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全国の名品を無料で試せる「試食BARアサクサ」がオープン!“一期一会”の接点を生み出す代表の想いを聞いた

2024/03/01 07:00
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お取り寄せや通販サイト、ふるさと納税など、インターネット上で全国のおいしいものを気軽に購入できるようになった。とはいえ、新しいものを試してみたいけど失敗はしたくない。そんなときにありがたいのが「試食」だ。

最近では試食をメインとするビジネスも増えつつあるが、このたび東京・浅草にも初の体験型店舗「試食BARアサクサ」が2023年12月19日にオープン。実質13日間の営業日で来店者1000名を突破、話題となった。

2023年12月19日にオープンした「試食BARアサクサ」
2023年12月19日にオープンした「試食BARアサクサ」


日本最古の遊園地とされる「浅草花やしき」の目の前に位置し、レトロな看板と入口からのぞくモダンな店内に、思わず立ち止まってしまう外観だ。なぜ、どのような目的で「試食BARアサクサ」をオープンしたのか。同店を運営する株式会社ジャポリス 代表取締役の小嶋建さんに聞いてみた。

日本全国の自慢の味を、世界中に届けたい

【画像】全国から集まったこだわりの名品が勢揃い
【画像】全国から集まったこだわりの名品が勢揃い


まず「試食BARアサクサ」とは、“全国の事業者が丹精込めて生み出した自慢の逸品を「目で見て」「手に取って」「味わえる」消費者体験型ストア”なのだそう。

「日本全国の名産品を試食して納得してから購入できるアンテナショップ、セレクトショップになります。お土産や、プレゼント、普段使いにも使用できる幅広いジャンルの商品が取りそろえられております」

実際、店内には多数の商品が並んでおり、その数は100種類以上。どれを試そうか決めるのも一苦労だ。しかしお店のシステムはとてもわかりやすく、気になる商品の試食カードを手に取っていき、それをスタッフへ渡すだけ。トレーに試食分を乗せて渡してくれるので、あとはゆっくり試食を楽しめばOK。

試食は無料で、そのぶん試食した商品のアンケート記入が求められる。そのアンケートから収集したデータを回収・フィードバックすることで、事業者はその後のマーケティングやPRに活かすことができるという仕組みだ。もちろん、気に入った商品はその場で購入することもできる。

「試食カード」を渡すと試食サイズで商品を提供してくれる
「試食カード」を渡すと試食サイズで商品を提供してくれる


観光地・浅草に店舗をオープンした理由について、小嶋さんは次のように語る。

「日本の一次産業の未来へ貢献したいという想いを持っていたタイミングで、一号店の『試食専門店 メグダイ』の事業モデルを知り、立ち上げにいたりました。日本全国の味に自信があるが知られていない商品をより多くの方に知ってもらいたい、世界中に届けたいという想いを持って活動しております。日本にお住まいの方々はもちろん、国内のみならず国外の方々へも届けられる形にこだわり、今回インバウンドで盛んになっている土地『浅草』で店舗展開することを選択しました」

「試食専門店 メグダイ」は、日本初の試食専門店として2021年12月1日に代官山にオープンした。その二号店になるのが「試食BARアサクサ」だ。浅草店は、試食スペースがバーカウンターのようになっており、その名のとおりBARスタイルで楽しめるのも特徴。500円で日本酒の飲み比べメニューが用意されており、試食をおつまみにして楽しむのもアリだという。飲み屋も多く、食べ歩きの街としても人気のある浅草にぴったりのスタイルとなっている。

モダンな店内に、所狭しと全国の名品が並ぶ
モダンな店内に、所狭しと全国の名品が並ぶ

バー風のカウンターが設置されており、試食を片手に日本酒の飲み比べも可能
バー風のカウンターが設置されており、試食を片手に日本酒の飲み比べも可能


試食専門店のわかりづらいイメージを払拭し、日本の魅力を広めたい

消費者にとってのメリットは単に無料というだけではなく、購入前に試食ができるため商品に納得してから購入できるという点が大きい。また、自分好みの商品と出合ったり、プレゼント用としても相手に合うものを全国の商品から選ぶことができる。

出展する事業者としても、試食を通して多くの人に商品を知ってもらえる機会となり、新たな広告手段として有効だ。さらに、ECサイトの流入数増加につながったり、口コミを利用して商品開発や商品改善に活かすことができる。

双方にメリットのあるビジネスモデルだが、店舗展開にあたり大変だったことを尋ねると、「実店舗に関わるノウハウ、経験がなかったので、その点が一番苦労した」という小嶋さん。

「身近な方の協力やサポート、メグダイからのサポートを受け、今にいたります」とのことだが、オープンから実質13営業日で来店者数は1000名を超え、多くの人を惹きつけている。そのことについて、率直な気持ちを聞いた。

オープンから実質13営業日で来店者数1000人を突破
オープンから実質13営業日で来店者数1000人を突破


「一番に、ご出展メーカー様への感謝の気持ちですね。店舗があっても商品がないと成り立ちません。ビジネスに賛同し、協力してくださる方々のおかげです。今後は、試食専門店のわかりづらいイメージを払拭し、より多くの方にご来場いただきたいと考えています」

確かに“試食専門店”と言われても、「本当にタダなの?買わずに帰れないのでは…?」と疑ってしまう。しかし同店は、「誰でも気軽に」「買わなくてもOK!」「従来の『試食』にありがちな『買わないといけない』プレッシャーはゼロ」と公言し、商品のおいしさを広めることを追求している。

今後の展開について聞いたところ、「今後は試食専門店のイメージの定着、インバウンド向け来店客の増加を展望しております。また、複数店舗も展望しております。私は、食品は旅の思い出の一部にもなり、商品との出合いは一期一会であると感じます。日本全国のこだわりの込められた珍しい商品が数多く取り揃えられており、当店は商品(メーカー様)と消費者様やバイヤー様の接点の場として在り続けます」と回答。

12月の営業期間における、アンケート総数および来店者数(12/19~31までの13日間)
アンケート総数:3198枚
来店者数   :1011名

男女比率
男女比率

世代別比率
世代別比率


国別の比率
日本人:約92%
外国人:約8%(アメリカ1.80%、中国1.40%、韓国1.20%、台湾0.90%、フランス0.70%、オーストラリア0.70%、シンガポール0.50%、香港0.40%、ドイツ0.20%、カナダ0.20%、記載なし0.20%)

カテゴリ別 販売比率
カテゴリ別 販売比率


浅草観光のお土産や自分へのごほうび、日々の食卓の気分転換に…など、日常に彩りを添える日本全国の隠れた名品と出合える「試食BARアサクサ」。気になった方は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

「試食専門店 メグダイ」代官山本店に続く第2店舗目
「試食専門店 メグダイ」代官山本店に続く第2店舗目


文=山本晴菜

■株式会社ジャポリス
事業内容:輸出貿易事業・「試食BAR アサクサ」の店舗運営・マーケティング事業
ジャポリス公式HP:https://japolis.com/
試食BARアサクサとは:https://japolis.com/shisyokubar-asakusa/

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