『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』第6話より / (C)日テレ
【写真】高値が付いている「ゆで卵器」を観察する菊池風磨“饗庭”と第三係の面々

菊池風磨主演のドラマ『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第6話が、11月18日(土)に放送される。

徴税吏員(ちょうぜいりいん)の姿を描く作品

原作は、2016年から2017年にかけて「BE・LOVE」(講談社)で連載された、慎結による「ゼイチョー!~納税課第三収納係~」。同作は、滞納者の「お金と心」に寄り添う徴税吏員(ちょうぜいりいん)の姿を描く、魂揺さぶる“ヒューマンエンターテインメントドラマ”。

ノリが軽く脱力系だが仕事のスキルは超一流の饗庭蒼一郎(あいばそういちろう/菊池)と、そんな彼とバディを組む百目鬼華子(どうめきはなこ/山田杏奈)は、市役所納税課で、滞納されている税金を納めてもらう仕事・徴税吏員として働く公務員。税金滞納者の経済状況を把握して自宅を訪問し、時に財産を差し押さえ、税金を納めてもらうように促す“税金の取り立て屋”的存在だ。

しかし、饗庭の本当の職務は税金をただ取り立てることではない。滞納せざるを得ない“払えないワケ”を持つ市民の事情に寄り添い、救う方法を模索していく。

第6話あらすじ

『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』第6話より熊川三兄弟 / (C)日テレ
第6話は――

饗庭たち徴税第三係の窓口に、フリーカメラマンの熊川弘三(吉村界人)が怒鳴り込んでくる。バイクを手放して名義変更も済んでいるのに、軽自動車税の納税通知書が自分宛てに届いたから怒っているのだ。「どうして自分のものでもないバイクの税金払わなきゃいけねえんだよ!」と大声を出す弘三は、華子が事情を説明しても、聞く耳を持たずに騒ぎ立てる。見かねた饗庭が助け舟を出してその場を収める。

そんな中、納税課が取り仕切る「インターネット公売」が始まる。公売は、税金滞納者から差し押さえた物品を売却して現金に換え、滞納した税金に充てるのが目的。ところが、200円から始まった何の変哲もない「ゆで卵器」の入札価格が競りで100万まで跳ね上がり、第三係は騒然となる。競り合っているのは熊川一哉(田中幸太朗)と熊川英二(古屋呂敏)。2人は「ゆで卵器」の元の持ち主・熊川良太郎(山田明郷)の息子たちだ。

その「ゆで卵器」は、数か月前、良太郎が経営していた会社が倒産し、固定資産税や住民税を滞納するようになったために差し押さえたもの。担当した第一係の係長・日比野(石田ひかり)の話では、差し押さえの後、良太郎は持病の悪化で急逝したらしい。独り身だった良太郎の滞納金は息子たちが相続して納めなければならないが、良太郎には一哉と英二の他に、もう1人息子がいた。三男の熊川弘三だ。

昔は仲が良かった一哉、英二、弘三の三兄弟。だが、あることがきっかけで疎遠になり、さらに父の滞納金を巡って深い遺恨が生まれていた。兄弟が「ゆで卵器」を取り合うわけとは。三兄弟の絆をつなぎ直すため、饗庭たち第三係が謎に迫る。

また、饗庭は奥林(結木滉星)の病院に頻繁に足を運んでいる相楽(本郷奏多)に「おまえさ、何が目的なんだよ?」とそのわけを問い詰める。すると、相楽は「俺はただ、同期の見舞いに行っただけだ」と答える。そんな2人の会話を立ち聞きしてしまった華子は、饗庭の過去が気になり始める。

――という物語が描かれる。

華子は饗庭と相楽の関係を気にする

公式ホームページなどで見ることができる予告動画では、熊川家のギスギスした関係が描かれるとともに、ゆで卵器を見ていた饗庭が暗号のようなものを見つけ、「隠し資産持ってるんじゃない!?」とひらめき熊川家を訪問する。一方、財務省時代に同期だった饗庭と相楽。その2人の会話を聞いてしまい気になっている華子が「副市長と何かあったんですか?」と尋ねると、饗庭から「百目鬼ちゃんが俺のこと気にかけてくれてるー!」と反応される場面も。

この動画の視聴者からは、「財務省時代のエピソード楽しみ」「百目鬼ちゃんに気にかけてもらえてうれしそう」などの声が届いている。