大倉空人“天”&日向亘“龍司”「君となら恋をしてみても」第2話より / (C)2023 窪⽥マル・⽩泉社/ドラマ「君となら恋をしてみても」製作委員会・MBS
【写真】大倉空人“天”が日向亘“龍司”に笑顔を向ける

日向亘と大倉空人(原因は自分にある。)がW主演を務める「君となら恋をしてみても」(MBS毎週木曜深夜0:59-1:29 tvk毎週木曜夜11:30-12:00ほか)の第2回が10月12日にMBSドラマ特区枠で放送された。天(大倉)が龍司(日向)に中学時代のトラウマを話すようすが描かれ、見ているだけで辛くて胸が痛んだ。(以下、作品のネタバレを含みます)

「君となら恋をしてみても」とは

本ドラマは、窪田マルによる人気BL漫画を原作に、神奈川・江ノ島を舞台に描かれる男子高校生たちのまばゆい恋の物語を実写化。世話焼きの高校生・山菅龍司(日向)と、転校生・海堂天(大倉)が江の島で出会い、少しずつ引かれ合っていくさまを描く。

日向が演じる龍司は、江の島で実家の食堂を手伝う世話焼きの高校生で、誰にでも優しく、真っすぐなキャラクター。大倉が演じる天は、過去のトラウマを抱えた転校生で、龍司と出会い過ごしていくうちに次第に心を引かれ、前を向いていく。

天は龍司に過去のトラウマを話す

過去のトラウマから、自分に本気の恋なんて出来ないと諦めている海堂天(大倉)。祖母と暮らすために江の島へ引っ越してきた矢先、顔が好みな山菅龍司(日向)と偶然出会う。転校先の高校でも天は龍司と同じクラスの同級生となる。

天の家の給湯器が故障して天と龍司は銭湯に行く。同性が好きだということをまた冗談めかして話す天。龍司がいつからかと聞くと公衆浴場のことだと思って、修学旅行以来かなと天は答える。

「じゃなくて、いつからそうやって茶化して話すようになったんですか?」と真摯な目で尋ねる龍司。天は中学の頃に好きなやつがいたと話し始める。

天「俺、男が好きなんだ。だから女子とは付き合わない」

天が中学時代に同級生たちから、また女子からの告白を断ったことを言われ、熟女好きなのかと突っ込まれる。すると友だちは「俺は年上好きだけどなぁ」と言う。

2人だけの帰り道、「さっきはありがとう。助けてくれたのかなぁって」と天が言うと「お前あの手の話苦手だろ。いつも困った顔してるからさ」と友だちは天のほっぺを指でちょんと触る。

友だちの優しさに触れた天が「俺、男が好きなんだ。だから女子とは付き合わない」と言うと友だちは「マジ。ゲイってやつ?なにそれ、ウケる」と笑い出す。天はショックを隠して「そう。ウケるっしょ!」と笑うのだった。

天は湯船の縁に腕をかけて「俺ビビリだからさ、予防線張っておかないと。怖いんだ、傷つくの」と言う。龍司が「海堂さん…」と言いかけるが、「先出るね」と言って天は湯船を出て行くのだった。

天が同性を好きなことを茶化すようになるきっかけとなった中学時代のトラウマが辛くて胸が痛んだ。

◆構成・文=牧島史佳