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FP横山光昭のお金の悩みがなくなる資産形成プラン。固定費を見直したら次にやるべきはこれ、「変動費」の上手な減らし方

2023/09/24 20:00
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【写真】「電気代に限らずあらゆる変動費を節約しようと無理をすることはおすすめできません」と話す横山光昭さん。その理由は?
【写真】「電気代に限らずあらゆる変動費を節約しようと無理をすることはおすすめできません」と話す横山光昭さん。その理由は?【撮影=藤巻祐介】

変動費を抑えるのは、使いたいものにお金を使うため

それから、今なら電気代を抑えることを考えてもいいかもしれませんね。大手電力会社の値上げ申請が認可され、2023年6月1日から実施されたからです。

みなさんの家庭でも今はもうほとんどがそうなっているかもしれませんが、電灯を白熱灯や蛍光灯からLED電灯に変えるのもひとつの手です。白熱灯と比較すると、LED電灯の消費電力は約6分の1、寿命は20倍以上といわれます。LED電灯そのものは白熱灯や蛍光灯より高価ですが、長い目で見ると大きくお得です。

それから、電力会社のアプリを使ってみるのもいいかもしれません。値上がりを受けて電気代を気にするお客さまが増えたことで、私も使ってみました。私の家は東京電力と契約しているので、東京電力が提供している「くらしTEPCO」というアプリを使っています。

このアプリでは、月々の電気代を確認することはもちろん、1日ごと、30分ごとの消費電力を確認することもできます。すると、「この日はずっと家にいたからちょっと高かったな」といったいろいろな気づきを得られるのです。

そこから、家電の使い方を見直すこともできるでしょう。たとえば、エアコンの場合だったら、「こまめにオンとオフを繰り返すより、短時間の外出であればつけっぱなしのほうがお得」といった話もよく見聞きしますよね。エアコンは起動時の消費電力が大きいことがその理由です。

でも、「30分以内の外出ならつけっぱなしのほうがいい」という話もあれば、「2時間以内の外出ならつけっぱなしのほうがいい」という話もあります。最近のエアコンは省エネ性能が上がっていますから、それぞれの機種によっても違ってくるところでしょう。電力会社のアプリを使えば、どういう使い方がより節約につながるのか、自分の正解を見つけることができます。

ただし、電気代に限らずあらゆる変動費を節約しようと無理をすることはおすすめできません。節約をする最大の目的は、「使いたいものにお金を使う」ためだと私は考えています。そうではなく節約自体が目的になってしまうと、人生そのものが面白くなくなってしまいます。私の場合ならお酒が大好きですから、飲み代はきちんと確保したい。そのために、「減らせるところは減らそう」というようなメリハリのある考えを持って節約に取り組んでほしいと思います。

この記事のひときわ#やくにたつ
・固定費の見直しこそが支出を減らすための基本中の基本
・変動費を抑えるために「1週間分の予算を決めてやりくりする」
・メリハリのある考えを持って節約に取り組む

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介

『大人のためのお金の教養』総合法令出版(2021)
横山光昭 著

【プロフィール】横山光昭(よこやま・みつあき)
1971年生まれ、北海道出身。家計再生コンサルタント。株式会社マイエフピー代表取締役。赤字家計の盲点を探りながら抜本的解決、確実な再生を目指す。個別の相談・指導では独自の貯金プログラムを活かし、リバウンドのない再生と飛躍を実現し、これまでに2万4000件以上の赤字家計を再生した。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等の各種メディアでも活躍する。全国の読者や依頼者から共感や応援の声が集まる庶民派ファイナンシャルプランナー。『定年後でも間に合うつみたて投資』(KADOKAWA)、『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)、『90日で「貯める力」をつける本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。

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