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パックン流「節約筋」の鍛え方。攻める手法(稼ぐ)だけでなく、守る手法(節約)を身につけよ

2023/11/28 19:00 | 更新 2023/12/02 11:49
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ストレスなく楽しく節約をするコツを語るパックン
ストレスなく楽しく節約をするコツを語るパックン【撮影=阿部昌也】

自分なりの工夫で、ストレスなく楽しく節約をする

では、具体的にどんなふうに節約していけばいいでしょうか。僕が実践してきた節約法はたくさんありますが、誰もがまずやるべきことというと、「固定費の見直し」が挙げられます。

「節約の王道」かもしれませんが、王道といわれるのはそれだけ効果が大きいからです。固定費は定期的に定額が出ていく出費ですから、一度見直せば、節約効果がそのあともずっと続きます。「ちりも積もれば山となる」で、長期的に見れば大きな節約ができるのです。

若くてまだ稼ぎがそれほど多くないというなら、家賃を下げてもいいかもしれません。今より狭い部屋や郊外に引っ越したら、最初は不便に感じることもあるでしょう。でも、それこそ慣れてしまえばなんてことはありません。

あるいは、スマホの契約プランを見直すのだって効果的です。3大キャリアではなく格安スマホに変えるなどすれば、ストレスを感じることなく節約できます。

そうして固定費を見直すことができたら、普段のお金の使い方も振り返ってみてください。みなさんのお金はどこに消えているのでしょうか。そこには、自分なりのパターンというものがあるはずです。

飲み代が多い人だったら、飲み会を控えるべきです。飲み会好きの人にとっては、最初こそストレスを感じることでしょう。でも、それだって工夫次第で対処できます。僕自身、20代のときの最大の出費は飲み代でした。稼ぎも少なかったので、幹事から「ひとり5000円ね」なんていわれると「厳しいな……」なんて思ったものです(苦笑)。

そうであるなら、自分が幹事になってひとり3000円の店を選んでもいいし、各自持ち寄りのパーティーをやってもいい。河原なんかでやれば、参加者にとっては居酒屋でやるよりずっと思い出深いパーティーになるはずです。将来のためにお金を残したいのなら、自分なりにどんどん工夫をしてほしいと思います。

お笑い芸人のパックンことパトリック・ハーランさんにインタビュー
お笑い芸人のパックンことパトリック・ハーランさんにインタビュー【撮影=阿部昌也】


この記事のひときわ#やくにたつ
・「自分で稼ぐ実感」というものを子どものころから持つ
・節約こそがいちばん確実な儲け方
・固定費の見直し後は普段のお金の使い方も振り返ってみる

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=阿部昌也

『パックン式お金の育て方』
朝日新聞出版(2022)
パトリック・ハーラン 著

【プロフィール】パトリック・ハーラン
1970年11月14日生まれ、アメリカ・コロラド州出身。1993年、ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。1997年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK『英語でしゃべらナイト』『爆笑オンエアバトル』をはじめ多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。『ABEMA Prime』でアンカー、『報道1930』でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義も行っている。25年以上の投資歴があり、金融教育の講師として全国各地で公演も行っている。『世界を動かした名演説』(筑摩書房)、『パックンの最新野球英語講座』(ベースボール・マガジン社)、『逆境力』(SBクリエイティブ)、『ハーバード流「聞く」技術』(KADOKAWA)など著書多数。

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