熱血バスケ!ハンサムタイガース / (C)SBS
【写真】バスケットボールよりも顔が小さいチャウヌ

韓国のボーイズグループ・ASTROのメンバーで、俳優としても活躍中のチャ・ウヌ。活動は多岐に渡り、バラエティにも多数出演。CS放送の衛星劇場では、日本でも大人気のチャウヌをクローズアップ。10月にはASTROや個人の日本のファンミーティング、彼が出演したバラエティ「熱血バスケ!ハンサムタイガース」(10月6日より 毎週金曜午後2:30)と、続々放送予定。また現在も、様々な分野の“師匠”たちにその極意を学ぶバラエティ「チプサブイルチェ~師匠に弟子入り~」(毎週木曜夜11:00)が放送中だ。本記事では「顔天才」「マンチッナム」(漫画から飛び出してきたような男子)と呼ばれるチャウヌの魅力に迫る。

学生時代の夢は裁判官

チャウヌは、韓国の京畿道出身の26歳。チャウヌ(芸名)は子どもの頃から成績も良く、中学生の時には全校3位の成績で生徒会長を務めており、将来は韓国3大大学の1つのソウル大学に入学して裁判官になる夢を持っていた。

だが、中3の時に学園祭を訪れた芸能事務所のスタッフの目に留まり、スカウトされた事で人生が大きく変わった。再三の勧誘にも頑なに芸能界入りを拒否していたが、これだけの美少年を事務所が諦めるわけがない。しつこく説得を繰り返し、遂に事務所に入る事となった。

ASTRO結成の前に本名で映画デビュー

2021 ASTRO JAPAN ONLINE FANMEETING - All Yours -
2014年に、映画「世界で一番いとしい君へ」に本名で出演。この映画は、早老症という難病の息子とその両親の家族愛を描いた作品で、彼は、その息子が「もし病気じゃなかったら…」と想像する元気な少年役を演じた。両親役は、カン・ドンウォンとソン・ヘギョ。美男美女の両親から生まれた息子として、納得のキャスティングだ。

その後、2016年に6人組ボーイズグループ・ASTROのメンバー、チャウヌとしてデビュー。デビューミニアルバム「Spring Up」は、米ビルボードのワールドアルバムチャートで6位、韓国のチャートでも4位を記録し、一気に大人気に。日本でも2019年に正式デビューした。この日本デビューに際して、渋谷センター街のファッションビル全体を使ったゲリラライブを行い、大きな話題に。ビルの各階のショーウィンドウに突然彼ASTROが現れ、路面に向かって2曲をパフォーマンス。周辺は大パニックとなった。

現在、ASTROはメンバーの兵役などで活動休止中だが、メンバー同士はチャットルームで頻繁に交流したり、集まって食事をしたりと絆は健在。「一生、友達」と言い、活動再開が待たれている。

外見の自己評価は「50点」

「CHA EUN-WOO 1st Japan Fanmeeting - 私のIDはカンナム美人 -」※特別映像付
俳優として一気に注目を浴びたのは、2018年の「私のIDはカンナム美人」。「顔天才」と呼ばれる美しさを活かしたツンデレ役で、女子の心を鷲掴みに。外見の事ばかり取りざたされる事に対して、以前は「ありがたいけど、他の部分も見てほしい。演技を評価してほしい」と悩んだ事もあったようだが、現在では「頑張って努力を続けていれば、自然に評価は付いてくる」と、無理に抗うのをやめたそう。因みに、外見の自己評価は「50点」。「イケメン」との称賛に浮かれたことはなく、「自分の内面に集中する事が大切」と、足元をしっかり見つめている。

このような謙虚な性格は、母親の厳しい育て方によるもの。玄関や家のあちこちに「感謝を忘れない」など、教えを書いた紙が貼られていたそうだ。

更なるブレイクは、2020年のドラマ「女神降臨」。この作品は同名のウェブトゥーンが原作。作品を読んだ友人たちに「スホにそっくり」と言われ、漫画を読んでみたところ、その2週間後にオファーが来て、驚いたそう。この作品をきっかけに、SNSのフォロワーは1300万人を突破し、現在のフォロワーは3800万人に上っている。また、「2021AAA(アジア・アーティストアワード)」では、エモーティブ賞を受賞している。

熱血バスケ!ハンサムタイガース / (C)SBS

努力を怠らない、誠実で根気のある性格

チプサブイルチェ~師匠に弟子入り~【チャウヌ出演回】 / (C)SBS
何にでも挑戦したい彼は、バラエティでも活躍。現在、衛星劇場にて放送中の「チプサブイルチェ~師匠に弟子入り~」には、2020年から第2期メンバーとして合流。ファッションショーに出演したり、ミュージカルにも挑戦。アナウンサーとしてニュース原稿を本職さながらに読んだり、ディベートでは豊富な知識を披露したり…と、毎回多彩な姿を見せ、「できないことは何?」と思わせるほど才能を爆発させた。もちろん、すべてがすぐに出来たわけではなく、誠実で根気がある性格で、自分が納得するまで人一倍練習して努力姿も魅力的だ。「毎回、新しい師匠に会うたびに1冊の本を読んだような学びを得た」と言う彼は、この番組で、人間的にも大きく成長したようだ。

また、「熱血バスケ!ハンサムタイガース」でも、元・プロバスケットボール選手のソ・ジャンフンの下で芸能人バスケチームを結成し、俳優のイ・サンユンやソ・ジソク、ユ・ソンホらと「アマチュアリーグ1位」を目指して、本気でバスケに取り組んだ。ここでも彼の才能はバツグンで、ナイスプレーを連発し、ソ・ジャンフンも舌を巻くほど。もちろん、それも彼の妥協をしない練習量やイメージトレーニングなどの努力の賜物。何に対しても全力でぶつかる彼に好感度爆上げになるのは、間違いない。

華やかな友人関係

熱血バスケ!ハンサムタイガース / (C)SBS
このような努力家で明るい性格から友達も多く、同じ1997年生まれの、BTS(防弾少年団)のJUNGKOOK、SEVENTEENのミンギュやドギョム、ディエイト、GOT7のYugyeomなどと「クチル(97)ライン」として、プライベートでも度々集まっている。最近も、JUNGKOOK、Yugyeom、ミンギュと釜山に1泊2日で旅行に行ったそうだ。

このように魅力たっぷりのチャウヌは、誰でも好きになってしまうのは明らか。韓国では「チェチェチャチャ(推しは推し、チャウヌはチャウヌ)」という、本命の推しが居ても、ウヌは別枠で、好きにならずにいられない、との意味の言葉があるほど。今回のバラエティやファンミーティング中継を見れば、その言葉に納得できるはずだ。

◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部