1978年にタイトーより発表され、大ブームを巻き起こした伝説のアーケードゲーム機「スペースインベーダー」。そんな懐かしの名機を約6分の1サイズの貯金箱にした『遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型』が、2024年1月中旬に発売予定だ。実際に100円玉を入れて遊ぶことができるこの貯金箱。2023年6月7日より先行予約受付が開始され、反応も上々だという。商品のこだわりや手応えについて、担当者に話を聞いた。
大ブームを巻き起こした「スペースインベーダー」が45周年
「スペースインベーダー」は、タイトーが1978年に企画・開発・販売した業務用アーケードゲーム機。シューティングゲームの先駆けとして、“インベーダーハウス”が流行したり、オリジナルの攻略法や裏ワザが編み出されるなど、各地で大ブームを巻き起こした。現在も日本だけでなく世界中で広く愛されている。
この「スペースインベーダー」が今年45周年を迎えることを記念し、タカラトミーアーツが細部にまでこだわってミニチュア化した約6分の1サイズの貯金箱を発売する(準備数がなくなり次第販売終了)。
発売の狙いやターゲットについて、タカラトミーアーツの担当者は「現在、レトロゲームが再注目されているなか、スペースインベーダーは社会現象を巻き起こした伝説的なゲームであり、45周年のタイミングで商品を発売したいと考えました。ターゲットはずばり、昔スペースインベーダーで遊んで思い出をたくさんお持ちの方です」と語る。
イチオシのポイントや開発に苦労した点は？
商品のイチオシポイントを聞いてみると、「100円玉を入れて実際に遊べる点。さらに“名古屋撃ち”など懐かしの裏ワザが使える点」だという。
同商品では、アーケードゲームと同じように、コイン投入口に100円玉を入れると、本体のカラー液晶画面でシューティングゲームをプレイすることができ、“名古屋撃ち”や“レインボー”など、当時人気を博した裏ワザを楽しむことが可能なのだ。
このソフトウェアの再現には苦労しているそうで、「タイトー様にご監修いただき、アドバイスをいただきながらオリジナルに近づけています」とのこと。
2009年バージョンからバージョンアップしたところは？
同商品は2009年に株式会社タカラトミーより発売された『スペースインベーダー ゲーム筐体型バンク』を現代の技術でバージョンアップしたもの。スペースインベーダー45周年を記念する商品として新たに発売する。
2009年バージョンからどんなふうにバージョンアップしたのか聞いてみると、次のような回答が得られた。
「当時は白黒のセグメント方式の液晶を使用しており、遊びの再現性に課題がありました。今回はTFTカラー液晶を使用し、オリジナルの遊び心地にこだわって再現しました。また、本体にも木目の彫刻を施すなど、外観のディテールも追求しました」
予想以上の反響が！
こだわりがつまった同商品は、2024年1月中旬の発売に先立って、タカラトミーアーツのECサイト「e組(いーぐみ)」と有限会社デジレクトが委託運営するECサイト「トキワダイレクト」で、6月7日より購入者特典付きの先行予約受付が開始された。
予約状況や反響について尋ねてみると、「おかげさまでたくさんの反響もいただき、予約も当初の予定を上回るペースで好調に推移しています」と担当者。
「東京おもちゃショー2023(6月8日～11日に開催)で、筐体の実機と商品を並べたところ、かつて遊んでいた世代の方が目を輝かせてプレイされていました。また、当時の思い出をたくさん語っていただき、あらためてスペースインベーダーが多くの人にとって特別なゲームなんだと感じました。本商品についても遊び心地を体感していただき、実際にきちんと遊べることにとてもびっくりされたり、お褒めの言葉をいただいたりしました」と話し、手応えを感じているようだ。
貯金箱としては、最大80枚の100円玉硬貨を収納することが可能。本体底のコインボックスから取り出して繰り返し使用することができる。
最後に、ユーザーへのメッセージを伺った。
「懐かしのスペースインベーダーがおうちで遊べるだけでなく、遊べば遊ぶだけお金が貯まります！思い出を蘇(よみがえ)らせながら、ぜひお楽しみください！」
テーブルの上に蘇る懐かしの名機で、あのころのワクワクを味わってみてはいかがだろうか。
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