子どもが大人へと変わっていく「思春期」は、おおよそ8歳頃から17、8歳まで。そして「反抗期」もまた、同時期にやってくるものです。親や大人からすれば、反発してばかりの子どもはときに厄介に感じてしまうこともありますが、大事な成長過程の一つと言われています。
漫画家・月野まるさんの家には、ナイフばりにキレッキレな俺様長男と、お調子者な次男がいます。口を開けば「うっせぇな!」と絵に描いたような反抗期を迎えていた長男ですが、専門学校生となって母への反応に落ち着きが見えてきました。一方次男は高校3年生となり、「お母さんと呼ぶのはキモい」と言い出し「おかん」呼びをするように。お互い思春期を迎えて会話がなくなっていた兄弟同士も、幼いころの仲良しぶりが戻ってきました。
子どもたちの成長に伴って、母子・兄弟の関係性は自然に変わっていくもの。反抗期で苦労しただけに、感慨深くなるものですね。思春期の息子たちと母親のリアルな日常をお届けします。
※本記事は月野まる著の書籍『ナイフみたいにとがってら4 反抗期終わりかけ男子観察日記』から一部抜粋・編集しました。