人に会った後「ひとり反省会」をして悩んだり、必要以上に他人に気を遣ってしまったり...「しんどい」と感じた時は、心がラクになる考え方を取り入れてみませんか? 『あなたの「しんどい」をほぐす本』(KADOKAWA)は、心理学の観点から「自分なんて」が「自分らしく」に変わる考え方を35のテーマで紹介。今回は本書の中からテーマを厳選してお届けします。心をほぐす言葉と可愛いイラストをお楽しみください。
※本記事はPoche (著)、もくもくちゃん(イラスト)著の書籍『あなたの「しんどい」をほぐす本』から一部抜粋・編集しました。

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2 ひとり反省会で悩むのは、あなたが頑張った証拠


「この時計どう思う?」って聞かれたから「わぁ、素敵!」ってテンション高めに答えたけど、「○○さんによくお似合いです」って落ち着いて答えた方がよかったかな。それとも「すごくいいデザインですね。どこのですか?」って話を広げた方がよかったかな......いや、違うな。あれは彼氏からのプレゼントみたいだから、「わぁ、いいですね。プレゼントですか?」って聞いてあげた方が喜んでくれたかな。
こんなふうに相手の言葉や表情、その場の雰囲気をリアルに思い出しながら「その日、自分が言ったこと」を反省すること、ありませんか?
誰かと会った後にグルグル考え込む、ひとり反省会。
疲れ果てて家に帰って「無」になりつつ開く、ひとり反省会。
寝る前に限って延々と開催される、ひとり反省会。
いろいろなひとり反省会がありますが、考えれば考えるほど後悔ばかりが出てきて、自分が嫌になったり、落ち込んだり、凹んだりしてしまうことが多いようです。
でも、ひとり反省会で落ち込むのは「あなたがダメだから」ではありません。
「言い方が悪かったかな」「あのとき、ああ言えばよかったかな」と後になって悩むのは、あなたが誰よりも相手の気持ちを考えているから。自分のことだけ考えていたら、こんなふうに悩めません。
当時の会話を思い出して悩めるのは、丁寧に言葉を選んで話していたから。その場しのぎで適当に会話をしていたら、会話の内容なんて覚えていられません。
つまり、あなたは「こんなに落ち込むほど一生懸命頑張った」のです。
相手に楽しんでほしいな、喜んでほしいな、そのためのベストはなんだろうと考えて言葉を選ぶ。これはとっても素敵なことであり、あなたの良さです。
そんな自分の良さを認めてあげてくださいね。
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