急に頑張れなくなった… / (C)中山有香里/KADOKAWA
少しでも優しくされたら泣いてしまいそうな日。疲れ果てたサラリーマンに贈る素朴なドーナツ/泣きたい夜の甘味処(1)

人生に辛いこと、悲しいことはつきもの。仕事で失敗してしまったり、大事な人と別れを経験したり……。そんなしんどい気持ちを「甘いもの」が引き上げてくれること、ありませんか?

とある町にひっそりとたたずむ、熊と鮭が営む不思議な甘味処にも「しんどい気持ち」を抱えた人たちがやってきます。

心に寄り添ったおもてなしを受けて、前を向くきっかけをもらって帰っていくお客さんたち。漫画に合わせて、編集部おすすめのレシピも掲載。あなたの心も、きっと癒やしてくれるはずです。

※本記事は中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から一部抜粋・編集しました。

会社を辞めたOLさんといちご大福

うちは一品しかないんですが / (C)中山有香里/KADOKAWA
いちご大福です / (C)中山有香里/KADOKAWA
大切にしてあげたら時間はかかるけど / (C)中山有香里/KADOKAWA
自分のために… / (C)中山有香里/KADOKAWA
マンガ/著=中山有香里 『泣きたい夜の甘味処』(KADOKAWA)

■▶いちご大福が食べたい!そう思ったら…

甘い物に癒されたい時ってありますよね?

そんなとき「いちご大福」を手作りしてみるのもいいのではないでしょうか。

無心になって甘いものを作ると、こころもほぐれていくかもしれません。

生地にもいちごを混ぜ込んで、ほんのりピンク色「ダブルいちご大福」

生地にもいちごを混ぜ込んで、ほんのりピンク色の「ダブルいちご大福」 / レシピ考案=本間節子/撮影=新居明子
■材料(7個分)

ゆであずき… 200g

いちご…7粒+120g(約8粒)

白玉粉…100g

砂糖…大さじ1

片栗粉…適宜

■作り方

1.耐熱ボウルにゆであずきを入れ、ラップをかけずに電子レンジで約5分加熱して混ぜる。そのままおいてさます。

※電子レンジは500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

2.いちご7粒は先端がとがっていたら少し切り落とす。へたがついていたほうを下にし、1のゆであずきを7等分して下から半分くらい包む。

3.耐熱ボウルをきれいにし、白玉粉、水大さじ2、残りのいちごを入れ、手でいちごを潰しながら混ぜ、なめらかにする。均一になったら砂糖を加えてさらに混ぜる。

4.3にふんわりとラップをかけ、電子レンジで約2分加熱する。いったん取り出して、耐熱性のへらに水をつけてから混ぜ、再びラップをかけてさらに約1分加熱する。

5.手で触れられるくらいの温度になったら、まな板などに片栗粉を広げ、4をのせる。半分に折ってなまこ形にし、表面に片栗粉をまぶして7等分にちぎる。1個ずつ丸めてから潰し、直径7cmの円形に広げる。

6.5に2のあんを上にしてのせ、下から少しずつ生地をのばして包む。上でつまんでしっかり閉じ、閉じ目を下にする。

【ポイント】

「ダブルいちご大福」作り方のポイント / レシピ考案=本間節子/撮影=新居明子
ゆであずきで包んでおいたいちごを、生地の上にのせ、生地を少しずつのばしながら全体を包む

たまにはホッとひと息…本を片手に癒しの時間を楽しんでくださいね。

ダブルいちご大福 レシピ考案=本間節子/撮影=新居明子