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今回取り上げるのは、「TYPE FOOD」。「TYPE FOOD」は検査結果から、服のように、自分のカラダに合った栄養食品が選べる新たなサービスだ。現在は先行予約販売中で、3月から一般販売を開始する予定。そんな新サービスについて、「TYPE FOOD」を販売する株式会社ユカシカドの担当者に話を聞いてみた。
――「TYPE FOOD」を販売する狙いについて教えてください。
現代の日本では、食の選択肢が無数にあり多様化している一方、生活習慣病は増加傾向にあります。その実態・背景を確認するために、約7万6000人に栄養に関する調査を実施したところ、70%以上の人たちが「正しく栄養食品を選べていない」「栄養食品の効果を実感できていない」という結果となりました。自分に合った食品を正しく選んでいただくことで、効果を得ることができ、生活習慣病など栄養課題の解決につながると考え、TYPE FOODの開発、販売開始にいたりました。
――「TYPE FOOD」のイチオシポイントを教えてください。
イチオシポイントは、簡易尿検査「MY TYPE」で自分の栄養TYPEがわかり、自分に合った栄養食品が選べることです。「MY TYPE」は当社が2017年に発売した郵送型栄養検査「VitaNote」の技術を応用。また、新しい技術として「栄養が持つ役割に関連する代謝物の同定・検出」に成功しました。pHで野菜不足、ケトン体で糖質などを評価すると謳った曖昧な検査と異なり、革新的な検査技術で栄養状態を評価しています。
――「TYPE FOOD」のアイデアはどのようにして生まれましたか？
2004年から、科学的根拠に基づいた栄養改善を当たり前にできる世界をつくる、というコンセプトで研究を開始しました。それから約10年後の2015年に「完全栄養食」を開発、テスト販売を実施しましたが、ニーズはあるもののコンセプトに沿ったプロダクトではないと判断しました。その後、2017年にパーソナライズ栄養改善サービス「VITANOTE」(栄養検査結果から一人ひとりに最適な栄養改善を提供)発売以降、より簡便に栄養改善サービスを提供できる方法を検討し、今回ようやく形にすることができました。
――「TYPE FOOD」を開発するにあたって苦労した点はありますか？
当社は、「エビデンス」「安心・安全」を重視しています。栄養食品においては、栄養改善して健やかな生活につながらなければ、エビデンスがないに等しいと考えています。「TYPE FOOD」では、検査で必要な栄養を測定する→栄養食品を届ける→栄養状態を改善する、一連のUXを徹底して作り込みました。また、脂質・食塩相当量と、添加物の必要最低限での使用を定めた独自の食品開発基準を設けており、安全・安心を提供することは、食を取り扱ううえで当たり前のこととして徹底しています。
――最後にユーザーへメッセージをお願いします。
「TYPE FOOD」のリリースによって、衣服で体の大きさに合わせて自分に合ったサイズ選びができるのと同じように、食でも自分の栄養状態に合う食品選びが当たり前な時代になりました。2024年3月の一般発売開始時には初回70種類の食品を準備しております。「あなたに合った、選べる栄養食」で、みなさまの栄養改善・健康実現のお力添えをいたします。
自分のカラダに合った食品が選べる時代へ
食の多様化が進み、食の選択肢が広がっている現代の日本において近年増加傾向にあるのが、生活習慣病。食事の偏りや少食・欠食などを要因とした成人の栄養不足や高齢者の低栄養などが問題視されている。そんな問題を解決するのが、「TYPE FOOD」だ。これまで、体質や環境により必要な栄養が異なるにも関わらず、同じ栄養価が配合された食品しか選択することができなかったが、「TYPE FOOD」では、衣服のように、自分のカラダに合った食品を選ぶことができる。
検査結果から自分に合った栄養食を選べる「TYPE FOOD」
検査はとても簡単。尿検査を行い、わずか数分で尿中の代謝物から自分が今必要としている「栄養TYPE(5つのTYPEを判定)」「栄養バランス」を閲覧することができる。
あとは、お好みの食品を選ぶだけ。自分のカラダに合った栄養食品を70種類の中から選択することができるため、飽きることなく、自然に健康的な食生活を送ることが可能だ。ぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか。
TYPE FOOD商品概要
■栄養スクリーニング検査キット
名称：「MY TYPE」
販売価格：2回分 1000円
特徴
・栄養素が有する役割に着目し、尿中の代謝物からあなたが今必要としている「栄養TYPE」と「栄養バランス」がわかる。
・「栄養TYPE」は、ユカシカド社が保有する尿中栄養データなどから作成したアルゴリズムにより最適な「栄養TYPE」が決定される。(特許出願中)
・「栄養バランス」は、複数の栄養に関する代謝物の同定・検出に成功(特許取得済)ビタミン・ミネラル・たんぱく質の「栄養バランス」の評価が可能に。
使用方法
・試験紙を尿に浸し、専用スマホアプリで撮影すれば約10秒で解析が完了。
■TYPE別栄養食
名称：「TYPE FOOD」
販売価格：商品により異なる
特徴
・検査結果によってわかった5つのTYPEから選択可能な栄養食品。
・栄養素(ビタミン、ミネラルなど)の配合が異なる5つのTYPEの食品により最適な栄養の摂取が可能(特許出願済)
・350種類(70品×5TYPE)から選択可能
・初期商品は、蒸しパン、カレー、ドレッシングなど70品を準備
文＝吉田知生
