TVアニメ「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」舞台あいさつ付き先行上映会に登壇したキャスト陣 / 撮影:後藤響平
【写真】大人かわいい…!花柄のワンピース姿で出席した声優・加隈亜衣

2024年1月7日(日)から放送を開始するテレビアニメ「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」(TOKYO MXほか)の先行上映会および舞台あいさつが12月16日に都内で開催。舞台あいさつに、声優の加隈亜衣、大河元気、梅田修一朗、古谷徹、武虎が登壇し、作品やキャラクターへの思いを語った。

加隈亜衣、3歳のネマ役に「まさかご縁があるとは」

原作・向日葵、漫画・高上優里子による累計発行部数200万部突破の同名作品をテレビアニメ化した本作。

「人間以外の生物に好かれる」という特別なスキルを神様から与えられた秋津みどりは、27歳という年齢で過労死してしまい、貴族の末娘で3歳のネフェルティマ・オスフェ(CV:加隈)、通称・ネマとして異世界に転生。特異な能力を駆使して、もふもふな生き物たちや魔物たちと触れ合いながら、人間と生き物たちとの共存を目指すファンタジー作品となる。

オーディションに受かった際の感想を聞かれた加隈は「受かったのはすごくうれしかったんですけれど、自分の事務所の方で音声を録音して選考してもらうオーディションだったんです」と回顧。

続けて、「まず『(演じる役が)3歳!? 3ちゃい?』みたいな(笑)。でも『受けられてハッピー!これが人生のピークくらいで!』みたいな気持ちだったから、まさか受かるとは思ってなかったです」と、驚きながらも喜びがあったという当時を振り返った。

ネマの父親であるデールラントに役が決まった後、古谷は「急いで原作を買って読みました」と告白し、「小説版をまず読んだらハマっちゃって。ストーリーと、あと設定が良いですよね。主人公のネマが実はアラサー女子だっていう。ここのギャップがすごく良くて。心の声は今風なんですよ」と称賛した。

さらに、古谷は「あと、僕、実はいろいろなヒット作品に出させていただいているんですけど(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、「ファンタジー系ってほとんど出演してなくて、初ファンタジーじゃないかな。ファンタジー系の作品も好きだからいつか出たいと思ってたら、今回出ることができてすごくうれしかったです」と明かした。

大河元気、猫を愛でる姿を披露し古谷徹が共感

自身が演じるネマについて、加隈は「前世は働き詰めで過労死してしまうんですが、すごく頑張り屋さんというところは、転生後のネマとしても残っています。頑張り屋さんなんですけど、前世ではもふもふなでなでするのをずっと我慢していましたが、転生後、それを解放してネマとしての人生を歩んでいきます」と紹介。

さらに「かわいいものを愛でてるときって、かわいいときあればヤバいときもあるというか(笑)。ネコちゃんと喋るときに、こんなダンディーな人が赤ちゃん語を喋るんだ、みたいな」という意外性について話す。

すると、すかさず大河が「すみませんでした!」と大声で謝罪。それを受けた加隈が「あるんですか?どんな感じになるんですか?」と聞くと、大河は「どうしたのー?どうしたのー?」と赤ちゃん語でネコを愛でる姿を披露し、客席からは笑い声が上がった。

そんな中、古谷が「赤ちゃん言葉になっちゃんだよね。すごく分かる」と助け舟を出すと、大河は「よかったー、一人じゃなかったー」と安堵(あんど)していた。

◆取材・文=後藤響平