「罠の戦争」第10話より / (C)カンテレ
【写真】由貴(宮澤エマ)に書類を見せながら話す鷲津(草なぎ剛)

草なぎ剛が主演を務める連続ドラマ「罠の戦争」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第10話が、3月20日(月)に放送される。

悪しき政治家を失脚させる復讐劇

本作は、愛する家族を傷つけられた議員秘書が鮮やかな罠(わな)を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる復讐(ふくしゅう)劇。国会議員の犬飼孝介(本田博太郎)に長年尽くしてきた議員秘書・鷲津亨(草なぎ)は、ある日、息子が瀕死の重傷を負ったという事件の知らせ、そして犬飼からその事件のもみ消し指示を突きつけられる――。復讐を誓う鷲津は、自ら国会議員となって事件の真相を追う。

注目の第10話では…

内閣総理大臣補佐官に抜てきされた鷲津(草なぎ剛)は、総理のお墨付き議員として躍進するが、ある日、週刊誌に政治資金規正法違反の疑いを取りざたされ、流れは一変。政界内には怪文書が出回り、立場が危うくなる。鷲津は、幹事長を退いた鶴巻(岸部一徳)の仕業だとにらみ、虻川(田口浩正)が鶴巻の私設秘書として永田町に戻ってきたことにも一抹の不安を覚える。しかし、竜崎(高橋克典)のある一言で、いつの間にか芽生えた政治家としての野心に火がつき、今度こそ鶴巻を完全に排除すると竜崎に宣言する。

後日、由貴(宮澤エマ)が鷲津の留守中に事務所へやって来て、鷲津に頼まれたあるものを置いて帰る。権力を使って記事をつぶされて以来、由貴は鷲津への信頼を失っていたが、ある思いから協力する気になったらしい。しかしそれは、ある人物の差し金だった――。

鶴巻の不正を暴くことに躍起になる鷲津は、次第に代議士としての本来の職務をおろそかにするようになり、貝沼(坂口涼太郎)は愚痴をこぼす。梨恵(小野花梨)や眞人(杉野遥亮)もまた、怪文書の一件で、誰が事務所の内情をもらしたのか疑心暗鬼になっていた。そして可南子(井川遥)も、多忙を理由に家庭を顧みず、人が変わったかのような夫に複雑な思いを抱いていた。

――という物語が描かれる。

公式HPなどで見ることができる動画では、さらなる権力を手にしようと「必ず結果を出して、もっと上に行く」と語る鷲津に対して、鷹野(小澤征悦)が「おまえ、そんなに偉くなりたいのかよ!」と言う場面や、可南子が「どうしちゃったのよ!」とその変貌ぶりを指摘する場面が。そんな可南子に対して、鷲津は「俺の気持ちなんて、分かってたまるかよ!」と声を荒らげる。また、鶴巻も「とらわれてるんじゃないのか、権力という魔物に」と、鷲津に話しかけている。

さらに、由貴だけでなく、梨恵が鷲津に「疑ってますか?私を」と話すなど、これまでの信頼関係が揺らぐような場面が描かれている。

「罠の戦争」第10話は、3月20日(月)夜10:00よりフジテレビ系で放送。

※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記