お金に関する不安、最も多いのは「貯金」。高卒の新社会人向けアンケートの調査結果を公開

2023/08/19 15:00
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高校生の就職を支援する株式会社ジンジブが、2023年4月に入社した高卒の新社会人124人を対象に、マネーリテラシーに関するアンケート調査を実施。お金に関して不安に感じることとして、最も多い回答は「貯金がうまくできるか」(46.8%)だった。

楽しみや生活の質向上に重点。貯金・節約意識も

Q1.生活費や貯金以外で、お給料はどんなことに使いたいと考えていますか?
Q1.生活費や貯金以外で、お給料はどんなことに使いたいと考えていますか?

生活費や貯金以外で、給料をどんなことに使いたいか聞いたところ、1位は「ゲーム・アニメ・マンガ」で44.4%。2位「外食」(43.5%)、3位「ファッション」(33.1 %)、4位「推し活(ライブ・グッズ購入など)」(30.6%)と続き、自分自身の楽しみや生活の質を向上させることに重点を置いていることがわかった。

【画像】過半数以上が変化を実感。社会人になるとお金の使い方が変わる
【画像】過半数以上が変化を実感。社会人になるとお金の使い方が変わる

Q3.お金の使い方についてどんなところが変わったと感じますか?【複数回答可】
Q3.お金の使い方についてどんなところが変わったと感じますか?【複数回答可】

社会人になってからのお金の使い方については、約半数の52.4%が「変化があった」と回答。どのように変化したか聞くと、「大きなお買い物ができるようになった」が最も多く61.5%。次に多いのが「貯金を始めた」で40%。「節約をするようになった」と回答した人も20%おり、貯金・節約意識が強いことがわかる。

Q4.お金に関して最も不安に感じることを教えてください
Q4.お金に関して最も不安に感じることを教えてください

お金に関して最も不安に感じることは、「貯金がうまくできるか」(46.8%)が最も多く、「将来かかるお金(結婚・引っ越し・出産・介護など)」(34.7%)が続く。

Q5.自分に投資をしていることを教えてください【複数回答可】
Q5.自分に投資をしていることを教えてください【複数回答可】

自分に投資していることとして、最も多いのは「身だしなみへの投資」(40.3%)で、社会人としてのビジネスマナーを意識している人が多いということがわかる。次に多いのは「特に何もしていない」(32.3%)で、何に投資していいかわからない人も多いようだ。

Q6.自己投資をする理由を教えてください【複数回答可】
Q6.自己投資をする理由を教えてください【複数回答可】

自己投資をする理由については、「自分に自信をつけるため」(42.7%)が最も多く、「夢・目標のため」(23.4%)、「心身の健康のため」(22.6%)と続く。経済的なメリットや出世が目的ではなく、自分自身のために自己投資をするという意識が強いことがわかった。

お金の使い方やキャリアプラン、先輩社会人のサポートが必要

今回の調査について、担当者に話を聞いた。

「(今回の調査の狙いは?)2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、親の承諾がなくてもクレジットカードや、さまざまな契約を自分でできるようになりました。これに伴い、同年4月より高等学校の学習指導要領改訂で『金融教育』の拡充が決まり、金融・経済に対しての知識を正しく理解するための授業が行われています」

「しかしながら、高校を卒業してすぐに就職する高卒の新社会人は、実際のところ『将来のキャリアの計画や、お金の使い方』を授業で習って、社会に出られるわけではありません。こうした背景から、高卒の新社会人のお金に対する向き合い方や、お金を通して何に不安を感じ、どのような傾向があるのかを探り、高卒の新社会人の今を知っていただきたいと思い、弊社が実施する社会人スキルやキャリアに向き合う研修『ROOKIE’S CLUB』でアンケートを実施しました」

高卒の社会人1年目を対象にした研修「ROOKIE’S CLUB」東京会場での様子。企業への定着と「同期と一緒に成長」を目標に掲げる
高卒の社会人1年目を対象にした研修「ROOKIE’S CLUB」東京会場での様子。企業への定着と「同期と一緒に成長」を目標に掲げる


「(今回の調査結果の目玉となるポイントは?)社会人になり、自由に使えるお金が増えたことで、『大きなお買い物』に対して最も大きく変化を感じるようです。一方で、少子高齢化や税金の負担が増える不安や、お給料が上がるか、年金をどのくらい受け取れるか、将来どれだけお金が必要になるかがわからず、『貯金がちゃんとできるか』ということに不安を感じています。今現在よりも将来への不安(貯金・将来にかかる費用)が強く、不確かな今の時代を表していると言えそうです」

「(ユーザーへのメッセージは?)高校を卒業したばかりの新社会人は、お金の使い方や、将来のキャリアプランの立て方などを学校の授業で習ってきたわけではありません。なりたい自分や目標を描くこと、実現するためにはどのような自己投資が必要なのか、必要になるお金、定期的な貯金や長期的な資産形成の重要性を伝えていくには、学校のキャリア教育をはじめ、就職先の企業や家族、地域など、先輩社会人のサポートが必要ではないでしょうか」

「高卒の新社会人を採用する企業はぜひ、18歳の若者が何に価値を感じて過ごしているのかを知り、キャリア形成支援や、福利厚生などにお役立ていただければ幸いです。もし会社に高卒の部下や後輩がいるなら、高校生活を終えたばかりの新社会人が何に対して不安に思うのか理解し、コミュニケーションのきっかけやフォローに役立てていただき、会社全体で高卒の新社会人を育てる風土をつくっていただけますと幸いです」

■調査概要
調査期間:2023年7月5日~7月20日 
調査方法:高校新卒社員研修「ROOKIE’S CLUB」参加者に対するアンケート調査
調査対象:18歳~25歳の高校新卒新成人
有効回答:124人

■株式会社ジンジブ公式サイト:https://jinjib.co.jp/

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