夜ドラ「褒めるひと褒められるひと」 / (C)NHK
【写真】黄色の柄シャツが映える高橋優のクールなショット

森川葵が主演を務める「夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』」(夜10:45-11:00、NHK総合)の主題歌に、高橋優の楽曲「spotlight」が決まったことが発表された。たけだのぞむ原作の同作は、会社の総務部を舞台に“褒めるひと”と“褒められるひと”が織りなす“ほっこり日常系お仕事ドラマ”。主題歌決定にあたり、高橋優と森川葵がコメントを寄せた。

高橋優「作詞をする上で大切にしてきたテーマと重なる部分がある」

楽曲を作るにあたってドラマ制作スタッフの方々と打ち合わせをした際に“褒められたような気持ちになれる楽曲”というリクエストをいただきました。誰かを褒めるだなんて、自分のような者がそんな偉そうなことは出来ないと思いつつ、せっかくなのでスタッフの皆さんに「どのように褒められたらうれしいですか?」と質問をぶつけてみました。すると、皆さん口をそろえて「何か特別なことを褒めてほしいわけではなく、当たり前にやっている日常のことを見ていてほしい」とおっしゃいました。そのお言葉の中に、自分が今まで作詞をする上で大切にしてきたテーマと重なる部分があるように思われました。

高橋優「あなたにとっての光となりますように、願いを込めて作りました」

たとえばスポットライトは、特別な対象に向けられる光ですよね。照らせばそこだけ輝きます。その光を浴びるために身を削る人もいれば、そうではない役回りに徹する人もいます。光の当たらないところで頑張る人たちです。脚光を浴びる人を見て熱狂する人もいれば、光の当たらないところで頑張る人に勇気をもらう人もいます。いずれにせよ、どこかの誰かが、あなたの頑張りをこっそり見て勝手に励まされていたりするかもしれません。あなたの存在が、巡り巡って誰かを輝かせているかもしれません。

誰も気付いてない日常にこそ向けられるべきスポットライトがあります。そんな愛あるまなざしが、この時代にどれほど残っているでしょうか。「spotlight」が、あなたにとっての光となりますように、願いを込めて作りました。ぜひともドラマと共に楽曲を聴いていただけたら幸いです。

森川葵「日々精一杯生きている私達の背中を押してくれる」

少し失敗してしまってもうつむかずにもう一度上を向いて頑張ってみようと思わせてくれる、日々精一杯生きている私達の背中を押してくれる、そんな曲だなと思いました。うつむきそうになった時には、この曲を聴いて撮影頑張ります!

夜ドラ「褒めるひと褒められるひと」とは…

市川(森川)はおもちゃメーカーの総務部に勤務する25歳。日々きっちり仕事をこなしても特に評価されないが、ある日ちょっとした失敗をしてコテンパンに怒られてしまう。落胆した市川は給湯室で一人「褒められたい」とつぶやくが、偶然それを聞いた先輩の坂東(川崎鷹也)が彼女を元気づけようと、「インド象のような目の輝き!」「忍者的な仕事ぶり!」などクセが強くて分かりにくい褒めを連発し始める。褒めてもらえるのはうれしい市川だが、あまりにズレた坂東さんの褒め方に困惑してしまう。

さらに、ちょっと厳しい先輩の小佐川(野呂佳代)や、お調子者の新入社員・中村(葉山奨之)、企画部のエース大和響一(関口メンディー)、総務一筋の真面目な松本部長(正名僕蔵)、おしゃれでダンディーな中村社長(伊武雅刀)ら、個性的なメンバーが登場する。