「MUJI BASE TESHIMA」は、2010年の瀬戸内国際芸術祭の作品兼レストランの運営スタッフの寮としてリノベーションされた、現在築90余年になる古⺠家を受け継いだ施設を良品計画が内装の企画・デザインを行い、無印良品の世界観を体現した施設。Airbnbが提唱する「地域に暮らすような滞在」、そして良品計画が提案する「感じ良い暮らしと社会」を体現する中長期滞在型施設であり、良品計画が所有・運営する「MUJI BASE」としては「MUJI BASE KAMOGAWA」(千葉県鴨川市)に続く第2弾となる。

【写真を見る】4月9日より随時Airbnbにて宿泊予約開始

4月26日(金)にオープンする滞在型宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA」
また、古⺠家を地域の新たな観光資源として生まれ変わらせた「MUJI BASE TESHIMA」のAirbnbプラットフォームへの掲載は包括連携協定に基づく取り組みとなる。今後も Airbnbと良品計画は、双方の強みを活かしながら地域の建造物に新たな価値を吹き込むことで、多様性に富んだ宿泊施設を国内外の旅行者に提供していく。

無印良品の世界観を体現した「MUJI BASE TESHIMA」を紹介!

リビングとダイニングの間にあった水回りを撤去することで部屋間を簡単に行き来できるようにし、またリビングの一部の壁を撤去してルーバーを設置することで、圧迫感のない開放的な寝室空間を作っている。フローリングも無垢フローリングに張り替えている。アートの島として知られる豊島の宿泊施設にふさわしく、日本の美意識や見立てをテーマにしつらえた空間は、良品計画が展開するインテリアブランド「IDÉE」がコーディネートを担当。日本のヴィンテージ家具、モダンデザインのインテリア、日本のアーティストによる作品のほか、滞在中に使える器も、豊島周辺の瀬戸内を中心に活動を行う現代作家の器をセレクトしている。そのほか、レコードのセレクションやMUJI BOOKSによる選書本、無印良品の家具や家電も用意。

【写真を見る】4月9日より随時Airbnbにて宿泊予約開始

ミルクの島?香川県豊島について

豊島は瀬戸内海の東部、小豆島の西方3.7キロメートルに位置する島。面積14.5平方キロメートル、人口約760人、島の中央にそびえる壇山からは湧水が出ており、古代から現在にいたるまで豊島の稲作、農業、そして人々の生活を支えている。近代に入ってからは酪農が栄えたこともあり「ミルクの島」と呼ばれ、戦後間もなく先進的な福祉施設ができたことから「福祉の島」としても知られる。1970年代から始まった産業廃棄物の不法投棄は、全国的にも最大規模の産廃問題となったが、不法投棄された廃棄物の処理も進み、環境の再生を目指した取り組みが続いている。2010年には豊島美術館をはじめとする現代アートの施設もでき、国内外から多くの人が訪れている。

良品計画とAirbnb Japanが共同プロデュースする「地域のにぎわいをつくる」取り組み

両社は2022年9月、「全国の遊休不動産の共同プロデュースを行い、日本の宿泊施設の多様化と地域のにぎわいづくりに寄与する」ことを目的に包括連携協定を締結した。この取り組みとして、北海道清水町の移住体験住宅(旧教員住宅)を「現地に暮らすような宿泊体験ができる空間」として、インテリアコーディネートおよびリノベーションを実施。2023年8月には、包括連携協定の第二弾、そして「MUJI BASE」のAirbnbリスティング第一弾として古⺠家をリノベーションした宿泊施設「MUJI BASE KAMOGAWA」を千葉県鴨川市にオープン。“食と農”をテーマに地域事業者と協業し、生産者から農業を学びながら体験できるプランなどを展開することで、地域活性化に取り組んでいる。

MUJI BASE は、無印良品が提案する地域に根差した暮らしの拠点。「地域文化の体感基地」をコンセプトに、自然と共生しながら、地域の文化や食材を活かした生活を体験することで、訪れる人々に新たなライフスタイルを提案。また都市から離れた場所での穏やかな日常を体験し、地域の魅力を再発見するための場所となることを目指している。

Airbnb (エアビーアンドビー)とは

Airbnbのコミュニティは、2人のホストがサンフランシスコの自宅に3人のゲストを迎えた2007年に生まれ、以来ホスト数は500万人に増え、世界中のほぼすべての国と地域で15億人を超えるゲストを迎えてきた。Airbnbのホストは、今日もまたオリジナリティあふれる滞在とユニークな体験を提供しており、ゲストが心のつながりと居心地のよさとともに世界を体験することを可能にしている。

※「Airbnb」「エアビーアンドビー」「エアビー」の各名称およびロゴは Airbnb Inc.の登録商標。