手だけのねこ / (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
【ねこにこばん】現代のねこは小判で莫大な利益を生むかも!?/ねことわざ(1)

「猫に小判」や「猫の手も借りたい」など、ねこを用いたことわざや慣用句はいっぱいありますが、それ自体はもう何十年、何百年も前にできた言葉です。

たとえば「情けは人のためならず」では、情けが甘やかしになると言われるようになったり、「二の舞を演じる」は演じずに踏むようになったり…。本来のものとは違う意味になっても、ほとんどの人が気にも留めないことが多いですよね。

言葉の意味は時代とともに変わっていくもの。であればことわざや慣用句に、現代を生きるねこの価値観を加えて新たな解釈をしても良いはず!と、「ねこ」のかわいさで「ことわざ」の意味を再解釈するのは『ねこむかしばなし』でおなじみのぱんだにあさん。

ゆるさを体現したような次世代のことわざ学習コミック、ぜひお楽しみください!

※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねことわざ』から一部抜粋・編集しました。

ねこの手も借りたい

「ねこの手も借りたい」とは、どんな手伝いでもしてほしいほど、多忙で人手不足であるという意味です。とはいえ、本当にねこが人間の仕事をこなしてくれるわけがありませんし、落ちた消しゴムを拾う…くらいのことも難しいですよね。でもあるんです。人間にはできないけど、ねこだからこそできるお手伝いが。

ねこの手も借りたい / (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
著=ぱんだにあ/『ねことわざ』