木ドラ24「25時、赤坂で」第1話より / (C)「25時、赤坂で」製作委員会
【写真】ドキッ…白崎(新原泰佑)の髪を触ろうとする羽山(駒木根葵汰)

葵汰、新原泰佑がW主演を務める木ドラ24「25時、赤坂で」(毎週木曜夜0:30-1:00ほか、テレ東系ほか)の第1話が4月18日に放送された。大学の先輩でもある人気俳優の羽山(駒木根)の相手役に新人俳優の白崎(新原)が抜擢され、しかも羽山が学生時代を覚えていたことがわかり、白崎とともにドキドキとさせられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

「25時、赤坂で」とは

同作は夏野寛子による同名漫画を原作に、芸能界、俳優同士の恋愛を切なく美しく描くラブストーリー。白崎由岐は、羽山麻水が主演するBLドラマ「昼のゆめ」の相手役を務めることに。初めての大役に白崎は思い悩み、羽山の提案で二人は撮影が終わるまでの間、“役作りのための恋人関係”を結ぶことになる。

今をときめく人気俳優で、白崎の大学の先輩でもある羽山を駒木根、新人俳優で気が強くて不器用なところのある白崎を新原が演じる。また、羽山の同期で「昼のゆめ」の共演者・佐久間はじめ役に宇佐卓真が、佐久間の後輩で同じく「昼のゆめ」の共演者・山瀬一真役に南雲奨馬が扮(ふん)する。

そして、新原演じる白崎のマネジャー・篠田翔太役に橋本淳、羽山のマネジャー・明野圭役に片山萌美。さらに、羽山と白崎のとある重要なシーンに登場する三原望役を篠原悠伸が、「昼のゆめ」のプロデューサー・牧田大輔役を福津健創、ドラマオリジナルキャラクターで「昼のゆめ」監督・川田明日香役を今川宇宙が務める。

白崎は羽山主演BLドラマの相手役に抜てきされる

新人俳優の白崎由岐は飲食店でアルバイトをしながらオーディションを受ける日々を過ごしていた。大学の2年先輩で人気俳優の羽山麻水が主演する深夜ドラマ「昼のゆめ」のオーディションを受けるが、監督から役との共通点を聞かれて正直に共通点がひとつもないと答え、上手くいかずに終わってしまう。

アルバイト中にこのまま役者を続けていても無理なのかと落ち込んでいると、マネージャーからオーディションに受かって羽山の相手役に抜擢されたと連絡が入る。

羽山「久しぶりだね、白崎くん」

BLドラマ「昼のゆめ」の顔合わせの日、白崎が緊張気味に座っていると羽山が会議室に入ってくる。白崎は目で追っていると、羽山と目が合う。プロデューサーや監督のあと羽山は座長としてしっかりとした挨拶をするが、白崎は言葉に詰まって「よろしくお願いします」としか言えない。稽古が始まっても、白崎は羽山の演技に見惚れて、とちってしまう。

休憩中に自動販売機の前で白崎が失敗したと落ち込んでいると、羽山がやってきて「緊張した?」と声をかける。そして、ドリンクを買いながら羽山は「久しぶりだね、白崎くん」という。白崎がびっくりして呆気にとられていると、羽山は買ったドリンクを白崎に渡す。白崎が礼を言って「覚えてたんですか?俺のこと」と聞くと、「同じ大学、同じ映画研究会、で、俺の2個下」と羽山。白崎が驚いて「しゃべったことなかったし」と言うと、羽山は「あるよ、1回だけ」と言ってソファに腰かけるのだった。

憧れだった先輩である羽山の相手役に抜擢され、しかも羽山も学生時代を覚えていたことがわかり、白崎とともにドキドキとさせられた。

◆構成・文=牧島史佳