この世のどこかに“悪の秘密結社ネコ”が存在するかもしれない… / ©ぱんだにあ『悪の秘密結社ネコ』/イースト・プレス
【漫画】ネコに夢中になっている人は“悪の秘密結社ネコ”に操られているのかも…あるある話に「めっちゃわかる」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、可愛らしい猫がたくさん登場するぱんだにあさんの『悪の秘密結社ネコ』をピックアップ。

2023年8月31日にX(旧Twitter)で『猫を撮る者たち編』を投稿したところ、8,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ぱんだにあさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

いつの間にかネコに夢中になっていたのも実は“秘密結社ネコ”の仕業かも…

『悪の秘密結社ネコ 猫を撮る者たち編』より / ©ぱんだにあ『悪の秘密結社ネコ』/イースト・プレス
この世界には、人間にネコの恐ろしさを伝えて、その魅力から逃れられなくする“悪の秘密結社”があるかもしれない…。

今回の漫画には、そんな“悪の秘密結社ネコ”に所属するユニークなキャラクターを含む、たくさんのネコたちが登場している。そして、普段、人間が何気なく触れあっているネコとのやりとりは、実はネコによって仕組まれて、手の平で転がされている…というお話なのだ。

例えば、散歩中や旅行中にも、思わずネコを目で追って写真を撮ってしまう。愛猫のベストショットを撮りたいのに、ブレてしまったり変な表情になってしまったり、思うような写真が撮れずモヤモヤしてしまう。といった状況は、人間がネコに夢中になるために、“悪の秘密結社ネコ”によって仕組まれているのだ。

他にも、野良猫を拾う出会いや、何かをやろうとしていた人間の目の前に現れて邪魔をする様子など、実はすべてがネコによってコントロールされている。そして、いつの間にか人間たちはネコに魅了されていってしまうのだ。

作中に出てくるネコの様々な行動は、人間にとって「ちょっと困るなぁ」と思うときもあるけれど、結局「ネコだから仕方ない」と思ってしまうところが、すでに“秘密結社ネコ”の毒牙にやられてしまっている証拠なのかもしれない…。

ぱんだにあさんのX(旧Twitter)では、今回の『秘密結社ネコ』をはじめ、たくさんのネコ漫画が投稿されている。ネコの沼にハマってしまっている人は、ぜひチェックしてみてほしい。

作者・ぱんだにあさん「こんな猫の結社がもしかしたら世界のどこかにあって」

『悪の秘密結社ネコ 猫を撮る者たち編』より / ©ぱんだにあ『悪の秘密結社ネコ』/イースト・プレス
――『悪の秘密結社ネコ』を描き始めようと思ったきっかけや理由などをお教えください。

創作物にでてくる悪役が好きなのですが、それをイースト・プレスの担当の方が悪役好きなんて面白いですね!と言ってくださった事です…。

好きな物(猫)+好きな物(悪役)でできたお話です。

――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

こんな猫の結社がもしかしたら世界のどこかにあって、自分の家の猫も参加してるかもしれない、これが創作物とはわかっているけれどあったらいいなと思ってもらえるような物を描きたいと思っています。

――今回ご紹介させていただいている『猫を撮る者たち編』をはじめ、本シリーズを投稿すると、多くの“いいね”とともに猫好きな読者からコメントがたくさん寄せられています。反響をどのように受け止めていらっしゃいますか。

私も猫が好きなので、自分の家の猫もそうです、とか、自分もこういう所があります!という感想とともに猫の画像がはってあると嬉しくてにやにやしてしまいますね…。

――決めるのは難しいと思いますが、ぱんだにあさんにとって猫の一番恐ろしいところ(魅力)を理由とあわせてお教えください。

人間の気持ちや言葉をわかっているようでわかっていないようで、わかっていそうな所です。

――今後の展望・目標をお教えください。

可能なら猫が人間をうどんにする絵本が描きたいなと思います。

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

読んでくださってありがとうございます。そして、皆さんの猫や犬(他の動物も)との暮らしを見せていただけてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします…。