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今回取り上げるのは株式会社サマリーが運営する、収納サブスク「サマリーポケット」によって行われた、18歳〜29歳(Z世代)の男女200名を対象にした「引越しに関する調査」。春の引越しシーズンに合わせて行われた本調査からわかった近年の引越し事情について担当者に話を聞いてみた。
――調査を実施した意図を教えてください。
さまざまなライフスタイルや課題がある昨今、引越しの手法にもバリエーションが増えてきています。サマリーポケットも引越し利用層が増えてきているため、実態調査を行い、サービスの改善検討にも役立てたいと考えました。
背景として、これまでの引越しは荷物を一度にまとめて移動しなければならず負担が大きいものでした。しかし昨今、保管サービスやさまざまなサブスクサービスを活用することで、引越しの金銭的・心理的負担を軽減することが可能です。
収納サブスク「サマリーポケット」は月額330円(1箱当たり)から保管でき、宅配便で日本全国どこからでも手軽に利用できるため、部屋の整理や衣替えなどさまざまな用途で多くのご利用をいただいています。2023年秋に弊社が実施した調査では、サマリーポケット利用者の約4割は引越し時にサービスを利用しており、引越しの負担が軽減されたと多くのお客様から好評をいただいています。
――調査の注目すべきポイントを教えてください。
今回の調査では、タイパやスペパ(スペースパフォーマンス：空間対効果、空間の利用効率をよくする暮らし方)といった効率を求めるZ世代(18〜29歳)はさまざまなサービスを活用することで、引越しをスムーズに行っていることがわかりました。Z世代の約7割が引越しでタイパ・スペパを意識し、約8割が引越しから1週間以内に荷解きを完了。また引越しの情報収集においてZ世代は約67%がSNSを活用し、引越し前後には、フリマアプリや買取サービス、保管サービスなどを活用。保管サービスや本の電子化、家具・家電レンタルサービスなどで、スペパを意識している傾向がわかります。
また全世代(18〜50歳)に対して実施した引越し意識調査では、引越し後、新居の暮らしについて尋ねると約4割の人が「家が散らかっている」と回答。引越し後の新居の状態に不満を抱いていており、引越しだけでは収納面で日々の暮らしやすさの改善にはならないことがわかりました。
――調査結果を踏まえて、引越しの今後の傾向を教えてください。
これまでの引越しは荷物を一度にまとめて移動しなければならず負担が大きいものでした。しかし昨今、保管サービスや、さまざまなレンタル・サブスクサービスを活用することによって、引越しの金銭的・心理的負担を軽減できる、段階的な引越し＝「だんだん引越し」をする人が増えつつあります。使用頻度の低いモノを事前に預けたり、新居で使わない家具や家電を事前にまとめて返却しておくなど、新居に持っていく荷物を減らしておくことで引越しの負担を減らすことができます。
――おすすめ引越し術・方法を教えてください。
季節外の衣類や季節家電、思い出の品など使用頻度の低いアイテムを事前にサマリーポケットに預けて、段階的に引越しを行う「だんだん引越し」を提唱しています。しばらく使わないモノの荷造りが終わったボックスから預け入れることで、部屋がダンボールだらけにならず引越しまでの期間をストレスなく、スッキリした環境で過ごすことが可能です。
新居に持ち込む荷物を事前に分散させておくことで、緊急性の高い荷物から荷解きでき、使用頻度の低いモノは部屋作りが完了したあとに保管センターから取り出すことで、過ごしやすい家ができます。引越しピーク時に引越し業者の手配ができず、仮に新居に即座に入居できない場合でも、一時的に荷物を預けておくことで、ホテルやシェアハウスなどに短期間だけ泊まるなど、自由な過ごし方ができます。
――読者へのメッセージをお願いします。
引越しの際、少しずつ荷物を整理したい方や、モノを減らして自分で引越しを進めたい方は、ぜひ「だんだん引越し」をお試しください！引越しのストレスから解放され、新しい生活を円滑にスタートしませんか？
引越しにおいてタイパ・スぺパを重視する？
直近3年以内に引越しをしているZ世代に、「引越しにおいてタイムパフォーマンス(タイパ)や、新居のスペースパフォーマンス(スペパ)を意識しますか？」と尋ねると、約7割が「意識する」と回答。
荷解きにはどの程度の時間を要した？
荷解きに関しては、約8割が引越しから1週間以内に完了させていることがわかった。荷解きに使える時間が限られている1人暮らしだからこそ、タイムパフォーマンスを重視しスムーズに引越しを完了させていることがわかる。
(荷解き：引越しで運んだダンボールの9割以上を開梱完了すること)
荷造りや新居の間取りを検討する際に、親や友人の助言を参考にした？引越し情報を収集するSNSは？
Z世代の59％が「参考にした」と回答。ほかにも引越し情報の収集の際に約67%のZ世代がSNSを活用し、特に、Instagram(22.5%)、YouTube(20.5%)、X(19.5%)を活用していることがわかる。
各世代が引越し時に使用したSNSは？
引越し時に活用したSNSの世代別の比較では、YouTubeは世代差なく5人に1人が活用している一方、Instagramは非Z世代と比べ利用割合が10％以上高い結果。
実際に試したことがある引越しの節約術は？
1位「自分で荷造り・荷解きをした(52.5%)」、2位「引越し前に荷物を減らした(44.0％)」、3位「業者を利用せずに引越しをした(39.5％)」とさまざまな工夫をしていることがわかった。引越し業者を利用する場合でもダンボールを自分で用意したり、引越し時期を、希望日からずらしたり費用節約のためにあらゆる工夫を行っている。
引越し前後での使用したことのあるサービスは？
1位フリマアプリ、2位買取サービス、3位荷物の保管サービスという結果となった。保管サービス、家具・家電レンタルサービスなどをうまく活用していることからスペパを重視していることがわかる。
引越しに負担を感じたことがある人は、「だんだん引越し」のストレスフリーな引越しに注目してみよう。
【調査概要】
調査名：引越しに関するアンケート調査
調査実施日：2023年12月
調査手法：インターネット調査
調査対象者：18〜29歳の男女、直近3年以内に引越しをしている単身者、合計200人
対象者居住地域：全国
