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貯蓄系人気ユーチューバーが実践!お金が必ず貯まる4つの節約術

2024/01/17 19:00
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2024年からスタートする「新NISA」が話題だ。しかし、投資をするにも元手がなければはじまらない。まともにお金を貯められていない人がまずやるべきは、もちろん貯蓄だ。そこでお話を聞いたのは、YouTubeチャンネル「倹者の流儀」で貯蓄術やお金のノウハウを発信しているくらまさん。自身が実践してきた4つの節約術を明かしてくれた。

YouTubeチャンネル「倹者の流儀」で貯蓄術やお金のノウハウを発信するくらまさんにインタビュー
YouTubeチャンネル「倹者の流儀」で貯蓄術やお金のノウハウを発信するくらまさんにインタビュー【撮影=樋口涼】


生活に困窮する状況となり、ようやく貯蓄に目覚めた

今でこそ貯蓄額が3000万円を超え、貯蓄術などを伝えるYouTubeチャンネルを運営していますが、実は私自身、かつてはどん底のような生活をしていました。

学生時代の私は見栄っ張りでプライドが高く、さらに現実逃避をする癖まで持っていました。見栄っ張りですから、なにかを買うにしても友人よりいいものを買おうとしていましたし、飲み会などに誘われたら絶対に断りません。もちろん、お金はどんどん出ていきます。

また、プライドが高かったために、将来は大企業に就職するか公務員になると決めていて、結果的に2年間の就職浪人をすることになりました。しかも、約300万円の奨学金を借りていたため、大学卒業と同時に、アルバイトの収入しかないのに奨学金を返さないといけないという生活がはじまったのです。

加えて、現実逃避癖です……。私以外の多くの人にもあてはまるかもしれませんが、以前の私は、基本的に自分が好む情報しかキャッチアップしていませんでした。そのため、「将来のためにお金を貯めるべきだ」といった情報、NISAやiDeCoなど投資に関する情報などはスルーしてしまい、現実から目を背けて自分に必要なお金の知識をインプットできていなかったのです。

もちろん、そんな生活をしていてはお金が貯まるはずもありません。大した稼ぎもないうえに稼いだら稼いだだけお金を使っていたものですから、生活に困窮するようになりました。そんな状況を自ら招いたことで強い危機感を持ち、ようやく私は見栄やプライドを捨て、現実を見つめ、貯蓄や節約に目覚めることになったのです。

【写真】「見栄やプライドを捨て、現実を見つめ、貯蓄や節約に目覚めることになった」経緯を語るくらまさん
【写真】「見栄やプライドを捨て、現実を見つめ、貯蓄や節約に目覚めることになった」経緯を語るくらまさん【撮影=樋口涼】

家計簿をつけて、現状を知ることがスタート

私が実践してきた節約術のうち、特に重要でかつ効果があったと感じているのは、主に以下の4つです。

【重要かつ効果的な節約術】
①家計簿で収支を把握する
②真っ先に固定費から削っていく
③車を所有しない
④先取り貯蓄でなによりも貯蓄を優先する

まずは、「①家計簿で収支を把握する」ことが貯蓄の大前提となります。自分の収入がいくらで、どれだけ使っているのかというお金の流れが見えないことには、削らなければならない支出項目も見えてきませんし、「今月は使いすぎてしまったな」と反省することもありません。

ダイエットにたとえるなら、「毎日、体重計に乗る」ようなものです。自分の体重という現状を知らなければ、気をつけるポイントも見えてきませんし、「今日は食べすぎてしまったな」と後悔することもないでしょう。

これまで家計簿をつけていなかったという人なら、月に一度の家計簿チェックも面倒に感じるかもしれません。そういう人なら、3カ月に一度のチェックでもいいと思います。そうするだけでも、家計簿をチェックしないことと比べれば、その後の自分の行動に大きな違いが出てくるはずです。

 「家計簿で収支を把握する」ことが貯蓄の大前提
 「家計簿で収支を把握する」ことが貯蓄の大前提【撮影=樋口涼】

自分にとって重要ではない固定費を削る

ふたつ目は、節約術の王道ともいわれる、「②真っ先に固定費から削っていく」というものです。毎月など定期的に決まった金額を払わなければならない固定費を見直せば、その後は労せず永続的に節約することが可能になります。

しかも、固定費には比較的金額が大きな費目も多いものです。家賃を今より3万円削ることができれば、年間にすれば36万円もの節約ができることになります。それだけ、大きな節約効果を得られるということです。

もちろん、全員に家賃を削ることを推奨はしません。私自身は居住環境にこだわりが薄いほうですから、「家賃は手取り収入の2割以下」と決めています。本当であれば、1割も払いたくないくらいです。

でも、なかには自宅はなるべく快適な環境にしたいという人もいますよね。そういう人の場合であれば、無理に家賃を削って狭かったり古かったりする部屋に住むとストレスを感じることになります。節約は、ストレスを感じずに自分のなかで快適な範囲でやることが鉄則です。そうしないと長続きしないですし、シンプルに楽しくないからです。

ですから、自宅にこだわりたいという人であれば、住居費にはお金をかける一方で、他の費目を削ることを考えましょう。

『すごい貯蓄 最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!』
KADOKAWA(2022)
くらま 著

【プロフィール】くらま
1993年生まれ、30歳。ファイナンシャルプランナーの資格を有する会社員。東京都内でひとり暮らしをしながら、社会人1年目で奨学金約300万円を完済。約6年で貯蓄3000万円を達成する。その貯蓄術やお金のノウハウを発信するYouTubeチャンネル「倹者の流儀」が大きな話題に。自身の成功・失敗体験を踏まえた本音の教訓と、わかりやすい解説で、多くの支持を得ている。

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