「グミは食べるとお腹が膨れるし、それなりに栄養も入った万能食だ! なんて根拠のない自論を持っていた私。もちろん、勝手な思い込みなので、振り返ると恥ずかしいのですが、その自論は息子に受け継がれていたんです。もうやめて...」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
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■やっぱり親子!? 息子もグミを重宝していた!


私は今でも当時の習慣が抜けず、たまに忙しくて朝食がとれなかったときは、フルーツグミを食べながら出勤することがあるため、グミはストックしています。
それが最近、専門学校に通う息子(現在19歳)が寝坊した日に、お菓子ストックから私が買い置きしているグミをひったくるようにかばんにつめて家を出ていくことに気づきました。
それも一度ではなく何度も。
ある日、息子に聞いてみました。
「なんで寝坊したとき、お母さんのグミを持ってくの?」
「朝は糖分とったほうがいいって聞いたし、グミって嚙んでたらそれなりに腹膨れる気するやん。他のお菓子よりかさばらんし。あっ、あと果汁入っとるけん、ごくわずかやとしてもフルーツとった気になるやん」
どや顔で答える息子。
それを聞いた私はお腹を抱えて大笑いしてしまいました。
考えていることが私とまったく一緒だったとは! つくづく親子だなと感じてしまいました。
「それに、もともとグミは硬いものを噛むことで子どもの噛む力を強くして、歯に関わる病気を防ごうとドイツで作られ始めたお菓子やから、歯にもいいと思って」
どうやら息子は私の食習慣を受け継いだだけでなく、自分なりの「朝ごはんグミ最強論」を持っているようです。
得意げにうんちくを話す息子、私は笑い過ぎて膝から崩れ落ちていました。
リビングで笑い転げている私を見て、夫(54歳)は「ほんま親子やな~」と若干呆れつつ、一緒に笑ってくれました。
今でも私はグミの買い置きを続けています。
そして我が家の朝、たまに息子とグミの取り合いが起こっています。



漫画:ようみん/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記