なんだあの化け物は!浦賀沖に巨大なアメリカ軍艦・黒船が来航/日本の歴史11
「天災は忘れた頃にやってくる」--物理学者・寺田寅彦の教え
数十年に一度起こる、地震や津波による大災害。明治時代の物理学者・寺田寅彦は、たまにしか起こらないからこそ怖ろしいと言います。科学的に災害のメカニズムを解明しても、どんなに対策を肝に銘じていても、月日の流れや人の入れ替わりとともに危機意識は薄れてしまいます。自然の摂理から今後も避けられない天災。過去の教訓を忘れず被害を抑えるためには、どうしたらいいのでしょうか。
科学に興味をもつ11歳の少年・勇一と、ちょっとおませな寅彦の末娘・雪子とともに、寺田先生の教えをみてみましょう。
話に出てくる「ある科学者」は、知識があったおかげで無用な恐怖や混乱を避けることができたそうです。「天災は忘れた頃にやってくる」という警句を残した物理学者・寺田寅彦。科学にはこわがりの根を絶やせる魅力もあるんですね。
※本記事は書籍『角川まんが学習シリーズ まんがで名作 これから科学者になる君へ 寺田寅彦エッセイ集』(原作/寺田寅彦、監修/鎌田浩毅、カバー・表紙/田伊りょうき)から一部抜粋・編集しました。
原作=寺田寅彦、監修=鎌田浩毅、カバー・表紙=田伊りょうき/『角川まんが学習シリーズ まんがで名作 これから科学者になる君へ 寺田寅彦エッセイ集』