都内でCGクリエイターをしているうさを(@huwapunpun)さん。不動産広告の建築パースを描いたり、ムービーを作る仕事をするかたわら、会社仲間の制作部長・ポンコツさん、チームリーダー・ヤマモトさんと3名で社畜漫画「ふわふわ営業部vsぷんぷん制作部」を描いている。この漫画では、制作系のブラック企業で起こる“あるある”なネタをカルタ風4コマ漫画で紹介。妙にリアルなネタだが、うさをさんに聞いたところ、「あくまでも架空の3DCGの制作会社・カステラ株式会社を舞台に巻き起こっている物語」とのこと。今回はそんなネタの中から「ルール無用の業界」を紹介する。
今回の漫画は、営業も制作もこなす“俺様暴君”のリンリンが主役。うさをさんいわく「リンリンの仕事は常に最優先です。ほかの営業さんの仕事が入っていようが“できません”“終わりません”は通じません…強すぎて草！」と苦笑い。
今回リンリンが受注した仕事を受け持ったのは制作のチームリーダー・ヤマモト。最初の打ち合わせからすでに様子がおかしいようでヤマモトは汗ダラダラ。それもそのはず、打ち合わせ開始時間が夜の10時だった！
その後、仕事が走り出してからもリンリンは自分のペースにヤマモトを巻き込んでいく。リンリンの仕事を最優先するがゆえ、ヤマモトは残業を強いられ、夜中にやっと帰宅。しかし、リンリンは容赦ない。気になることがあれば、夜中2時であっても確認の電話を入れてくるので、ヤマモトの心が安まる暇はない。
そして極めつきは納品日。この仕事のスケジュールは当初から日曜日納品で組まれていたのだった。日曜の夕方に納品物を届けるとリンリンは「ごくろーさん」とご満悦。「すまんね」のひと言も、悪びれる様子もない。うさをさんはこの件に関し、「リンリン様にルールというものは存在しません！普通の会社にもこんな強者が存在するのか…謎です」と首をひねる。
X(元Twitter)には漫画だけでなく、社畜たちの“あるある”を描いた漫画のほか、登場するカステラ社社員のキャラ紹介もアップされている。仕事に疲れたときには、頑張って働いている社畜たちの漫画を読んでみてはいかがだろうか。共感できるエピソードに、“自分だけじゃないんだ”と、少し元気をもらえるはずだ。
画像提供：うさを(@huwapunpun)
