れんこんととり皮のきんぴら / (C)ツレヅレハナコ/KADOKAWA
オイルも肴に! おなじみ食材で作るこじゃれたおつまみ「かにかまアヒージョ」/ツレヅレハナコの2素材で私つまみ(1)

食と酒と旅を愛する文筆家・ツレヅレハナコさん。彼女が大事にしているのは、ひとりで晩酌する時間だそうです。

しかし毎日の多忙な状況、何品も凝ったおつまみは作れない…。そんなときに作っているのが、なるべく少ない材料で簡単にできるメニュー! 「ササッと仕上げて一杯目を飲むのが幸せの瞬間」と語るツレヅレハナコさんのレシピ、ぜひ今夜の食卓に取り入れてみてはいかがですか。

※本記事はツレヅレハナコ著の書籍『ツレヅレハナコの2素材で私つまみ』から一部抜粋・編集しました。

れんこんととり皮のきんぴら

■居酒屋さんでほれ込んだおつまみがヒント。

とり皮をうまみのもととして使います

れんこんととり皮のきんぴら / (C)ツレヅレハナコ/KADOKAWA
うちの近所に、おばあちゃんが1人でやっている居酒屋さんがあります。 飲みに行くと、昔ながらの茶色いつまみを出してくれるのですが、これがめっ ぽううまい! 中でもとり皮とごぼうを甘辛く煮たものが絶品で、あればあるだけ食べるほど。

おいしさのコツを聞くと「とり皮を使うこと。脂がよくまわっておいしいのよ」。確かに根菜ととりの脂の相性は抜群。とり皮を具として入れるというよりは、「うまみのもと」と思うと、おばあの味に近づくかもしれません。今回は手軽なきんぴらをご紹介しますので、ぜひ「皮だけ肉なし」でお試しを!

■今夜はこの2つで!

・とり皮

・れんこん

今夜はこの2つで! / (C)ツレヅレハナコ/KADOKAWA
■材料(2人分)

皮…1枚

れんこん…200g

砂糖



しょうゆ

みりん

ごま油

七味とうがらし

1 れんこんは皮つきのまま薄い輪切りにして水にさらし、ざるに上げる。とり皮は2cm四方に切る。ボウルに砂糖、酒、しょうゆ、みりん各大さじ1を混ぜる。

2 フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、とり皮を入れて端がカリッとするまで炒める。れんこんを加えて約1分炒め、1の合わせ調味料を加え、汁けがなくなるまで炒める。

3 器に盛り、七味適量、好みで白いりごまをふる。

著=ツレヅレハナコ、撮影=キッチンミノル、スタイリング=佐々木カナコ、編集協力=磯部麻衣/『ツレヅレハナコの2素材で私つまみ』