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今回取り上げるのは、日本のサーフィン界の草分け的存在として活躍するレジェンドサーファーのひとり出川三千男さんの個展「Surf Culture Kamakura 1968」。出川さんが所蔵する1960年代の貴重な写真や映像をもとに、日本のサーフカルチャーを振り返る展示について、担当者に話を聞いてみた。
――今回開催する展示の狙いを教えてください。
出川三千男さんが写真や映像として所蔵する1960年代から1970年代の記録は、これまで世に出ることがほとんどありませんでしたが、鎌倉の海辺の歴史や日本のサーフィン史を振り返るうえで大変貴重な資料です。日本のサーフィンの歴史や鎌倉の昔の風景や文化に興味をお持ちのみなさまに、この機会にぜひご覧いただき、感じていただきたいと考えています。
――イチオシポイントを教えてください。
出川さん自身もギャラリーに在廊しますので、本人から当時の話を聞くことができます。また、出川さんが所蔵する当時の写真データは貴重なものなので、これまで販売されることはありませんでしたが、今回の展示ではUMIDORI GALLERY限定でフィルムから再プリントした写真作品(ご自宅に飾れる状態)もお求めいただけます。
――個展開催にいたるいきさつを教えてください。
出川さんより以前から、貴重なデータを所蔵しているので、いつかは公開したいとの話がありました。しかし、公開するタイミングを決めることが難しく、なかなか機会を設けることができませんでした。しかし、先日ふと話をするなかで、偶然にもギャラリーの日程が空いたことから、今年のGWのタイミングで個展を実現することになりました。
――ユーザーへのメッセージをお願いします。
貴重な写真や映像を観ることができる機会、さらにその写真を購入できる機会も、とても貴重なものとなるはずです。今回の展示に興味をお持ちいただけた方は、ぜひご来場いただければと思います。
-Looking back to see the Future-「Surf Culture Kamakura 1968」
鎌倉・坂ノ下にある、海が目の前に広がるギャラリー「UMIDORI GALLERY」は、日本におけるサーフカルチャーの先駆者である出川三千男さんが所蔵する1960年代の貴重な写真や映像を元に、日本のサーフカルチャーを振り返る展示 -Looking back to see the Future-「Surf Culture Kamakura 1968」を2024年4月27日(土)から5月5日(祝)まで開催する。
1960年代当時の鎌倉の海辺を捉えた貴重な写真や映像、そして当時の情景を知るレジェンドサーファー出川三千男さんの語りを通して、ファッションやアートにも大きく影響を与え続けている日本のサーフカルチャーは「どのように生まれ、現在にいたり、未来につながっていくのか」を感じることができるGW特別展だ。展示では、当時のサーフカルチャーを彩った雑誌や小物も展示。さらに、出川さんが所蔵する1960年代の鎌倉の海辺やサーフシーンを記録した貴重なフィルムからプリントした写真も、今回UMIDORI GALLERY限定で販売される。
出川三千男／Michio Degawa
1950年、神奈川県鎌倉市稲村ヶ崎生まれ。幼少期から海に親しんでおり、板子(木製のブギボー)、フロート(SUPの原型)などを経てサーフボードと出合う。高校卒業後、仲間と共にサーフボードファクトリーを立ち上げる。その後、国内はもちろん海外のサーフィン大会にも出場し、1971年には全日本アマチュアサーフィン大会で優勝。日本プロサーフィン連盟(JPSA)の前進となる日本サーフィン連盟NPSAを発足するなど、日本における1970年代のサーフカルチャーを牽引するレジェンドサーファーだ。
開催期間中は出川さんも在廊し、当時の貴重な映像の投影や本人による講演、オープニング&クロージングパーティーも開催される予定だ。ゴールデンウィークは海辺のギャラリーで、鎌倉の昔の風景やサーフィン文化に触れてみるのはいかがだろうか？
