西島秀俊がテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」で主演 / (C)テレビ朝日
【写真】内野聖陽にネクタイを直されちょっぴり照れてる西島秀俊がかわいい

西島秀俊が、2024年3月放送のテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻(とき)」で主演を務めることが解禁。メインビジュアルが発表され、西島からコメントが届いた。

西島秀俊が“東洋の時計王”服部金太郎の人生を生きる「黄金の刻」

本作は、「東洋の時計王」と呼ばれた服部金太郎の人生を追う一代記で、楡周平の小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」が原作。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の人生を描く。

西島が主人公の服部金太郎を演じ、脚本は映画「凶悪」(2013年)で日本アカデミー賞・優秀脚本賞受賞の後、映画「東京リベンジャーズ」シリーズやドラマ「警視庁アウトサイダー」などを手掛けてきた高橋泉。監督は、オシドラサタデー「書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」(2021年、テレビ朝日系)やテレビ朝日2夜連続SPドラマ「キッチン革命」(2023年)などで知られる豊島圭介が手掛ける。

さらに解禁となったメインビジュアルは、撮影を写真界の巨匠・操上和美、デザインを名だたるアーティストのアートワークなどで知られるアートディレクター・森本千絵が担当。ひげを蓄えた威厳が漂うモノクロの西島が強烈なインパクトを放ち、金太郎や職人たちの、時計にかける想いや情熱が感じられるメインビジュアルとなっている。

丁稚奉公から時計商に…西島秀俊が演じる“服部金太郎”とは

「服部時計店」(現セイコーグループ)の創業者。現在の銀座で古物商「尾張屋」を営む父・服部喜三郎と母・はる子の間に産まれた一人息子。幼いころから習字やそろばんなどを学び、優秀な成績を収める。

14歳で洋品雑貨問屋「辻屋」の丁稚奉公に。この頃、主人・辻粂吉の娘で初恋相手・浪子と出会う。やがて、近隣の時計店の技術などを目の当たりにし、時計商になることを決意する。

修業を経て「服部時計修繕所」から始めたお店は「服部時計店」へと成長していく。しかし、お店が火事に遭い大きな損害を被ることに。その時に出会ったのが、後に妻となる山本まんだった。真面目で頑固だが、江戸っ子特有のユーモアも持ち合わせる。

西島秀俊コメント「父から僕へ…グランドセイコーを愛用しています」

今回のお話を頂いた時は、セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、一人の男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました。

脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、改めてこの役を演じてみたいと思わせていただきました。

演じさせていただく金太郎は、明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています。

実は、これは出来過ぎた話だと思われるかもしれませんが、父がずっと「グランドセイコー」をつけていて、僕が仕事をするようになったころにそれをもらい、今も愛用しています。ですので、個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります。

現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます。

これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!

※脚本担当「高橋泉」の「高」は正式には「はしごだか」