「ゆとりですがなにか」舞台挨拶フォト【福岡】 / (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
【写真】岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が首を傾ける「ゆとりですがなにか インターナショナル」メインカット

映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」が10月13日(金)に公開される。公開に先駆け、本作に出演する岡田将生、松坂桃李、水田伸生監督が福岡・大阪を訪れ、舞台挨拶に登壇した。

”ゆとり3人組”の新世代社会派コメディが映画化

本作は、2016年4月期に放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)を映画化。脚本:宮藤官九郎×監督:水田伸生による、すべての世代に突き刺さる新世代社会派コメディ。

「ゆとり世代」と勝手に社会に括られた、アラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かうストーリー。

個性豊かすぎる“ゆとり3人組”を演じる岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥をはじめ安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、高橋洋、青木さやか、中田喜子、吉田鋼太郎らお馴染みのキャスト陣も勢揃いでカムバック。

さらに、新キャストとして木南晴夏、吉原光夫、上白石萌歌、加藤清史郎も参戦。

※高橋洋の「高」は、ただしくは「はしごだか」。

6年ぶりに集結し「感慨深い」と思いを語る

キャンペーン1日目となる10月3日、福岡のT・ジョイ博多にて、岡田、松坂、水田監督の3人は舞台挨拶を行った。

岡田は「みなさんにお会いしたくて福岡まできました」と挨拶をすると、水田監督は「福岡に行ってみなさんに会いたいと言ったのは将生くんで、将生くんが行くなら行くよって桃李くんが来てくれたんです。来てよかったと実感しています」とコメントした。

待望の映画化が決まった時の気持ちを聞かれると、岡田は「本当に嬉しかったです。連続ドラマ、スペシャルドラマを経て6年ぶりにまたみなさんと集まって、『ゆとりですがなにか』という映画をつくるのは感慨深いものがあります。桃李さんもいて、今日来られなかった柳楽の優ちゃんもいて、ドラマのときから3人で頑張ってつくっていたので嬉しいです」と心境を語った。

松坂は「同世代でなにかをつくることが連続ドラマを始めたときにすごく嬉しくて。自分は当時、同世代でつくりあげていた他の作品や、それ以上になればいいなと思って作品に臨んでいたので、こうして映画化までこれたことは嬉しいです」と振り返った。

「ゆとりですがなにか」舞台挨拶トーク【福岡】 / (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

松坂「何をしてくるかわからないワクワク感があってハラハラ」

さらに、トークは劇場版から参加となった新キャストとの撮影中のエピソードでは、岡田が木南晴夏の芝居について語った。

岡田は、「木南晴夏さんが本当に素晴らしくて、お客様も観ていただいたら圧倒されると思います。出来上がったものに途中から入ることはとても難しいことなのですが、手助けをするまでもなく素晴らしいお芝居を目の前でされていたので圧倒されました」と明かした。

水田監督は「木南さんは当然素晴らしいんですけど、ほらあの…テントの人。ピヨ!ピヨがコメディ上手なんですよ」と話すと会場が笑いの渦に包まれた。

松坂は「吉原さんは何をしてくるかわからないワクワク感があってハラハラしました。是非観ていただきたいです」と話した。

最後に岡田が「福岡のみなさまに会いたくて、来させていただきました。みなさまの顔がみれて本当に嬉しいです。僕らはこの作品が好きで、今起きている色々な社会問題も含めて、笑いに変えて重くならず伝えられる映画になっておりますので、是非みなさまで拡げていただければ嬉しいです。よろしくお願いします」とゆとり愛に溢れた言葉で挨拶。

さらに一行は、風情ある雰囲気で、多くの人々に愛されている福岡のスポット屋台にてフォトセッションを実施し、福岡を味わった。

岡田「3人で大阪へ来れるならUSJに行ってジェットコースターに乗りたい」

続いて、キャンペーン2日目となった10月4日に岡田、水田監督が訪れたのは大阪。TOHOシネマズなんばにて舞台挨拶を実施した。

プライベートで旅行に行ったことがあるほど仲が良い岡田、松坂、柳楽。もしゆとり3人組で大阪へ旅行に来るならどこに行きたいか聞かれると、岡田は「3人で大阪へ来れるならUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ってジェットコースターに乗りたいです!」と回答。

MCから「3人ともジェットコースターは大丈夫ですか?」と質問されると「テーマ―パークは3人で行ったことがないので、そういうのも知りたいので行きたいです!」と語った。

「ゆとりですがなにか」舞台挨拶トーク【大阪】 / (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

岡田「ゆとり3人組の山路、まりぶ、まーちんの3人の空気感を観てほしい」

さらに、岡田が「今日観にきてくださった方はドラマをみている方々が多いのかな…?」と会場に問いかけると多くの手が挙がり、「めっちゃ嬉しい~!来てよかった~!」と安堵した様子を見せた。

続いて、「ゆとりの作品を好きと言ってくださるみなさんの声を直接聞ける機会があまりなかったので、昨日の福岡に続き本当に嬉しいです。だからこそ映画ではゆとり3人組の山路、まりぶ、まーちんの3人の空気感を観てほしいなと思います」と念願だったファンとの交流を図った。

最後は水田監督が「作品づくりで目指しているのはみなさんに笑顔になってもらうことです。『ゆとりですがなにか』という連続ドラマは、日本の中でも図抜けた才能のある脚本家の宮藤官九郎さんの発案で始めたんです。宮藤さんがいきついた答えが、ジェネレーションで括って判断・評価するのではなく、みなが自分らしく生きればいいじゃないか、ということだと思うんです。この映画もその気持ちに一切変わりはないので、最後まで楽しんで観ていただけたら幸せです」と本作への想いを語り挨拶した。

さらに大阪の観光名所である、とんぼりリバーウォークの道頓堀グリコサイン前にも訪れ、フォトセッションを実施し、緊急開催となった福岡・大阪キャンペーンは幕を閉じた。

映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」あらすじ

<野心がない><競争心がない><協調性がない>”ゆとり世代”

かつて勝手にそう名付けられた男たちも30代半ばを迎え、それぞれの人生の岐路に立たされていた…。

夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前の正和(岡田将生)

いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路(松坂桃李)

事業に失敗し、中国から帰ってきたフリーター・まりぶ(柳楽優弥)

<Z世代><働き方改革><テレワーク><多様性><グローバル化>

彼らの前に、想像を超える新時代の波が押し寄せる!

時代は変わった。俺たちは…どうだ!?

※高橋洋の「高」は「はしごだか」。