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アフターコロナの健康トレンドは「睡眠サポート」「見た目ケア」「手軽さ」「食物繊維」。約1242万件の購買データから分析

2023/10/08 15:00
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ヘルスケアアプリ「SIRU+(シルタス)」を運営するシルタス株式会社は、SIRU+に連携されている約1242万件の健康訴求商品の購買データを分析するとともに、SIRU+アプリユーザー120人へのアンケートにより、アフターコロナで生活者の健康トレンドがどう変化しているのか、調査を実施した。

同社は、「食べたいものを食べて健康に」というビジョンのもと、ポイントも栄養もたまるヘルスケアアプリ「SIRU+(シルタス)」を2019年3月より運営している。SIRU+は、スーパーマーケットなどの購買データを栄養分析することで、日々の買い物から栄養傾向を簡単に把握し栄養バランスの改善を目指せるアプリ。また、2023年6月よりポイント機能を実装し、お得に健康を目指せるアプリとなった。今回の調査について、同社の担当者は次のように話している。

「新型コロナウイルス感染症の流行により自粛生活へと生活スタイルが変化するとともに、免疫ケアやダイエットなど健康意識はぐっと高まり、ヘルスケア商品のニーズも高まりました。そのようななか、2023年3月13日以降マスクの着用が個人の判断となり、また、5月8日以降、感染症法上の位置づけが『5類』へ移行し、出社に切り替わる企業が増えたり、外出や旅行が増えたりと生活スタイルがまた変化しています。人々の生活が変化しているので、健康意識も変化しているのではないかと考え、調査をすることにしました。弊社の強みである、購買データ分析によって生活者の購買の変化を分析するとともに、アプリユーザーへのアンケートによって、生活者がどのような健康訴求商品に興味関心があり、実際に購入しているのか調査しました」

アフターコロナで購買数が伸びた健康訴求商品カテゴリー

マスク着用が個人の判断となった2023年3月以降で、前年比で購買数が伸びた健康訴求商品カテゴリーは「睡眠サポート食品」「ダイエット飲料」「食物繊維が多く摂れる食品」だった。

アフターコロナで購買数が伸びた健康訴求商品カテゴリーは?
アフターコロナで購買数が伸びた健康訴求商品カテゴリーは?


SIRU+ユーザーの興味関心のある健康訴求カテゴリー

SIRU+ユーザーへのアンケートの結果、興味関心のある健康訴求カテゴリーとして、「免疫力アップ」をあげた人が66.7%と一番多く、「食物繊維が摂れる」をあげた人が56.1%、「たんぱく質が摂れる」をあげた人が49.1%、「低糖質」と「睡眠サポート」をあげた人がともに36.8%だった。

【図を見る】SIRU+ユーザーの興味関心のある健康訴求カテゴリーは?
【図を見る】SIRU+ユーザーの興味関心のある健康訴求カテゴリーは?


アフターコロナでの健康トレンドの傾向

(1)アフターコロナで生活リズムが再び変化している人が多く、「睡眠サポート食品」のニーズは上昇中

睡眠サポート商品は、2023年3月以降すべての月で前年よりも2倍以上購買数が伸びており、特に感染症法上の位置づけが「5類」へ移行した5月以降は、平均で3.27倍と大きく伸びていた。厚生労働省によると、一般成人の30~40%が何らかの不眠症の症状があるといわれている。さらに、コロナ禍により生活リズムの変化で睡眠に悩む人が増えたことで、睡眠サポート食品の市場自体が拡大している。2023年3月以降、リモートワークから出社に切り替わるなどして、再び生活リズムが変化している人が多く、睡眠サポート食品のニーズは伸び続けることが予想される。

「睡眠サポート食品」のニーズは上昇中
「睡眠サポート食品」のニーズは上昇中


また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、感染予防の意識が高まり、自粛期間中から免疫力の向上をサポートする商品へのニーズが高くなっていた。2023年5月以降、感染症法上の位置づけが「5類」へ移行し、感染症予防を徹底する風潮は薄れましたが、外出する機会が増えたことで免疫ケアをする人は変わらず多く、購買数は横ばいになっている。また、SIRIU+ユーザーへのアンケート結果からも、免疫力を高める食品に興味関心を持っている人が66.7%と多いので、引き続きニーズが高い状態が続くことが予想される。

免疫ケア商品の購買数は横ばい
免疫ケア商品の購買数は横ばい


(2)「ダイエット飲料」や「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数UP。より手軽に「見た目」ケアができる飲料が人気

体脂肪や内臓脂肪を抑えることを目的としたダイエット飲料の購買数が前年比で1.16倍と伸びており、特にお茶以外のダイエット飲料の購買数は前年比で1.5倍増えていた。

ダイエット飲料の購買数は前年比で1.5倍に
ダイエット飲料の購買数は前年比で1.5倍に


また、「たんぱく質が多く摂れる食品」全般の購買数は横ばいだったが、「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数が1.14倍と伸びていた。以前は筋肉づくりのためにたんぱく質を摂る人が多かったが、たんぱく質を摂る目的が多様化し、美容のため、健康のためにたんぱく質を摂る人が増加していることで、より手軽に摂取できる飲料のニーズが伸びていると考えられる。2023年3月以降マスクの着用が減り、さらに5月以降オフラインで人と会う場面が多くなり、「見た目」を気にする人が増えていると考えられる。ダイエットや美容へのモチベーションは上がる一方で、自粛期間を経て「手を抜く」ことも生活に浸透しているので、アフターコロナにおいては「手軽さ」がより求められるのではないかと予想される。

「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数は前年比で1.14倍に
「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数は前年比で1.14倍に


(3)食物繊維のニーズは高いまま!持ち運びができて手軽に食べられる「食物繊維が摂れるお菓子」の購買数アップ

「食物繊維が多く摂れる食品」全般の購買数が1.16倍増加しており、なかでも「食物繊維が摂れるお菓子類」の購買数が1.47倍と伸びていた。SIRU+ユーザーへのアンケート結果からも、食物繊維が摂れることに興味関心を持っている人が66.7%と高く、今後もニーズが高い状態が続くことが伺える。

「食物繊維が摂れるお菓子」の購買数UP
「食物繊維が摂れるお菓子」の購買数UP


コロナ禍で、在宅で仕事や授業を受けるスタイルになり、朝に時間の余裕ができたことで、朝食を食べる人が増えていた。なかでもグラノーラなどの食物繊維が豊富で、簡便に食べられて常温で長期保存ができるシリアル類のニーズが高まっていた。2023年3月以降、徐々にリモートワークから出社に切り替わる企業が増えているため、シリアル類の購買数はやや減少している。一方で、食物繊維のニーズは高い状態が続いており、持ち運びができて、より手軽に食べることができるお菓子のニーズが高まっていると考えられる。

 シリアル類の購買数はやや減少
シリアル類の購買数はやや減少


今回の調査について担当者に話を聞いてみた。

「(ユーザーへのメッセージは?)ヘルスケア業界では、さまざまな健康訴求商品が販売されており、健康トレンドも目まぐるしく変化しています。特に新型コロナウイルスの影響で、健康ニーズは格段に上がり関心度も高まっています。アフターコロナにおいても健康は生活者にとって身近なものなので、今回の調査が、健康ニーズを把握するためのお役に立てばと思います。また、生活者にとっても、いろいろな健康トレンドが生まれており、自分に合った健康法や必要な栄養などが分からないという人が多いと思います。自身の健康を知るきっかけとして、診断サービスや栄養管理アプリなどがあることを知っていただけたらと思います」

■調査概要
<調査1>
【調査期間】
「2022年3月1日~7月31日」と「2023年3月1日~7月31日」の期間で比較調査

【調査方法】
調査期間内にSIRU+を導入しているスーパーで購入されている約1242万件の健康訴求商品の購買データをもとに、健康訴求商品をカテゴライズして、それぞれのカテゴリーの購買数を分析

<調査2>
【調査期間】2023年8月14日~31日
【調査対象者】SIRU+アプリユーザー120人
【調査方法】SIRU+アプリ内限定でキャンペーンバナーを設置。フォームより回答、集計

■シルタス株式会社公式サイト:https://corp.sirutasu.com/

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