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「持続可能な運動習慣」で人類を健康に!「SIXPAD HOME GYM」事業リーダーが思い描く壮大な未来

2022/10/10 12:00 | 更新 2023/04/17 00:01
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SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さん
SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さん【撮影=藤巻祐介】

――SIXPAD HOME GYMの特長について教えていただければと思います。
【伊藤宏紀】大きくふたつにまとめられると思っています。ひとつが、短時間で効率的にトレーニングができるメソッド。もうひとつは、コンテンツでつながる楽しさ。このふたつの要素が特長で、トレーニングの継続につながる要素でもあります。前者はどちらかというと機能的な面。トレーニングを続けられない人の一番の理由が「時間がない」というものでして。

――周りでも、その“言い訳”は多いですね(笑)。
【伊藤宏紀】ですよね(笑)。時間がなくてできない。逆に言えば、時間さえあれば、足も腕もお腹も鍛えて、走る、といったトレーニングができる。でも、みんな「そんな時間はない」という。「よし、わかった」と。僕たちが用意するものは、全身のEMSトレーニングスーツを着て、EMSを流すことで筋肉にアプローチし、いわゆる筋トレができてしまう。しかも、SIXPAD HOME GYMではジェルシートを使わずにEMSトレーニングができるスーツを利用して、EMSによる筋トレに加え、脂肪を燃やすための有酸素運動も同時にすることができます。自宅でさらに効率的にトレーニングをしたい方はバイクに乗ればいいし、そうでない方は自宅でスクワットをしたり、走るような動作をしたり、そういったものを組み合わせて筋トレと有酸素運動が同時に全身で効率的にできるわけです。時間がないとは言わせません(笑)。このコンセプトからトレーニング時間は最短10分と決めました。これが、まずはひとつめの機能的なメリット、特長です。

【伊藤宏紀】次にふたつめの特長。もしそれが短時間で効果があるとわかっても、やっぱり楽しくないと続けられないですよね。さらに、どうやってトレーニングしたらいいかが多くの方はわからない。ですので、アプリコンテンツをつくり、アプリにつなぐことによって、ユーザーの方がどんなメニューを実践すればいいかがわかるように、オリジナルレッスンを24時間受けられるようにしました。SIXPAD HOME GYMでは、トレーニングのプロフェッショナルであるインストラクター「SIXPAD WAVER(ウェイバー)」がトレーニングをサポートし、励ましてくれたりもします。“つながる”というキーワードがポイントで、ただ動画を見ながらやるのではなく、文字どおり、つながります。ウェイバーからは「〇〇さん、がんばって!」みたいなエールがありますし、ユーザー側もオリジナルのアイコンをつくったり、名前をあだ名にしたりして、ウェイバー側を楽しませたりもしています。名前を呼んでもらえるってやっぱりうれしいですし、アプリがあるからこそそれができる。

【伊藤宏紀】コロナ禍において自宅でトレーニングをするときに、そもそも人とのつながりが減ってきていることもあって、寂しいという感情があると思います。そういった中でつながるうれしさ、楽しさというものがかなり継続に結びついていると感じています。サービスのスタートから約2年になりますが、続けてくれるユーザーさんからの声としては、この“つながり”のところが最も多いですね。効率的にトレーニングできる、これは当たり前になりつつありますが、実際にSIXPAD HOME GYMを体験していただくとわかるのは、つながる楽しさ。ウェイバーのファンになっていったり、トレーニングを行うと獲得できるTG(トレーニングゲージ)をためてもらえるバッジにこだわりはじめたり、そうしたゲーミフィケーションの要素もどんどん改善していっています。

「Powersuit」は、わずか10分で全身を同時に鍛えられるEMSトレーニングスーツ
「Powersuit」は、わずか10分で全身を同時に鍛えられるEMSトレーニングスーツ【画像提供=株式会社MTG】


――数あるトレーニングサービスの中でのSIXPAD HOME GYM優位性について、どう考えていますか?
【伊藤宏紀】まず、我々のターゲットについて話をさせてください。運動はしたい、そう誰しもどこかで考えるじゃないですか。だけど、運動習慣ってなかなかできないものなので、そういう人たちを我々は救いたいと考えています。そのために、まさに先ほど話した特長と同じになるのですが、EMSって自分で鍛える部位を意識しなくてもいいわけなんですよ。バランスボールであったり、ダンベルであったり、多くの場合、「本当に効果的にトレーニングするにはどうすればいいの?」となると思います。ひとりでやっていると、実際に効いてるのかもわかりづらい。でも、EMSは貼るなり、着るなりして電気を流してしまえば、確実にその筋肉が鍛えられるようになっています。だから、まず便利。ここは大きな差別化のひとつだと考えています。もともとSIXPADはEMSをベースに生まれているので、面倒で運動したくない人や、自分ひとりでは運動できないような人にとっても、EMSはおすすめだと思います。次にメニューがあるところ。今はYouTubeでトレーニング動画を見る方も多いと思いますが、EMSが流れた状態で具体的にどうすればいいかということをわかりやすく伝える「おすすめのメニュー」であったり、SIXPAD HOME GYMのプログラムではインストラクターが音楽に乗って「じゃあいくよ!3、2、1、GO!」と言った瞬間に電気が強くなるんです。これが自宅でできる。てまえみそですが、けっこう感動的ですよ。「いまここに流れるよ」と言われると、確かに流れている。「そうそう、〇〇さん!いいよ!」と声をかけられる。これしかない、そう感じてもらえるような世界観をつくっています。

――SIXPAD HOME GYMはサブスク型のサービスですね。
【伊藤宏紀】Netflixなどはすごくベンチマークしています。いろいろなサブスクサービスを勉強、研究していますが、今例に挙げたNetflixとかに比べたら、まだまだUI面も不足がありますし、課題はあります。ただ、まだはじめて2年ですし、10年後の世界はどうなるだろうといったことをイメージしながらアップデートを繰り返しています。朝、起きた瞬間におすすめのメニューが出てきて、ボタンを押したらそのままメニューが始まるとか、そういう世界にしていきたいですね。

――日常に当たり前のものとして運動習慣が入ってくる世界ですね。
【伊藤宏紀】僕たちの根本のテーマでもあるのですが、フィットネスの中身どうこうにはある程度限界があります。少し極端な言い方になりますが、トレーニングのメニューなんて限られているんですよ。教え方もある程度は決まってくる。でも、トレーニングを辞めてしまう人はいる。僕たちの最大の“敵”は生活習慣です。それこそ、トレーニングする時間はないけどNetflixは見る。だったらNetflixを見ながらでもトレーニングができる方法はないか、そういうことを考えていますし、日々の生活の中に、日常の中に、どう運動を入れてもらうか、究極はそこがゴールになると思っています。

――可処分時間、競合は時間の使い方ということですね。ちなみに、利用ユーザーとして、SIXPAD HOME GYMはどういった層に受け入れられていますか?
【伊藤宏紀】年代でいうと、40代、50代の方が多く、続いて30代の方。性別でいうと男性の方がやや多めです。そもそもSIXPADに男性っぽいイメージがあるので、男性から始まってだんだんと女性が増えていくという傾向があります。当初のサービス設計として、実は30代を狙っていたのですが、なかなかこなかった。理由は、ふたつあります。ひとつはお金の面で、約10万円のパワースーツを買ってバイクを買って、月々4180円(税込)のサブスクって、ちょっとゆとりがないとできない。このゆとりについては、このお金に価値があるという考え方にしても、30代や20代の方の場合、「別に太っていないし」とか「食事をちょっとセーブすれば痩せるし」といったように、身体に対して余裕があります。一方、40歳を超えると、傾向として、身体にガタがきやすい。健康診断で指摘を受けたり、昔のように簡単に痩せなくなったり、危機感が変わってきます。さらに、「人生100年時代」と言われている。意識が、あきらかに変わるんです。そういう人たちが、金額的にも見合うと考えて始めてくれる。それから、けがなど何らかの理由で激しい運動ができなくなったり、それこそコロナでジムにいけなくなったという方が利用してくださるケースもあります。

――SIXPAD HOME GYMの利用者増加に向けて、今後計画しているプロモーションなどがあれば教えてください。
【伊藤宏紀】入り口の裾野をもう少し広げたいという思いがあります。サービスには本当に自信があるので、一度体験してもらえれば必ず良さがわかってもらえると考えているのですが、ひとつはやはり「ちょっと高い」という声があります。単純に値下げをすればいいという話でもないので、ここは常に課題として考えています。一方で、たとえば、(SIXPAD パワースーツ)コアベルトという約5万円の商品は、すごく売れています。「値段が半分になるとこんなに?」というくらいの違いがあります。日本の市場では、スーツ上下で10万円代はハードルが高いということがわかってきているので、もう少し価格帯を抑えたり、入り口として入りやすいアイテムであったり、そういったものを増やすことによって「ちょっとやってみようかな」という人を増やすことも考えてはいます。たとえば、30代で始めた方が40代になったときに、より危機感をもって10万円代のパワースーツを買うとか、そういった視野で、プロダクトのバリエーションを増やしながらやっていくこともポイントだと思います。ビジョンとして、中長期の視点で考えています。

自宅にいながら短時間で効率よく、楽しみながらトレーニングできる「SIXPAD HOME GYM」
自宅にいながら短時間で効率よく、楽しみながらトレーニングできる「SIXPAD HOME GYM」【画像提供=株式会社MTG】


●伊藤宏紀さんInstagram

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