サイト終了のお知らせ

平素より「OneNews」をご利用いただき、誠にありがとうございます。本サイトは2024年5月15日をもってサービスを終了いたします。
サービス終了後、OneNews掲載の一部コンテンツ(ビジネス記事、マネー記事)は、
当社運営メディア「ウォーカープラス」に引き継がれますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

汗をかくことは恥ずかしい?女性を対象にした「夏の時期の汗・ニオイ」に関する調査結果が発表

2023/08/16 19:00
SHARE

フェムケア事業を展開する株式会社オノフは、女性マーケティングに特化した調査研究をベースに女性向けサービスの提供や、クライアントワークとしてマーケティング・リサーチ、セールスプロモーション企画・顧客ロイヤリティ向上するCRM設計を担っている。今回調査研究として全国の20代〜60代の女性を対象に夏の時期の汗・ニオイに関する調査結果をレポートする。


<調査概要>
調査方法:インターネット調査
対象者:全国の20代〜60代女性
調査期間:2023年6月16日〜6月19日
有効対象者:3125サンプル
調査機関:株式会社オノフ

今回は、夏の汗やニオイに対する意識や年代別に抱える悩み、またそれぞれの意識に基づいてどのような対策を行いたいと思っているのか紐解いていく。

汗やニオイが気になる場面は年代ごとに異なる

夏の時期に汗が気になる場面は、全体で「1日仕事などをした日の夕方や夜」が最も高く31.3%、次いで「スポーツなど身体を動かした後」が31.0%、「混雑しているバスや電車の中」が29.5%となった。

年代別にみると、20代〜30代は「同性/異性の友人、知人と距離が近い時」「恋人やパートナーとの距離が近い時」と回答している割合が高く、比較的ライトに周囲と関わる場面で汗を気にしていることがうかがえる。一方で40代は「人前で話をするなど、緊張する場面」と回答している割合が高く、20代〜30代と比べてビジネスシーンなどの固い場面で汗を気にすることが多いのかもしれない。

また、20代〜30代は「授業中や勤務時間中」と回答している割合が高いのに比べ、40代は「1日仕事などをした日の夕方や夜」が高いことから、年代によって汗を気にする時間帯も異なることが読み取れる。

【画像】汗が気になる場面についての回答結果
【画像】汗が気になる場面についての回答結果


年代が上がるほど汗対策は古典的に

汗の対策方法を年代別に見ると、60代で特に高い「ハンカチ/タオルなどでこまめに拭く」「こまめに着替える」「こまめにシャワーを浴びる」は若年層になるほど回答する割合が低く、20代と60代で20ポイントもの大きな差があった。

年齢層が高いほど、制汗剤などのアイテムを使用して汗を抑えるのではなく、着替えやハンカチで汗を拭くなど比較的古典的な方法で対策を取っていることが読み取れる。

汗をかいた時の対策個数(平均)を見ると、年代が上がるにつれて増えており、さまざまな対策をしていることがうかがえる。若年層ほど汗の対策数が少なくなっているのは、制汗スプレーや汗ふきシート・デオドラントスプレーなど高機能なアイテムを使っているからなのかもしれない。

汗対策についての回答結果
汗対策についての回答結果


対策への意識も世代間で差が。若年層になるほどマナーと捉えない傾向に

汗の対策理由を年代別にみると、40代の「周りから不潔だと思われたくない」「恥ずかしいと思うから」と回答する割合が高いことが読み取れる。更年期時期はホットフラッシュなどの更年期特有の症状に悩む人も出てくることから、汗をかくようになった自分をネガティブに捉えている人もいるのではないだろうか。

また、20代は「いつでも自信を持っていたいから」、30代は「好きなファッションをするため」と回答している割合が高いのに対し、60代は「マナーだと思うから」と回答している割合が最も高い結果に。

汗をかくとメイクやファッションに影響すると考える若年層と、汗をかく自分に対して恥ずかしさをおぼえる高齢層で、汗をかくことに対しての捉え方の差は大きいのかもしれない。

汗の対策理由についての回答結果
汗の対策理由についての回答結果


取り入れてみたい汗・ニオイ対策はあるものの、実行に移せていない実態も

汗・ニオイ対策について「今後行いたいと思っているが、実際にできていない対策」として割合が高いものは、「ニオイケアなどのサプリの服用」が最も高く71.2%という結果に。「汗腺トレーニング」が67.2%、「多汗症・ワキガ治療など医療機関の受診」が65.5%と続く。

ニオイ対策について「今後(も)行いたい対策」の結果を見ると、「汗腺トレーニング」「多汗症・ワキガ治療など医療機関の受診」「ニオイケアなどのサプリの服用」は制汗スプレーやハンカチなどのアイテムを使用する項目と比べて回答率が低く、そもそもの認知度が低いことがうかがえる。

また「汗腺トレーニング」に関しては自宅でできる対策ではあるものの、長期間続けることで効果が期待できることから、サプリの使用や医療機関の受診同様、実行に移すまでのハードルが高くなっているのかもしれない。

ニオイの理想の対策についての回答結果
ニオイの理想の対策についての回答結果


まとめ

今回の調査から、夏の汗やニオイに対して年代別に抱える悩みと実際に行っている対策にギャップがあることがわかった。汗対策をすることへの恥ずかしさや手軽にできない手間などで実行に移せていない人が多いのかもしれない。

手を出しづらいという感覚を払拭し、汗対策へのハードルを取り去ることで、手軽にさまざまな汗対策を取れるようになると考えられる。

今回の調査について、担当者に話を聞いてみた。

「(今回の調査の意図や狙いは?)夏の時期に限定し、汗・ニオイに関する悩みや対策方法、年代別や身だしなみ意識別・汗のかきやすさ別で気にしている場所や気にしている理由に差の有無を明らかにすることです。また、今後も行いたい対策方法を聴取し、実態との差も明らかにしたいと思いました」

「(今回の調査結果で注目すべきポイントは?)世代間で夏の汗やニオイの意識に差がある、ということです。汗の対策理由を見てみると、40代は『恥ずかしいと思うから』が高く、20代は『好きなファッションをするため』がほかの年代より高くなっています。特に40代は更年期に差し掛かることもあり、ホットフラッシュによる火照りなどから汗をかく、という方も多いのではないかと思います。ホットフラッシュは急に顔が熱くなったり汗が止まらないという症状なため、汗をかくことに強い抵抗を感じている人も多いのかもしれません」

「(ユーザーへのメッセージは?)夏の汗に関する意識の差から、汗対策をすること自体にハードルを感じている人も少なくありません。汗腺トレーニングやサプリ、多汗症やワキガ治療などの医療機関の受診といった新たに出てきている対策はありますが、手軽にできない手間などから、実行に移せていない人も多くいるのかもしれません。年代ごとの悩みやそれぞれの意識に寄り添った汗対策、また手を出しづらいという感覚を払拭してあげることが大切。汗やニオイで悩んでいるすべての女性が、もっと快適に夏を過ごせるようになれば良いな、と思います」

■株式会社オノフ
公式サイト:https://www.onoff.ne.jp/
X(旧Twitter):@OnoffInc
調査レポート(詳細):https://www.onoff.ne.jp/forms/corporate/research-report_202307.html

あわせて読みたい

人気ランキング

お知らせ