳 男性)
・大小かかわらずトラブルが発生し、会社の店舗に迷惑がかかること(41歳 男性)
・自分の失敗なのに、自分以外の人が注意を受けたとき(52歳 女性)

<7位:叱られた>
「叱られた」と回答したのは15人。強く叱られたり、理不尽な理由で叱られ、受け入れ難く感じて自己嫌悪に陥った経験がある人の声が集まった。

・上司から理不尽な理由で注意を受けるとき、「自分だから言われるのだろうな」といつも自己嫌悪しています(31歳 女性)
・きつく注意されたとき(37歳 女性)

仕事で自己嫌悪に陥ると、どうなる?

自己嫌悪に陥ったときどのような感情になるか
自己嫌悪に陥ったときどのような感情になるか


「(仕事で)自己嫌悪に陥るとどのような感情になるか」という設問に対しては、「自信がなくなる」「落ち込む」「自分を責める」と答えた人がそれぞれ200人以上と大多数を占めた。さらに、「悔しい」「無力感を覚える」「悲しい」「受け入れられない」といった回答が続く。仕事で感じた自己嫌悪によって、さらに強いネガティブな感情が湧き上がるのは、極めて一般的な心の動きであるようだ。

自己嫌悪の対処法は?

自己嫌悪に陥ったときの対処法
自己嫌悪に陥ったときの対処法


仕事で自己嫌悪に陥ったときの対処法を尋ねたところ、回答の1位はダントツで「気分転換する(240人)」。嫌な気持ちを早めに忘れようとリフレッシュする人が多いようだ。続いて、2位「反省して次に活かす(114人)」、3位「誰かに相談する(36人)」といった回答も上位につけた。

<1位:気分転換する>
回答者からは、「好きなものを食べる」「音楽」「運動」「寝る」「休日に出かける」といった方法で気分転換を図るという声が聞かれた。また、職場で一旦席を離れ、トイレに入ったりコーヒーを飲んだりして気分転換するという人も。

・家に帰った後、とにかく好きなことをやります。「映画を観る」「ゲーム」「好きな配信者を観る」など。休日はいろいろな場所に出かけてリフレッシュするようにもしています(22歳 男性)
・鬱々と考え込むのが嫌なので、帰宅したら無心で料理やお菓子を作ります(31歳 女性)
・仕事と関係ないことを考えてリフレッシュ。ゴルフで体を動かしたり、遊びに出かけたり、おいしいものを食べたりして切り替える(48歳 男性)

<2位:反省して次に活かす>
仕事上のミスが原因で自己嫌悪に陥っている場合、反省して今後につなげることも大切。「反省して改善策を考えたら、気持ちを切り替える」という回答も見られた。

・次からはミスしないように、改善策を考える(25歳 女性)
・「どう作業するのがベストだったのか、ほかにやり方があったのではないか」と考察します(38歳 女性)
・前向きな「次にするべき対処法」を、思いつく限りテキストファイルに書き起こす(45歳 男性)

<3位:誰かに相談する>
自分の気持ちを言葉にすることで、心の中が整理できれば、自己嫌悪感が薄らぐことも。共感してもらえたり、具体的なアドバイスをもらえたりという利点もありそうだ。

・信頼できる上司に相談する(31歳 女性)
・仕事仲間に軽い相談をする。相談して「自分がどう見られているか」を判断し、気持ちを整理しています(49歳 男性)
・家族に悩みを打ち明けて、今後の改善方法を話し合う。メンタルは多少改善できると思う(51歳 男性)

<4位:深く考えすぎず割り切る>
「ミスしても、大きな損失は出ていない」「新人だからミスしてもしょうがない」「相手はあまり気にしていないはず」などと考え、立ち直りを図るという声もあった。考えすぎる傾向がある人にとっては、有益な対処法だろう。

・できるだけ気にしないようにする(26歳 女性)
・自己嫌悪にならないように、細かいことは気にし過ぎないようにしています。「仕事だからさくさくやって帰ろう」くらいの軽い気持ちでやっていると、楽になります(39歳 女性)
・失敗したことを考え過ぎないようにしている(42歳 男性)

<5位:仕事に集中する>
「仕事に集中する」という前向きな対処法を挙げたのは28人。仕事に集中して成功体験を積み重ねれば、自信もついてくるはず!

・目の前にある新しい仕事にどんどん取り組む。忙しくして、自己嫌悪する時間がないようにする(32歳 男性)
・在宅勤務に切り替えて、周りの情報が入らないようにする。できるだけ自分の仕事に集中する(39歳 女性)
・日々の仕事に実直に対応し続けることで、地道に自信を取り戻す(48歳 男性)

<6位:とことん落ち込む>
落ち込んだ心を無理に上向かせるのではなく、一旦とことん落ち込んでみるという人もいることがわかった。「自己嫌悪の原因」について深く考えることで、吹っ切れるという意見も。

・とことん悩む(27歳 女性)
・自己嫌悪になった時に気分転換を試みたこともありましたが、うまくいきませんでした。そのため「今、自己嫌悪に陥ってるんだ」という気持ちを受け入れることにしました(38歳 女性)
・とことんまで落ち込みます。後悔して「なんでできないんだろう」とどん底まで落ち込んだら、吹っ切れるときが来ます(39歳 女性)

<7位:時間が解決してくれる>
時間が過ぎるのに任せて、自然回復を待つという回答も。「同僚と話す」「好きなものを食べる」「寝る」などの日常を過ごすことがリフレッシュになっているのかも。

・時間が解決してくれます。浮上するまでに時間がかかるけど、しばらく経つと「何であんなに悩んでたんだろう」と思います(38歳 女性)
・時間がたてば回復するので、待ちます(44歳 男性)

今回の調査結果からもわかるように、人は、「周囲に迷惑をかけた」「期待していた成果が出なかった」といった局面で、自己嫌悪に陥りやすくなる。ミスや失敗を反省し次に活かす姿勢は大切だが、自分を否定する必要はない。これらの対処法を取り入れてみるのも一案だろう。

また、調査をおこなったビズヒッツは、「自分ではなかなか克服できずつらい場合には、カウンセリングサービスなどを利用してみるのもよいでしょう」と提案している。

■仕事で自己嫌悪に陥る瞬間ランキング
詳細:https://bizhits.co.jp/media/archives/34449

■株式会社ビズヒッツ
公式サイト:https://bizhits.co.jp/

■Biz Hits
公式サイト:https://bizhits.co.jp/media/
編集長伊藤陽介さんプロフィール: https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/

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