※この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年11月号に掲載の情報です。
農家の保存食手軽に楽しめる「氷レモン」のススメ
1/4個分 11kcal／塩分0g
使いやすく切ったレモンを凍らせてフレッシュさをキープ。ドリンクや薬味、添え物にと、ちょこっと使いに活躍します。
材料（作りやすい分量）
国産レモン（無農薬のもの)...3個（約300g)
作り方
レモンは洗って水けを拭き取り、乱切りにしてジッパーつき保存袋などに入れ、冷凍庫で凍らせる。乱切りは斜め半分に切ってから、それぞれを斜め半分に切る。こうすると果汁が出やすくなる。好みで1/4〜1/8カットに。
※グリーンから完熟前のレモンは白い部分が多く苦味が出やすいので、皮を取り除いてから冷凍するのがおすすめ。
保存期間
冷凍で1年ほど
※保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合もありますのでご注意ください。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用ください。
氷レモンでお役立ち健康ドリンク
1日の水分補給に
デトックスウォーター
1人分44kcal／塩分0g
材料と作り方（1人分）グラス、またはボトルに氷レモン4個、ミントの葉適量を入れて水適量を注ぐ。時間をおくと味が濃くなるので、朝作って飲み終えたらまた水を足してと、家事の合間にちょこちょこ飲むのがおすすめ。
農家ならでは
フレッシュレモンもぜひ楽しんで！
農家さんだからこそ知っている生のレモンの食べ方を特別に伝授します。
見た目もきれいなレモン鍋
1人分355kcal／塩分2.4g
生のスライスレモンでおおう華やかな鍋。具材はお好みで。牡蠣や白身魚もおすすめです。材料と作り方（4人分）
（1）白菜1/5〜1/4個、長ねぎ3本、にんじん1/2本、しいたけ4個、えのき1袋は食べやすく切る。国産レモン2個は薄切りにする。
（2）鍋にかつお昆布だし1.2L、酒50mL、塩小さじ1、薄口しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1を入れてひと煮立ちさせて火を止める。
（1）のレモンを加えて5分くらい浸して香りを移し、取り出す。
（3）（1）の野菜類を並べ入れて中火にかけ、ある程度火が入ったら豚肉(しゃぶしゃぶ用)300gを加え、（2）のレモンをきれいに並べる。ふたをして弱火で煮立つまで加熱して完成。レモンが苦くなる前に、豚肉と一緒にどうぞ。
爽やかなレモンクリームパスタ
1人分898kcal／塩分2.0g
濃厚なソースにレモンを搾って軽やかに。さらに仕上げに皮をすりおろせば爽やかなソースに変身。材料と作り方（2人分）
（1）フィットチーネ(またはスパゲティ)180gを表示通りにゆでる。玉ねぎ1/4個は薄切り、ほうれん草40gは3mm幅、ベーコン60gは1cm幅に切る。大きめのボウルに生クリーム(脂肪分48%)200mL、レモン果汁大さじ2、粉チーズ大さじ2を入れてとろみがつくまで混ぜる。
（2）フライパンにオリーブ油少々をひき、（1）のベーコン、玉ねぎ、にんにくのみじん切り1/2かけ分を炒める。しんなりしてきたらほうれん草を入れてさっと炒め、塩・こしょう各少々をふる。
（3）フィットチーネがゆで上がったら、（2）にゆで汁をお玉半量加えてよく混ぜ、フィットチーネを加える。手早く和えて火を止め、（1）のソースを加えてしっかり絡める。
（4）皿に盛り、粉チーズ、ブラックペッパー各少々をかけ、国産レモンの皮1/2個分をすりおろす。
農家レシピコラム
瀬戸田の郷土料理!?「レモン湯」
寒い時期やのどの調子が悪いときに、マグカップにレモン1/2個をギューッと搾って、砂糖大さじ2を入れて湯適量を注いで飲むと、体がぽかぽかに。学校帰りの子どもによく飲ませていたという瀬戸田の定番の味。搾った皮を入れて飲むのがポイントで、シロップよりフレッシュレモンのほうが断然香りがよくておいしいです。構成・取材・文／岩越千帆（smile editors） 撮影／野口祐一 スタイリング／大関涼子 レシピ／長光祥子 料理・栄養計算／牧野直子
