高橋恵プロ / ※提供画像
【写真】カラフルなウェアが似合う…高橋恵プロ、ゴルフ場で満面の笑み

ベテラン女子プロゴルファーと若手女子プロゴルファーがペアを組み、コースを知り尽くしたアマチュアペアと真剣勝負を繰り広げる人気ゴルフ番組ゴルフ番組「ゴルフW」(毎週土曜夜8:00-9:00、BS松竹東急<全国無料放送・BS260ch>)。本記事では、12月2日(土)と12月9日(土)の放送に出演する高橋恵プロにインタビューを行い、ここ最近の調子や課題、今後の目標のほか、彼女の持ち味である“飛距離を出すコツ”についても語ってもらった。

パターは永遠の課題「イップスっぽくなってしまった時期もありました」

――最近の活動内容や、今シーズンの調子を教えてください。

ここ2年はステップアップツアーを主戦場として戦っているのですが、去年は予選落ちが続いていて、「この先どうなるんだろう?」と不安を抱えていました。今年は良くなってきて、予選は通るようになりました。ただ、なかなか上位で戦えていないので、その原因を探りながら試合を戦っている状態です。少しずつ自信も取り戻せるようになってきたので、来年はレギュラーツアーで戦えるようにQT(翌年度のJLPGAツアーおよびJLPGAステップアップツアーの出場資格を決定するためのトーナメント)に向けて準備をしているところです。

――上位で戦えない原因をご自身ではどのように分析されていますか?

私の場合は、昔からアプローチパターが課題で、イップスっぽくなってしまった時期もありました。まだ全然治っていないのですが、3年前くらいのフォーパット、ファイブパットしていた時期からは脱出できて、少し歯車が合うようになってきました。とはいっても、パターは永遠の課題ですね。

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ドライバーで飛距離を出すコツは「昔からの蓄積」

――高橋プロは飛距離が持ち味ですが、ドライバーで飛距離を出すコツがあれば教えてください。

最近の女子プロは私より飛ばす方ばかりで、今は「飛ばし屋」なんて言えなくなってきているところもあるのですが(笑)。

ジュニアの頃から飛距離は出ていた印象なので…コツはなんだろう?小さい頃から一生懸命ドライバーを振り回していたのかな(笑)。やっぱり昔からの蓄積というか。スイングを変える必要があったりもするから、大人になってから飛ばせるようになるのって意外と難しいんですよね。小さい頃から「飛ばしたい!」と思って精一杯振ったりしていくと、自然と大きく、だんだん飛ぶようになっていくのかな。よく聞かれるのですが、説明がなかなか難しいですよね。

――では、スイングで意識していることは?

試合が続いていくと曲げたくないと思って、フェアウェイに置こうとしてスイングが小さくなってきてしまうんですよね。なので、そういうときこそ思い切って振るのを、コースでも練習場でも意識して、飛距離が落ちていかないようにしています。

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全米女子オープンや全英女子オープンには「27歳の今でも、そこに出て活躍したいという憧れはある」

――プレーヤーとして今後の展望があれば教えてください。

まだまだ試合で活躍したいという気持ちは残っているので、今はレギュラーツアーで優勝するということを目標に頑張っています。それを達成するまでは、試合に出ないという選択肢はないですね。

――BS松竹東急では2023年から全米女子オープンをはじめとした海外の3大メジャー大会を放映しています。まだまだ試合で活躍したいとのことで、それらの大会に対するプレーヤーとしての思い入れを教えてください。

全米女子オープンは毎回予選会に出ていて、全然ダメなんですけど、憧れはあるから「出たいな」と思って挑戦しています。プロになって全米女子オープンや全英女子オープンに出たいと頑張っている若い選手も多いと思いますし、私もそうでした。今の自分の実力では全然届かないので、かけ離れてしまっている感じもありますが、27歳の今でも、そこに出て活躍したいという憧れはあるので、頑張りたいと思います。

※高橋恵の「高」は正しくは「はしごだか」

高橋恵プロ&北田瑠衣プロ / ※提供画像