都内でCGクリエイターをしているうさを(@huwapunpun)さん。不動産広告の建築パースを描いたり、ムービーを作る仕事をするかたわら、会社仲間の制作部長・ポンコツさん、チームリーダー・ヤマモトさんと3名で社畜漫画「ふわふわ営業部vsぷんぷん制作部」を描いている。この漫画では、制作系のブラック企業で起こる“あるある”なネタをカルタ風5コマ漫画で紹介。今回は社畜カルタ最終回となる「ん?なんでまだこの仕事続けてんだ?」を紹介する。
社畜・うさをはふと考えた。サービス残業続きの毎日、薄給で馬車馬のように働かされている現状。こんな悪環境なのに、なぜこの仕事を辞めずに続けているのだろう、と!
うさをは「考えたら辞めちゃうな…」と思いつつも、たまに冷静になって自問自答する。果たしてうさをのなかで答えは見つかるのか…?この漫画についてうさをさんに話を聞いてみた。
――うさをさんのお仕事について教えてください。「パース屋」とはどんなお仕事でしょうか?
デベロッパーさまや広告代理店さまからお仕事をいただいて、新築マンションや戸建て、商業施設等が竣工する前後に、完成予想図を3DCGで起こすお仕事になります。実際に住むお客様がそこに住むことを想像できるよう、1枚絵や動画、VR等でイメージをつくっています。
――かなり多忙な現場のようですが、うさをさんは、なぜこの仕事を続けていると思いますか?
昨日の自分より今日の自分がもっといいものを作れるようになるかもしれない…。そんな淡い期待と自分への可能性を信じているので、なかなか辞められないのだと思います。
うさをさんのX(元Twitter)には、社畜たちの“あるある”を描いたカルタ風漫画が「あ」~「ん」までそろう。妙にリアルなネタだが、うさをさんに聞いたところ、「あくまでも架空の3DCGの制作会社を舞台に巻き起こっている物語です」とのこと。登場するカステラ社社員のキャラ紹介も注目だ。仕事に疲れたときには、頑張って働いている社畜たちの漫画を読んでみてはいかがだろうか。共感できるエピソードに、“自分だけじゃないんだ”と、少し元気をもらえるはずだ。
画像提供:うさを(@huwapunpun)