「小さい頃からめったに歯科医院に行ったことがないほど、虫歯になりにくい体質だった私(47歳・女性)。しかし40代になり、急に虫歯が頻発したのです。いったいなぜ? その原因は意外なところにありました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?


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■40代で急に歯に異変! 虫歯になりにくい体質だったのになぜ?
私はもともと虫歯になりにくい体質でした。
中学生の頃に虫歯の治療をしたのを最後に、歯科健診で虫歯の指摘を受けたことがなかったのですが、あるときを境に次々と虫歯を発症するようになってしまったのです。
最初の異変は2020年夏。
歯と歯の間に隙間が1カ所できたことが気になり、歯科医院を受診しました。
隙間の原因は歯の一部が溶けたことによるものでした。
レントゲンを撮ったところ、奥歯にも虫歯のような影が。
「早めに治療しましょう」という医師の言葉に従い、それから1カ月以内に治療は完了しました。
しかし、同じ年の秋。
今度は歯の痛みを我慢できずに歯科医院に駆け込むことに。
前回の治療からほんの数カ月しか経っていないのに、親知らずが悪くなっていました。
あまりの痛さについに抜歯。
そこから、続けざまに小さな虫歯が見つかるようになりました。
年齢のせいかな? とも思っていたのですが...原因は思いがけないところにありました。

■内科で処方されたトローチが疑わしい?
2019年から、内科で定期的にトローチを処方されていました。
このトローチはほんのり甘いので、虫歯が増えた当初、私はこのトローチが原因では? と疑っていました。
しかし、歯科医に質問してみると、「トローチには抗菌成分も入っています。ドラッグストアで買ったものではなく、病院で処方されるトローチで虫歯になることはほとんどないですよ」との回答だったので、その後もトローチは服用していました。
それでも次々と虫歯が見つかるのでトローチの使用をやめてみたところ、虫歯になりにくくなったのです!
私は、我が子が幼かった頃に小児科で言われた言葉を思い出しました。
「喘息などの予防のために甘みのあるチュアブル錠などを長期間服用した子は虫歯になりやすい。薬を服用した後は歯磨きをさせてください」
改めて調べたところ、私が内科で処方されたトローチには抗菌成分が入っているものの、甘味料などの糖分が添加されていたので、虫歯の原因になったのかもしれません。
歯科医に私が処方されていたトローチの詳細を伝えて、もっと相談していれば、後からできた虫歯は防げたのでは? と考えるとなんだか残念です。
トローチの服用をやめてから2年ほどになりますが、新たな虫歯はできていません。
これからは、処方されている薬の情報を伝えたり、複数の病院や診療科にて意見を聞いたりして、薬との付き合い方を考えていきたいと思います。