サイト終了のお知らせ

平素より「OneNews」をご利用いただき、誠にありがとうございます。本サイトは2024年5月15日をもってサービスを終了いたします。
サービス終了後、OneNews掲載の一部コンテンツ(ビジネス記事、マネー記事)は、
当社運営メディア「ウォーカープラス」に引き継がれますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

『毎月5分のシン・米国株投資術』著者レイチェルさんに聞く「『米国株投資』で勝つために必ず目を通すべき、5つの情報源」

2022/10/05 18:30 | 更新 2023/04/17 00:02
SHARE
レイチェルさんに学ぶ「投資」の話
レイチェルさんに学ぶ「投資」の話

投資をするうえで欠かせないものが、「情報収集」。では、実際に投資でしっかりと利益をあげている人はどんな情報源を使っているのか。話を聞いたのは、初の著書『毎月5分のシン・米国株投資術』(KADOKAWA)を通じて「米国株投資」をすすめる投資家のレイチェルさん。レイチェルさんが使っている5つの情報源とその活用法を教えてもらった。

情報を得ることで投資そのものの楽しさも見えてくる

投資に限らず、仕事やプライベートにいたるまで、すべてが「情報戦」だと私は考えています。お得情報や便利なサービスや機器など、それらを知っているか知らないかだけの違いで、生活の満足度や効率といったものも大きく変わってきます。

私の部屋には、スマートスピーカーの「Google Home」を置いています。ベッドに入って「OK Google、おやすみ」と言うだけで電気とエアコンが消えるようになっていますし、さらに「アラームは何時に設定しますか?」と聞かれるので、起床時間を答えるとアラームを設定してくれます。そのあとは、自然に眠れるようにスズムシの鳴き声を小さな音で鳴らしてくれます。

私は当たり前のように使っていますが、スマートスピーカーの存在を知らない人がいたとしたら、子どものころに想像した未来の話のようにも思えるかもしれません。

投資にも同じことが言えます。株式相場は金融政策や経済ニュース、各社のビジネス状況によって常に変化しています。だからこそ、そういった変化に影響を与える情報がとても大事になってくるのです。

そうして常にアンテナを張って情報に触れるようになると、投資で勝ちやすくなることのほかにもメリットが生まれます。自分はどういう株を買っていて、それはどういう影響によって上がったり下がったりするのかということが情報を得ることで理解できたなら、ただお金を儲けるだけではなく、投資そのものの楽しさというものも見えてくるのではないでしょうか。

日米の異なる視点からの情報を得て理解を深める

私自身が情報を集めるために使っているのは、次の5つの情報源です。

【米国株投資に欠かせない5つの情報源】
1.日本経済新聞電子版
2.CNBC
3.Yahoo!ファイナンス
4.Twitter
5.テレ東BIZ(テレビ東京ビジネスオンデマンド)

ひとつ目の情報源は、日本経済新聞電子版です。日本のニュースはもちろん、米国株関連のニュースも十分に扱っています。ビジネスパーソンなら多くの人が目を通していますし、社会人の共通言語的な知識を得られる点もメリットです。

米国株投資に関しては、株式相場の動向についての記事がだいたい毎朝5、6時頃にリリースされています。これを読めば、毎朝の市場状況を把握できます。私自身、毎朝の株式市場関連の情報を得るのは、この日経電子版です。

2つ目の情報源は、CNBCです。CNBCは、「Consumer News and Business Channel」の略で、アメリカの経済情報が得られるウェブサイトです。株式市場の情報はトップページに掲載されていることが多いので、すぐにその日の動向を確認できます。

内容としては日経電子版と似ている点が多いのですが、もちろん視点が異なるものもあります。そのような複数の視点で書かれたものを読むことで、自分の中で情報をより深く理解できるようにもなるでしょう。

また、「英語が苦手で……」という人も心配無用です。皆さんが使っているブラウザの翻訳ツールを使ってみましょう。Google Chromeの場合なら、アドレスバーの右にある翻訳ボタンを押すだけ、あるいはウェブページのどこかを右クリックして「日本語に翻訳」をクリックするだけです。

3つ目の情報源は、Yahoo!ファイナンスです。ここでは、日々の株価をチェックしています。個別銘柄についての掲示板もあり、まるで「2ちゃんねる」のような雰囲気で忖度のない意見が書かれていますから、たまに見てみるのもおもしろいと思いますよ。

投資初心者はテレ東BIZでまず勉強する

4つ目は、Twitterです。即時性の高さ、そして欲しい情報へ最短距離でたどり着きやすい点が魅力です。ウェブサイトやブログなどの場合、欲しい情報の前後の解説が多いなどして目あての情報になかなかたどり着けないということがあります。

でも、Twitterの場合は、貼れる画像は4枚まで、書き込める文字数も140字に限られていますから、重要なことだけが書かれているということが多く、欲しい情報にスムーズにたどり着けることが多いのです。

しかし、Twitterの情報は玉石混交だという点には注意が必要です。本当に信用できる情報かどうかを見極めるには、それなりに投資の経験が必要かもしれません。

そこで、投資を始めたばかりの人には、5つ目の情報源であるテレ東BIZ(テレビ東京ビジネスオンデマンド)をおすすめします。テレビ東京の経済動画配信サービスであり、『ワールドビジネスサテライト』『Newsモーニングサテライト』といった経済番組を観ることができます。前者は日本の経済やニュースが中心、後者は米国株中心の情報で構成されています。

私自身も投資を始めた当初はこれらの番組で勉強をしました。投資の初心者の人たちにおすすめです。

また、ここで紹介した情報源以外のウェブサイトや本で勉強しようという場合には、ぜひ「目的意識を持つ」ことを心がけてみてください。そういったものを前から順に漫然と読んだだけでは、内容はなかなか頭に入ってきません。「今、自分が知りたいこと」を明確にして、それらについて学ぶようにすれば、理解はずっと早まりますし深まります。

この記事のひときわ#やくにたつ
・常にアンテナを張って情報に触れる
・「今、自分が知りたいこと」を明確にして学ぶ

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹

『毎月5分のシン・米国株投資術』(KADOKAWA)
レイチェル著

【プロフィール】レイチェル。京都府出身。新卒で総合コンサルティングファームで働く。その後、ITメガベンチャー企業に勤務。2023年4月より大学院生に。2021年にツイッターアカウントを開設し、米国株投資を中心に政治・経済からマネー、社会問題など幅広いテーマを独自の切り口で語り人気を博す。Twitterフォロワーは8.2万人(2022年9月現在)。1枚画像でアメリカのマーケット状況を伝える「レイチェルタイムズ」を平日毎日ツイートで配信し多くの支持を得ている。
Twitter:@rachelcubmike

あわせて読みたい

人気ランキング

お知らせ